大変ご無沙汰致しております。

最近全く撮影に行けていません。


4月後半〜5月中旬は、私的に撮りたいものがないのです。

GWはどこへ行っても人だらけで、
渋滞だらけですし。

桜が終わった後は、つつじに季節で私の家の庭のつつじも咲き始めましたが、
風景写真にはなりません。
花の写真としてなら撮れますが、
あくまでも私は風景写真専門なので。

モチーフの一つにはなりますが、
庭の花を撮るだけではモチベーションが上がりません。

つつじは5月末ころから山あいで見ごろになるので、
その頃に山へ行って撮ろうと思っています。




で、今回の記事ですが。

暇だったので、壊れたケーブルレリーズの修理をしてみました。



ケーブルレリーズとは、カメラを三脚などに固定した際に使う
優先式のシャッターボタン装置です。

昔はワイヤー式でカメラのシャッターボタン部に
ネジ止めして使う方式だったので、壊れた事は無かったのですが、
今のカメラは電気式なので、途中の銅線が断線して反応しなくなるのです。

安物のスマホの充電ケーブルがよく断線するのと原理は一緒です。

で、これを壊れる度に買い換えると痛い出費になるので
自分で直せないものか、と。


カメラとケーブルレリーズの接合部はメーカーによって異なりますが、

私が使っているPENTAXはイヤホンのジャックの様な形状をしています。



ですが、よくよく測ってみたら、

イヤホンジャックが3.5 mmφ(ステレオ)なのに対して

カメラの方は2.5mmφ。

太さが違うので刺さりません。








そのままだと刺さらないので、

Amazonで変換ケーブルを購入。

五本で700円ほど。


断線した銅線は使っていない箪笥の肥やしの

イヤホンのケーブルをぶった切って流用。





上から

タイマー機能付きのレリーズ(既に銅線を取り外してある状態)

PENTAXの純正レリーズ(既に3.5mmφのケーブルに交換済み)

ハードオフの青箱で見つけた他社用のケーブルレリーズ。







裏蓋を開けたもの。

一番上のタイマー機能付きの物は電子回路の基盤が入っています。
その回路を動作させる為に電池も必要(単4電池x2)。

下2点は板バネ式の簡素な作り。
他社用でも同様の構造です。
電流はカメラから供給されるので、
こちら側には電池は必要ありません。






↑ 中身を横から見た写真と、構造を図にしたものです。


板バネが3枚見えます。


理屈は以下。


ケーブルレリーズのシャッターボタンを押すと

まず1の板バネが押されます。

そして2の板バネと接触したタイミングで

シャッター半押しの状態になります。


さらに押し込んで3の板バネまで接触すると

シャッターが切れる。

と言う、仕組みになっています。



他社製のも同じ構造で、

コネクタ部分だけ違うんだろうなと思って、

銅線部分を交換してやれば使えるだろうと思い、

予備として買ってきました。

青箱のジャンク品なので110円でした。






ちなみに、ケーブルの中身。


基本は白、赤、黒の3色。



たまたま今回使ったケーブルは赤ではなく緑。

さらに黒ではなく、白と緑(赤)を包む様な(被覆)タイプでした。


黒はこの被覆銅線と繋ぎました。



↑の写真の左の紙状の物は、

全体を包む被覆の絶縁用紙?です。


私はハンダゴテを使うのが下手なので、

接合は各色同士を手で捩って繋いで、

絶縁テープ貼って、さらに全体を絶縁テープで巻いただけ。


かなりアナログで簡素な修理ですが、

これで壊れていた3本中の2本が使える様になりました。


そして今後また壊れたら、安く直せる目処がついたので

しばらくはこれで凌そうです。



来週にはどこかへ撮影に行きたいなあ、と思っています。


次回こそは撮影記!