2月に入って、全然撮影に行けていません。
行きたい所はあるのですが、天気予報と折り合いがつきません。
3月になったら車のスタッドレスタイヤも外してしまう予定なので、
山間の撮影ポイントも行けるのはあと1週間のみ。
3月になったら梅に始まって、春の草花を
メインテーマにしていこうと思っているので
冬の撮影チャンスはあと1週間。
で、天気予報は微妙だったのですが、
辛抱たまらず行って来ました。
もし天気予報の悪い方に転んでも
ロケハンをすればいい、と言う感じで。
候補地は2ヶ所。
いつもの通り、奥多摩湖から丹波山村を超えて
甲府盆地へ。
盆地底部に入り切らずに、V字にお盆の縁の北側の斜面。
塩山ふれあいの森総合公園。
あるいは近くの道から。
そこから西南西を向かって
盆地の斜面と街灯りと農地の暗闇を従えた黄昏。
そんなイメージで。
着いたらこの空模様。
どう考えても快晴にはならないでしょう。
この辺りは建物が少ないので、
灯りはまばらでしょう。
左手前の小山のシルエットと、
中央から右への遠くの山々のシルエット。
その上部に黄昏の青いグラデーション。
そんなイメージです。
遠くに冠雪した高い山が見えます。
右側は下の画像に続く。

AR山ナビ。の画像。
黄色い線が太陽の動く軌跡。
つまり日没の位置と陰る時刻が表示されています。
ちなみに青い線は月の軌跡。
もしこの日に快晴だったとしても、
かなり右側の稜線に沈むので
構図的に右過ぎます。
日没の位置が最南端に来る冬至辺りで
再チャレンジしようと思います。
次に向かったのは北杜市明野の梅之木遺跡公園。
ここは夏のひまわりで有名な明野のひまわり畑の近く。
1月に成功した銀河鉄道展望地の先、道沿いに約8km。
風景写真的には8kmは誤差程度。
前景に入れるものが変わるくらい。
遺跡は縄文時代の竪穴式住居跡らしい。

真正面の稜線に日が沈んでいく。
時期的には丁度いい。
が、やはりここもこの空である。
せめて夕暮れでも撮っておこう。
左手前のこんもりしたのが竪穴式住居の再現。
周辺には畑。
北側には八ヶ岳が。
八ヶ岳も晴れていれば美しいだろう。
こっちは西の山々の中で気になった山頂のトンガリ。
きっと山好きの方には、これが何なのかお分かりだろうが、
私には名前は分からない。

↑ AR山ナビの画像(iPhoneのカメラ)と、
↓ 一眼レフ(PENTAX K-3mk2)の画像。
現像で多少色合いを調整していますが、
違いがありますね。

稜線に日が沈んでいく際に、光芒線が現れた。
これでお終いと思って車で走り出した。
そして明野のひまわり畑辺りまで来たら、
(少し時間が経って暗くなったら)、青みが増して良くなった。
完全な快晴にはなりませんでしたが、
雲の表情が良くなりました。
さらに走って銀河鉄道展望地辺り。
さらに時間が経ったら夕暮れ感も増した。
今回は思い通りの撮影が出来ませんでしたが、
思いもよらぬ光景にも出会えました。
撮りたい絵を思い描いて出向くのもいいですが、
思い通りにならなくとも、良い景色に出会える事もあると
経験出来ました。
やはり風景写真は出かけて行って
「いい景色」に出会う事が大切だと
再認識した1日でした。