(*゚ロ゚)<めでたくJAPANJAM=ガラガラではなくなった!
昨日は、
GW毎年恒例『JAPAN JAM2014』の初日に行ってまいりました!
いやぁなんともJAPANJAMらしくはないけど、良い一日でしたぁ
この『JAPAN JAM』は、
雑誌&音楽イベント運営でお馴染み"ロッキング・オン"主催のフェス。
もともとアーティストが気になるアーティストを呼んでジャムセッションを行うというのが、
コンセプトのイベントです。
例えば、昨年は『奥田民生』×『岸田繁』(⇒レポ)があったり、一昨年は、『向井秀徳』×『星野源』(⇒レポ)。
邦ロック好きには、たまらない出演者なんだけど、例年"JAPANJAM=ガラガラ"が定番。
一昨年のブレイク前夜の"星野源"でもガラガラだったし、去年も意外にマンウィズ"タナパイ"も出てたんだよね。。もちろんガラガラ。
まぁ去年は、yuiの『flower flower』出演させた日は、完売だったけど。
で、その結果今回は、どうなんだっつうと・・・
・・・"今年はジャムセッションはありません"って・・・なんなの???
今年の売りは、ロッキング・オンとクリエイティブマン(サマソニ主催)がタッグを組んで
洋楽・邦楽アーティストが出演するフェスなんだと。
そんなのどこでもあるっちゃろ!
なんて思いながらも、今年も購入3日券。どうせガラガラやろ!
13時30分開場に合わせて、新木場スタジオコーストに。
まぁ毎年恒例のまったりぃ~な雰囲気。ちょっとロッキンフェスにない高めの年齢層。
入場は、通し券~1日券の順番。
超高速で整理番号を読み上げ、通し券300番台のボクまで5分とかからず。。
全体でも3000人以上入るスタジオコーストの入場が10分そこそこ。
このスムーズな入場も例年通り。
会場内に入ってると、音響ブースが張り出してるのと、映写機があってフェンスがあって客席エリアを潰してる。
ガラガラ感を出さない為の工夫が満載。
とりあえず庭的なところで、日光浴して時間潰す。飯車も1台のみ。
14時30分 渋谷陽一社長登場。
前説で、正直に
「みなさん。今回のジャパンジャム、チケット売れてないんじゃないんか?とお思いでしょうが、
みなさんをハラハラさせてチケット販売を伸ばす方法が功を奏しました。ほとんど売り切れに近く売れてます。」って。
その時点では、"ホントかよ!"って思ってた。
だってスカスカだし。
①番手 THE STARBEMS
元ビークル日高央のラウドロックバンド。
ビークル&ダカさん好きのボクが、あんまり好きじゃないバンド・・・
だったけど、この日は、意外に聞けた。1組目だったからかな。
観るの3回目だけど、ちょっとポップ感が増してきた感じ。
まぁダカさんは、なんでも器用に曲作るし、元の曲をラウディーにテンポをスピーディーに
っていうアレンジしてるんだな。
なら、昔のポップロックなビークルっぽい曲が良いのだけど・・・・
それにしてもダカさんの40半ばでハードなラウドロックバンドをする音楽への追求心はすごいな。
インタビューで、震災後に被災地を助ける為に動いた仲間たち(ハイスタ・ブラフなど)を見て、
時代は、ラウドロックだ!って始めたらしいけど。
パフォーマンスもパワフル過ぎるわ!
②番手 The Mirraz
ちょっと好きになってきたなぁミイラず。
今までに2回観たけど、なんかスカシたボーカルが嫌いやなぁって思ってた。
革ジャン来て、キャップ被って、グラサンして。。何歌ってるかも分からんし・・
で、あるときカラオケで『スーパーフレア』歌ってみたら、
早口なのに割と歌いやすくて気持ちぃー1曲だったって。
今回、観て思ったのは、ボーカルの人、ちょっと人とズレてて不器用なだけなのね。。
MCで「ジャパンジャムに呼ばれたけど、俺たち仲良いバンドいなくてテレフォンズぐらいしか・・・
でも、今年はキュウソネコカミとか、夙川ボーイズとか、あと今日出てるアレキサンドロスとか仲良くなったから・・」
って言ってた。なんかわかるわぁ・・好かれないの。すぐディスっちゃうらしい。
できるだけ人に殴られないように頑張って欲しい(青森のフェスで殴られてる)
そんなの聞いてたら、ちょっと不器用さが許容できてくる。
ボーカルも歌詞もメロディーもクセが凄い。けど愛せてくるね。
今どきで、テンポが速い曲だからノリが良いですね。チェッチェツチェッチェキラ!
③番手 ZAZEN BOYS
matsuriスタジオ"からマツリセッション弄り返してやってきたZAZENBOYS(なんかこんな感じ?)
もう何度も観ているので、違和感を楽しむ段階ではなく自然に体が動く。
もともとは、なんて狂った音楽やってんだろって思ってたんだけどなぁ。。
いつもどおり『本能寺』で待ってるもんなぁ・・・ずっとずっと。
今回は、今まで音の悪い野外や幕張メッセで聴いてたから、
スタジオコーストで聞くとこんなにザゼンメンバーの演奏上手かったんだって圧倒される。
良い音で聞くザゼンも素晴らしい。
曲名ほとんど知らんのだけど、パンツ!パンツ!〇〇なパンツ!って歌うやつ。
「長澤まさみのパンツ!」に加えて『橋本愛ちゃんの真っ白なパンツ!』が加わってた。
橋本愛ちゃんってナンバーガールもZAZENも好きなんだよなぁ。光栄なことなんじゃろ。
お客さんだいぶギッチリ詰まってきた。ほとんど1階フロア満員。
このJAPANJAM自体が、向井秀徳とヒダカトオルがきっかけでスタートしたフェスで
二人ともレギュラー出演。ザゼンファンが多かったみたい。
後の[Alexandros]より人が多かったと思う。
④番手 THE ROYAL CONCEPT
スウェーデン出身のロックバンド"ロイヤルコンセプト"。
この日は、彼ら目当てのお客さんで一杯だったようで、1番人気。
もちろんボクは、全然知らなかったけど、みんな大好きなのが頷ける。
最高にハッピネス&ポップネスな音楽。男も女も踊り狂う。
ふわふわしたシンセ、飛び跳ねたくなるようなドラミング(めっちゃ上手いドラマーやった)
ボーカルは、パワフルではないけど、ステージ動き回ってる~若い~華あるわぁ!!
お客さんのノリは、ほんと凄かった。
ボクの前の恰幅のよい女性は、ずっとサンバみたいに手をヒラヒラさせて踊ってた。
後ろの方のお客さんのピョンピョンっぷりったら「外人かよ!」ってツッコミたくなるぐらい。
「楽しい」の一言。世界中を楽しませてるバンドは、やっぱりスゲエな。
⑤番手 [Alexandros]
シャンペから改名して初めて観た。。って言ってもまだ3回目だけど。
相変わらずスタイリッシュやなぁ。
ボーカル川上洋平の矢のようにシューンと鋭く突き抜ける美声は、色気も満点に含んでる。
こりゃ売れるバンドだわなって。特に生で聴いて音が素晴らしいバンドだなぁ。
MCでも「楽屋裏でロイヤルコンセプトに会って、俺たちは日本で1、2のバンドだ。機会があったら対バンしようぜ」って言ってやった。
みたいなので笑い取ってた。モテる奴のジョークだなぁって思ったけど、上手いよなぁ。
もう全部100点満点に近いバンド。
オアシスの『Champagne Supernova』って曲のカバーがあったり。もう楽しませてくれるなぁ。
唯一の減点は、新木場のど真ん中で曲中に「幕張ぃーーー!!!」って叫んだことかな・・・
会場のみんな頭に幕張メッセを思い浮かべ、一瞬で空気凍りついたもんなぁ。
最後に改めて「新木場ぁーーーー!!」って叫んでたけど、もう遅いっちゅうの。
あと、シャンペってアルバムは、それなりに聴いたけど、どの曲がフェスの定番曲なのか分からないのがなぁ・・・誰か教えてほしい。
⑤番手 エレファントカシマシ
ミヤジ最高だったエブリバディー!!!。
今まで観たエレカシで一番良かったし、この日一番良かった!
フェスらしい有名な曲、新曲を織り交ぜたセットリスト。
ちゃんと演奏前に「次は、けっこう有名な曲」って言ってくれてるし、
アコギが登場したら『今宵の月のように』だなぁってわかるし。
もうボクこの『今宵の月のように』を聴くとすぐに涙腺緩むんだよなぁ。。
ボクの世代もあるけど、まさに名曲だと思う。
今どきの、テンポをガンガンに上げて、英語で早口に格好良くオシャレに作ってるだけの曲って
一時的にはいい曲ってなるけど、後には残らないよなぁ。
やっぱり日本語詞じゃなきゃダメよ、ダメダメぇ~。日本語ロック最高やなぁ。
ボクは特に『風に吹かれて』って曲も大好きで、なんか明日頑張ってみよかなぁっていう気持ちになるんだよね。
嫌なことあっても、今日だけ頑張る。風に吹かれて。明日だけ頑張る。さぁ頑張ろうぜって。
きっかけは、高校の時の友達がこの曲をめっちゃ上手く歌ってたってことなんだけどね。
MCでは、「さっきのロイヤルコンセプトっていう子、すっごく動き回ってて良かったよね。
会ってみたら凄く身長高くて、やっぱり西洋人の骨格すげぇー」ってこと言ってて、
思ってたこと言っちゃうんだなぁ。
アンコールでは、『花男』。
歌詞の最後の「生きる屍、さよおなら~~」っていうのが終わりにぴったり。
って思ったらミヤジが「エレファントカシマシの皆さんでした~」って
なんと一人残って弾き語り。
その曲が『涙』ってやつらしいけど、こんなエエ声でるのこの人っていう意外さ。
パワフルで男臭いボーカルのイメージがあったけど、
本来は、少年合唱団に入っていたような美声の持ち主なんだよな。
ボク、絶対ミヤジの弾き語りイベントあったら行くわ。。2回目の泣きそう。。
いやぁ~JAPANJAMじゃないJAPANJAMだったけど、良い一日だったなぁ。
アレキの洋平も言ってたけど「邦楽と洋楽の混じり方が良いイベント」ってそのとおり。
この日は、ロイヤルコンセプトだけが洋バンドだったけど、このあとも楽しみだなぁ。