撮影はまだ湯ノ湖畔。




温泉特有の匂いがします。

でも、そんなにキツくは無いです。





日光白根山は見えない?ですが、

冬の山上湖的な雰囲気。






湯元温泉から流れ出る温泉水のお陰か、

凍っていない水面もあります。


温かいのでしょう。

水鳥がたくさん休んでいました。





水鳥が遊ぶ水面と、

奥にはうっすらと凍った湖面の

鈍いリフレクションが見えます。




そして車へ戻って、一呼吸した後、

国道沿いにアスファルトの道を降りて湯滝へ。


駐車場脇から階段もあるのですが、

この時期は積雪で埋もれています。

滑ると危険なので国道を降りた方がいいです。


湯滝の近くには有料駐車場もありますが、

この時期は雪に埋もれていますし、

利用客も少なさそうなのでお休みです。


雪で物理的にも閉鎖されています。


その駐車場を雪中行軍で掻き分けて湯滝へ。




湯滝の下、目の前に展望デッキがあります。

お土産屋兼お食事休憩所もあります。

冬以外の営業時にはお客様で賑わいます。




見上げると枝先に雪玉。





そして流れの中に生命の息吹が。

何か洗っている様でした。





湯滝下から林間コースへ。

橋の積雪は、、、。


この勢いで林間コースも積もっているんだろうなあ。






コース始めは踏み固められた形跡が。

ここまで来る人はいるんでしょう。

この先は、、、、。



次回、雪の林間に迷う。




湯ノ湖編から湯滝へ。



雪原に落ちる影の形は、冬のアート。









青と白の世界。









山景色。









湖畔の寸景。









湯の気たつ。









湖面には水鳥の姿。










澄み切った空が高い。









湯滝。










湯滝と枝雪。










そして雪の林間コースへ。









振り返って、もう一度湯滝。










朝日差す!



湯ノ湖編 続きです。

湖の北側の岸で撮影をしていると、
やっと日の出の時間になった。

南東方向(日の出の方角)に山があるので、
実際に朝日が届く様になるのは
日の出時刻よりも遅い。

そして山の影になっているので、
地形的に日が当たりやすい場所と遅い場所があります。




奥の西岸には朝日があたり始めました。


北岸を撮り歩いていると雪だるまを発見。






北岸は湯元温泉の水が流れ込むので、氷は薄い。

だからなのか、日中は解けて夜間にまた凍る。

みたいなサイクルがあるのかもしれません。






やっとお日様が。





湖には一周できる遊歩道があるのですが、

冬季は西岸は積雪で閉鎖されています。

それを無理に行ける所まで行ってみます。





奥日光最奥部の山、日光白根山など。

真っ白な山が青い空に映えます。






木の根元だけ丸く雪が少ないのは、

木自身の熱なのかな?

植物も生きているんだ、と感じられます。






名も知らぬ低い山の稜線越しに、

やっと日がさしてきました。

湖面はまだ凍っています。


氷面のリフレクションは鈍く独特です。





朝日を背にする辺りまで移動して。


背後の落葉松林の影が氷の湖面に落ちます。




閉鎖されている西岸は仕方なく諦めて、

国道で車で通れる東岸から撮るべく、

一旦南の滝口に車移動して、

歩きで湯元温泉入口まで往復しました。


そしてその後、国道を道沿いに降りて、湯滝へ。

さらに滝から、雪中の森の中へ。


次回、雪中行軍!






湖面の氷には独特の模様が。









温泉水が流れ込むせいか、日中に一回解けて、夜にまた凍るのだろう。

その繰り返しが面白い氷模様を作り出している。









夜影の湖面の結氷面。










西北の山には朝日が当たり、穏やかな空はどこまでも澄み渡っている。










湖岸の積雪が目に眩しく白く輝く。









やっと朝日が当たってきた。

途端に暖かくなった。









湖岸の雪面にも影のアート。










温泉水の流れ込み部は夜間も凍っていなかった。










風紋なのかなんなのか?荒ぶった模様だ。









氷の湖面のリフレクションは鈍い輝き。









鏡の様な水面のリフレクションもいいが、

氷面の鈍いリフレクションもいい。









木の根元だけぽっかりと浅い積雪。









氷面に差す朝日のリフレクションも、もれなくぼやっとしている。









雪面に落ちる落葉松林の影。









湖岸の木々越しに。










氷結した湯ノ湖の目覚め




個人的には、2月が終わり3月になったら、もう春。

つまり今シーズンの冬景色を撮れるのは、もう1週間だけ。

ずっと天気予報と睨めっこしていました。
そしてようやくチャンスがやって来ました。


今回の撮影地は栃木県の奥日光。
季節を問わず何度も行っているので
そろそろ飽きてきていました。

しかしよく考えてみれば、撮れていない場所と景色がある。


で、今回の主目的は、奥日光の北部エリア。
湯ノ湖と湯滝、そこから流れる湯川の流れの雪景色。

定番の戦場ヶ原や小田代原は余裕があったら行く、程度で。




到着は毎度の日の出前。

湯ノ湖南から流れ出る湯滝の滝口脇の小駐車場に車を停めて。

時刻は日の出の15分前くらいなので、

薄明時の薄暗い(薄明るい)時刻。


気温はマイナス10℃くらい。

清里に行った時に耐えられなくて困ったので、

極低気温時用に重ね着手袋を作りました。


通常は3枚の手袋でマイナス5℃くらいまで耐えられるので、

その上に重ね着するので、分厚くなるのでミトンタイプ。

カメラを使うのでシャッターボタンを押す為に

人差し指は独立して。


親指、人差し指、残り三本分。と言う形のミトン。

中に薄めの防寒アルミを仕込んで。


おかげで分厚くなってなんとかカメラを持てるものの

かなり仰々しい大袈裟なミトンになってしまいました。

ですが、防寒はばっちり。


これで今後はマイナス10℃にも耐えられます。

まあ、次回必要になるのは10ヶ月以上先の

次の冬ですけど。




そんなミトン装備で、朝を迎えます。

対岸の山の上に朝日が当たり始めました。





足元の湖面はガッツリ凍っているし、

山影でなかなか日は当たらない。





滝口から南。

遠くの空はうっすらと朝焼けも。


滝となって流れて行く水は闇の黒い流れ。





滝口には湖を一周できる遊歩道の橋。

ここから西は冬季閉鎖中。





この後、車で湯元温泉の駐車場へ移動。

湖の北岸へ。




この辺りはまだ影の中。





湯元温泉から流れ出る温泉水のお陰か、

この辺りの湖面の氷はあまり厚くはない様だ。

その氷の上には積雪は少ない。







湖岸の建物と湖と山。






西岸には朝日が当たり始めた。

氷の湖面のリフレクションは、

ふわっとボケて面白い。






東岸方面。


奇妙な雪面の形は、下にボートがあるから。






水中の杭には、氷のサークル。






撮影を続けているとどんどん明るくなって来ます。

でも東岸に日差しが届くのは最後。


湖面の氷の模様と、岸の木々の幹の白。






南に向かって湖面の氷の模様を撮ったものを

現像で白黒にしてみました。



ちなみにこの時間になると、朝日が当たり始めて気温も上がって来ました。

多分マイナス5℃くらい。

例のミトン無しでも大丈夫でしたから。



次回も湯ノ湖編、続きます。


2025年 冬シーズン。
2月も終わろうかと言うギリギリの最終週に訪れた。

今回は奥日光の北部エリアにある湯ノ湖と、
そこから流れ落ちる湯滝と下流の渓谷の雪景を求めて。




日の出前、夜と朝の間の薄明時。

空から星の姿は消え、空の青みもなく、

うっすらとした陰りの世界。










湖はほとんど氷結し、その上に降った雪が積もった雪原になっている。

その向こう側の山の上に朝日が届き始めた。








手前の影の中は寒々しい青の世界。










湯滝の流れ始め。

遠くの空は朝焼け。

黒い流れが滝となって流れて行く。









滝口から湖方面。

流れがある所は凍っていない。









滝口の水面のリフレクションに朝が。









滝口に掛かる周遊道の橋の上から。









湯ノ湖の北側へ移動して、湖岸へ。

ここにはまだ朝日は届いていない。










湯元温泉から流れ込む温泉水のお陰か、

湖面の氷はさほど厚くはないようだ。

湖面の氷の模様が面白い。









西側の湖岸には朝日が当たり始めた。










湖岸に建つ建物と湖と山。

冬の朝の寸景。









湖の杭。

周りに氷のサークル。









東岸と湖面の雪。










西岸と湖面の氷のリフレクション。









現像で白黒にしてみた。












2月に入って、全然撮影に行けていません。

行きたい所はあるのですが、天気予報と折り合いがつきません。

3月になったら車のスタッドレスタイヤも外してしまう予定なので、
山間の撮影ポイントも行けるのはあと1週間のみ。

3月になったら梅に始まって、春の草花を
メインテーマにしていこうと思っているので
冬の撮影チャンスはあと1週間。

で、天気予報は微妙だったのですが、
辛抱たまらず行って来ました。
もし天気予報の悪い方に転んでも
ロケハンをすればいい、と言う感じで。


候補地は2ヶ所。
いつもの通り、奥多摩湖から丹波山村を超えて
甲府盆地へ。
盆地底部に入り切らずに、V字にお盆の縁の北側の斜面。
塩山ふれあいの森総合公園。
あるいは近くの道から。

そこから西南西を向かって
盆地の斜面と街灯りと農地の暗闇を従えた黄昏。

そんなイメージで。





着いたらこの空模様。

どう考えても快晴にはならないでしょう。


この辺りは建物が少ないので、

灯りはまばらでしょう。


左手前の小山のシルエットと、

中央から右への遠くの山々のシルエット。

その上部に黄昏の青いグラデーション。


そんなイメージです。





遠くに冠雪した高い山が見えます。




右側は下の画像に続く。




AR山ナビ。の画像。


黄色い線が太陽の動く軌跡。

つまり日没の位置と陰る時刻が表示されています。


ちなみに青い線は月の軌跡。



もしこの日に快晴だったとしても、

かなり右側の稜線に沈むので

構図的に右過ぎます。


日没の位置が最南端に来る冬至辺りで

再チャレンジしようと思います。








次に向かったのは北杜市明野の梅之木遺跡公園。


ここは夏のひまわりで有名な明野のひまわり畑の近く。

1月に成功した銀河鉄道展望地の先、道沿いに約8km。


風景写真的には8kmは誤差程度。


前景に入れるものが変わるくらい。





遺跡は縄文時代の竪穴式住居跡らしい。







真正面の稜線に日が沈んでいく。

時期的には丁度いい。


が、やはりここもこの空である。









せめて夕暮れでも撮っておこう。


左手前のこんもりしたのが竪穴式住居の再現。





周辺には畑。

北側には八ヶ岳が。




八ヶ岳も晴れていれば美しいだろう。





こっちは西の山々の中で気になった山頂のトンガリ。

きっと山好きの方には、これが何なのかお分かりだろうが、

私には名前は分からない。




↑  AR山ナビの画像(iPhoneのカメラ)と、 
↓     一眼レフ(PENTAX K-3mk2)の画像。


現像で多少色合いを調整していますが、

違いがありますね。






稜線に日が沈んでいく際に、光芒線が現れた。



これでお終いと思って車で走り出した。

そして明野のひまわり畑辺りまで来たら、

(少し時間が経って暗くなったら)、青みが増して良くなった。



完全な快晴にはなりませんでしたが、

雲の表情が良くなりました。




さらに走って銀河鉄道展望地辺り。



さらに時間が経ったら夕暮れ感も増した。




今回は思い通りの撮影が出来ませんでしたが、

思いもよらぬ光景にも出会えました。


撮りたい絵を思い描いて出向くのもいいですが、

思い通りにならなくとも、良い景色に出会える事もあると

経験出来ました。



やはり風景写真は出かけて行って

「いい景色」に出会う事が大切だと

再認識した1日でした。







渓谷の数ヶ所に名所的なあった


増富ラジウムラインの雪景 その2 です。


増富ラジウムラインの渓谷には数ヶ所、
名前が付けられたいる場所があります。

特徴的な岩だったり、大木だったり。

まあ、よくある名所的な感じです。



とは言え、だからなんだ、と言われればそれまでなんですが。

そう言う所に近い場所に車を置けるスペースがあったりして、

流れの側まで行けそうな茂みだったり、

撮りやすいんです。




そんな場所を使って、車移動&撮り歩きをします。

渓流自体はそんなに蛇行はしていないし、

木々や茂みも深くはありません。


なので、撮りやすいんですが、

あまり大きな変化が無く、

どこで撮っても同じ感じになりがちです。





あと、山中の渓流なので、日当たりが良くありません。

ずっと影の中と言った感じなので、

メリハリが付けにくく、難しいです。


さらに、豪雪地帯ではないので、全体的に雪は少なく、

冬で葉を落とした木々や、茶色の土色が多く

見栄えがしません。



という事で、どうしても流れの中の氷や、

岩の上に残った雪などに目が行きがちになり、

変わり映えが少ない写真になりがちです。





個人的な考えですが、

その場所でしか撮れない、

その場所の写真、

が撮りたい。


どこだか分からない、

どこででも撮れそうな、

特徴が無い写真は撮りたくない。


そう思っています。


なので、なるべく望遠レンズなどで抽象的に切り取った写真は

少なめにしようとしています。


時々混ぜる、程度がいいかな、と思っています。



でも、正直言って、望遠レンズで切り取った方が楽なんですよ。

切り取り方で個性が出し易いんです。


ですが、それに頼ると、そればっかりになってしまいがちになって、

作品に偏りが出てしまうんです。


まあ、逆に広角レンズで撮ると、

誰がとっても同じ「絵はがき」写真っぽくなりがち。

と言う事もあります。



なので、どちらか一方に偏らず、

「どちらも」撮るように心がけているつもりです。

「レンズ交換を億劫がらない」

と自分に言い聞かせています。




これは福禄寿さま?

他にも毘沙門の木とか、

大黒岩とか、七福神にちなんだ場所や

クジラ岩とか、何かに見える的な「よくある奴」も。






ちょっと日が差したので。

岩と雪と木の影、と言うテーマで。






落ち葉と積雪と渓流。

そこに木の影。




これで今回の撮影はお終い。です。




自己評価ですが、あまり芳しくは無いですね。


上で書いたような、その場所の特徴や季節感、

切り取りと広がりのバリエーション。

など、思うような感じには撮れませんでした。


また、究極的には「空気感」を表現したい。

と思っていますが、それもイマイチ、かな。


まあ、何とかの横好き、くらいで

あまり思い詰めないように。


「撮る」事が楽しいので、そこは充分楽しめましたけどね。


さて、次はどこへ行こうかな。





清里の美し森山から下山後、この日のもう一つの目的地へ。

秋にも行った増富ラジウムライン。

渓流沿いに車道があり、高低差も少なく渓流撮りがしやすい場所だ。




みずがき湖から東へ行くと増富ラジウム温泉郷があり、

その先が目的地の増富ラジウムライン。




除雪をしているかもしれないが、

豪雪地の除雪跡の様な道脇の雪山はない。






雪はうっすらと積もっている程度。

この日の数日前の天気予報で

降っていた様な感じだったので、

何も考えずに行っていたら

この景色は見られなかったかもしれない。





岸の斜面の流れは完全に凍っていました。








渓流の水はあちこち凍っていた。






流れが緩やかで幅が広い所は凍っていない所も。






この辺りの流れは、そんなに蛇行していない。






車道の脇からすぐ脇に降りられる場所も多い。





淀んだ場所は凍った上に積雪も。






とにかく、水が凍った場所が多い。

その割に積雪は浅い。


聞いていた通り、寒いが雪は多くないのだろう。