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【片山まさゆき】サクサク現代史がガチで面白い【青木裕司(河合塾)】

神保町の三省堂をぷらぷらしている時に、河合塾のカリスマ講師として受験生から厚い信頼を受ける青木裕司氏と、麻雀マンガで有名な片山まさゆきがコラボレートした謎の現代史本を発見した。

サクサク現代史

※アマゾンの内容紹介
「もし、世界が1つのクラスだったら?」国際関係はキャラで読め!
「9.11テロ」や「ソ連崩壊」、「パレスチナ問題」。世界各国をクラスメートに見立てることで、現代史が劇的にわかるマンガ。世界史は人間関係だった!

世界各国をキャラ化して人間関係に見立てることで、近現代史の大筋がわかる画期的な1冊。「なぜアメリカで同時多発テロが起きたのか?」「なぜ戦争は終わらないのか?」「これからの世界はどうなるのか?」――予備校・河合塾の世界史カリスマ講師と天才ギャグマンガ家が、素朴な疑問を通じて歴史の真髄に迫る。

著者について
◇青木裕司/河合塾世界史講師。1956年生まれ、九州大学文学部卒業。河合塾内の人気投票で1位、名実ともに日本一のカリスマ講師。「学生の記憶に残るためにはおもしろい授業をするのが一番」がモットー。流れを重視したわかりやすい講義に定評がある。世界史に関する著作は多く、受験参考書の『世界史講義の実況中継』シリーズ(語学春秋社)は累計200万部のベストセラー。

◇ 片山まさゆき/ギャグ漫画家。1959年生まれ、明治大学文学部中退。明大在学中から漫画を描いて収入を得る。麻雀漫画『ぎゅわんぶらあ自己中心派』で一世を風靡、一躍人気に。『スーパーヅガン』は80年代に学生の間に麻雀ブームを起こす原動力となった。三国志を題材にした『SWEET三国志』や、ソ連のチェルネンコを主人公にした『ウォッカ・タイム』など、麻雀漫画以外にも名作が多い。


実は片山まさゆきファンなオレは、自己中心派やヅガンだけでなく、とどめだのオカルティだのドトッパーだの色々と揃えており、麻雀以外ではSWEET三国志の面白さが異常。

■参考リンク
SWEET三国志ウマウマ
※全然参考リンクになってねえ気がする


で、この妙な2人がコラボした現代史本が最高に面白い。いや、面白いだけじゃなく、事の本質がすごくよく理解できる。

例えば中東問題ひとつ採ってみても、多くの日本人はなんでそんなに揉めてるのかさっぱりわかってないんじゃなかろうか?

オレは歴史ヲタなので、マナーとして(?)辛うじて 「なんかイギリスがやらかした臭い」 ってな事までは知っていたが、発端は知っててもその後のグチャグチャな流れについては把握できていなかった。

それがこの本を読んだら笑っちゃうくらいすんなりと頭に入って来たからオレ様びっくり。

青木氏の書いたテキストだけでも充分にわかりやすいんだが、そこに片ちんの世界各国を擬人化したマンガが入ってくるから、より身近に感じられるのね。(特にクウェートがやられた理由とか、その後のアメリカの胡散臭いたち振る舞いとかが、それぞれ2~3コマで理解できるっていう凄まじさ)

これは本気で素晴らしいコラボだな。我ながらキューピーちゃんとダイナミックプロのコラボを 「ステキ!」 とか言ってる場合じゃねえ。

なんたって日本史も世界史も偏差値18くらいのうちの子 が 「これならわかる!すげー!」 とひゃーひゃー言いながら喜んで読破してたくらいだから、小学生に読ませてもいいくらいかもしれん。


というわけで、現代史がどうしても苦手だという人にマジでオススメ。思想的にもそんなに偏ってないと思うし、万人が抵抗なく読めるんじゃないかと。

願わくば他の時代もぜひこの2人でやって欲しい。

ひとつワガママを言うなら、できれば学生時代にこういう本に出会いたかったなあ。



【東村山の毒電波市議】矢野穂積がまたまた完全敗北

また東村山の毒電波訴訟マニア市議こと矢野穂積が、裁判で完膚なきまでに負けました。

今回のターゲットは東京都選挙管理委員会で、矢野にどんなネタで訴えられていたかというと、例の 「佐藤の生活の拠点は日野市にある!だから佐藤の当選は無効だ!」 というお決まりの妄言。

矢野はこのマトモな根拠が一切ない電波な主張を元に 「佐藤市議の当選を取り消さなかった」 として、東京都の選管を訴えていたのである。

そしてその判決が


「原告(矢野) の請求を棄却する。訴訟費用は原告の負担とする。」


という、いつものごとく見事な負けっぷり。


■参考リンク
佐藤市議のブログ


これによって、佐藤市議の当選は何の問題もない事と、今までの矢野の佐藤市議に対する数々の言動に、法的根拠が何もなかった、むしろいつ佐藤市議に訴えられてもおかしくない穴だらけの代物だったという事が明らかになったのである。

現在、同じく東村山の薄井政美市議が、矢野の誹謗中傷や事実無根のデマなどに対して訴えを起こしているが、佐藤市議がこれに続く可能性が極めて高い。

何たって佐藤市議は、矢野と矢野の操り人形の朝木直子によって、「奥さんと子供を恐怖に陥れられる」 というとんでもない被害を受けているのだ。

家族まで巻き添えにされた分、薄井市議の受けた被害よりも精神的なダメージは遥かに大きい。


<矢野&朝木の佐藤市議に対する非道な行い例>
・矢野が 「佐藤の生活拠点は日野市にある!だから当選は無効だ!市議を辞めろ!」 と騒ぎ出す。

→自身の発行する東村山市民新聞という名のアジビラに "佐藤叩き" の文言をこれでもかと書き込み、東村山の多くの世帯に投函した。(一度や二度でなく未だに続いてる)

→同じくWEB版の東村山市民アジビラに、何度も何度も佐藤市議に対する誹謗中傷を書き込んでいる。(現在進行形)

→佐藤市議が日野市に生活の基盤を置いている証拠が欲しかったらしく (探してもないのに)、佐藤市議の奥さんと子供が住んでいる家の周囲をうろつき出す。(佐藤市議は家庭の事情で単身赴任の形で東村山市に住んでいる)

→佐藤市議の家族が住む家の前に朝木直子自身が車で張り込む。しかも何を言われてもいいように、その土地の持ち主に幾らか握らせたようで、堂々と車を停めておく権利を得る。

→家族から 「あまりに怖い!」 と言われたらしく、佐藤市議が憤慨して警察を呼び、朝木の車をどかせようとする。しかし土地の所有者が 「車を停めさせて欲しいと言われたので許可しました」 と言ってしまったらしく、問題に問えないという酷い結論に。

→矢野&朝木を止める者はなく、家族の家に顔を出しに来る佐藤市議の姿をガンガン撮影しまくり、「これが佐藤が日野市に住んでいる証拠だ!」 と、アジビラに何度も何度も掲載する。



という訳で、これは矢野と朝木の暴走の一例だけれども、今回の裁判所の結論を受けて、佐藤市議が逆襲に転じても何もおかしくはないよね。

矢野も朝木もこれからどんどん大変になっていくよ?

何たってテメエらで次々と被害者を増やしちゃってるんだから、どこかで 「矢野が弱ってるぞ!」 と聞きつけたら、我も我もと矢野と朝木に対して訴訟を起こしまくるんじゃないかな?

いや~、まさに "草の根" 活動が実った気持ちで一杯だわ。

せいぜい地獄に落ちるといいんじゃないかな。



ドラゴンとオレ※過去ログサルベージ

2004年02月23日

ドラゴンとオレ

 

当方、ドラゴンが好きだ。


ドラゴンといえば龍でも中日でもRPGでもない。


賢明なおはら汁読者諸兄はそんな勘違いは犯さないだろうが、ドラゴンといえば『プロレスラー ドラゴン藤波』である。マッチョ”無我”ドラゴンである。


ドラゴン藤波がいかに偉大なレスラーだったか、ぜひ皆さんにも知っていただきたいと筆を取ったのだが、あまりにもレジェンドなメモリーが、そしてメルヘンな記憶が多すぎて、正直どれから伝えていいのか分からない。


とりあえずオレが惚れたドラゴン伝説の一部を、とりとめもなく書き綴ってみようと思う。




■ドラゴン伝説その1:趣味がお城めぐり■

ドラゴンは、何年も前から自分の趣味は『城巡り』だと公言している。休日の日はとりあえず城に行くのだそうだ。

だが、それだけでは単なる城好きなオヤジである。 僕らのドラゴン伝説はそんなもんじゃない。マッチョドラゴンを甘く見てもらっては困る!


まず第一に、城好きだと昔から口にしていた割には、バラエティ番組や旅番組に出演した際の城に関するボキャブラリーがいちじるしく欠落しているのだ。


ボキャブラリーが少ないとか薄いではなく "無い" のである。


※例:旅番組で城を訪れたドラゴン

「いや~城っていいですよね~」
「城のこの雄大なね。なんというかね。大きなね。いいですね。」
「あの辺の形とかね。いいね。落ち着くんですよ。」
「お城はよく来ますね。よくね、なんていうかね、好きなんですね。」
「ほら、広いでしょう。ねえ。いいですよ~。」


きっと我らがドラゴンの脳内では、とてつもなく専門的な、我々イッパンピープルには理解できないような、とてもとても難解な『お城ちょっといい話』とかが展開しているに違いない。


だがミンナのドラゴンはそんな専門的な話をして、自分のファンが理解できずに置いてきぼりにされ、寂しい思いをすることをよしとしないのである。自尊心、自意識、知識自慢なんかは二の次にして、まずはファンのことを思いやる、まさにヒーローの鏡である。


当方、おかげさまで何年も藤波を追い続けているが、藤波の口から専門的な城の話が飛び出した現場に遭遇したことがない。なんとつつましい男であろうか。常日頃から気を引き締め、皆が分かる話しか口にしないように心がけているのだ。


さすがはドラゴン、猪木イズムの後継者に恥じぬ人格者だ。




■ドラゴン伝説その2:地下プロレスに挑戦■

これを目撃した人間は日本でもごくわずかだと思うが、ドラゴンは昔TBSのウルルンかなんかの旅番組に出演した際に、ルール無用、賭博OK、素人力自慢続々乱入な『地下プロレス』のリングで戦っているのだ。


どこの旅番組がそんな野蛮な『地下プロレス』を題材にするんだと疑問に思う貴兄も多かろうが、これはれっきとした事実である。少なくともオレは見た。


ちなみに『藤波 地下プロレス』でググルさんを叩いてみたところ、予想外にヒット した。これで私が正直者だと証明できたであろうか?


とにかく、ボクらのドラゴンはアメリカのプロレス道場などを紹介しながら、酒場の中に置かれたリングの上で地下プロレスに挑戦したのである。


しかも藤波が「いや~リングだね~。こんな所にリングがあるね~。」などと寝ぼけたことを言いながら観戦していると、突然マイクで「ジャパンから偉大なチャンプがきている!」とかリングアナウンサーに煽られ、おまけに「このチャンプに挑戦する命知らずはいるか~?」などとどっかのB級プロレス漫画みたいな展開でなし崩し的に試合が始まってしまうのである。


ちなみにこのときのドラゴンは 「自分探しの旅」 という凄い理由で長期欠場しており、日本国内ではマトモなプロレスの試合をしていなかった。


それにも関わらず、地下プロレスのリングに上がり見事に勝ってしまう。そしてこれが放送されるのは "旅番組" というこの無茶無謀無策な構成。


色々な意味でなんという勇気だろう。


まだ総合格闘技というジャンルが定着していない、十年以上前の出来事である。さすがは我らのドラゴンである。先見の明という言葉は藤波の為にあるようなものだ。


『いつ何時、誰の挑戦でも受ける』


まさしく、猪木イズムの後継者にふさわしい『闘魂』の持ち主だと言えよう。




■ドラゴン伝説その3:数多くの迷言■

読者の皆さんにおかれましては、もういい加減『ドラゴンの魅力』でお腹いっぱいだと思われますが、今しばらくお付き合いいただきたい。


本番はこれからなのです。


※以下、ドラゴン藤波の迷言集


■獣神サンダーライガーがマスクを剥がされそうになった時に一言

「いけませんね!これでは山田の正体が明かされてしまいますよ!」

いやドラゴン、ライガーだから。


■馬場さんが亡くなった際にTV番組にて

「大福・・・馬場さんが大好きでね・・・馬場さんを思い出すなぁ・・・」

ライバル団体とはいえ、やっぱ馬場さんを思っていたんだあ・・・と思いきや・・・


■猪木に対して

「あの人には新日を守る気があるの?馬場さんは常識家でしたよ!」

もしかして単に馬場派?猪木が嫌いなだけ???


■新日の前に所属していた、日本プロレス時代を思い出して

「馬場さんの付き人だったら全日に行ってたかもね。」

たまたま猪木の付き人だったから新日に行っただけなのね・・・ドラゴン・・・。


■新日に対して

「もういやだ!こんな会社辞めてやる!」

新日のやり方が気に入らなかったらしく、試合後に裸のまま雪の札幌を歩きつつ吼える藤波。どうもこの人、本気で新日が嫌いなだけらしい・・・。そのくせ今じゃ社長やってんだよなぁ・・・。


■長州の有名な「オレはお前のかませ犬じゃない!」発言に対して

「なんでかませ犬なの?」

日本のプロレス史に残る「かませ犬発言」に対して、実は最初にドラゴンが出したコメントはこれである。緊張感も緊迫感も皆無・・・。このコメントは業界の諸事情により闇に葬られたが、長州との格の違いを見せ付ける一言だ。似た言葉に「パンがないならケーキを食べれば?」がある。貧民と貴族では見えている物が違うのだ。


■スーパーストロングマシンに対して

「お前、平田だろ!」

どうもドラゴンは『マスクマン』というジャンルを全く理解できていないらしい。


■東スポで自分が社長を務める新日の記事を読んで

「こんな事になってるのか!」(真顔で)

自分の会社の最新情報を新聞でチェック!これぞ情報時代のサラリーマンの正しい姿。っていうか、この頃から『ドラゴン新日内でおミソ説』が囁かれ始めた。大事な情報が社長に回ってこないという、ステキな会社。それが新日。


■長州が新日に辞表を提出した事が話題になって

「ボクのところには届いていない」

ちなみに、この頃すでに新聞や2ちゃんで祭りになっていた。にも関わらず社長の藤波の元には一報も入らないという(ry


これはドラゴン伝説のほんの一部だが、どうだろう?


書いていてオレまでお腹いっぱいだ。


社長なのに会社の大事な情報が回ってこず(回覧板が回ってこない嫌われ者一家状態)、猪木が嫌いで馬場さんが好き、挙句にマスクマンの正体を人前でばらしまくる。これぞドラゴン。空気読め。


僕らのヒーローのはずのドラゴンが、なんだか単に頭の弱い子に思えてくるから不思議だ。


でも、これもきっと藤波一流の演技なんだと思う。そう思い込もう。これが素だと思うと震えが来るほど怖い。あまりに救いがない。


天才と狂気は紙一重というが、まさに猪木(詐欺師)イズムの後継者にふさわしい危うさだ…



■参考リンク
ドラゴン探検隊
世界の名言集
藤波イズム




女子プロレスとオレ※過去ログサルベージ

2004年03月03日

女子プロレスとオレ


ふと、女子プロレスの話題を書きたくなった。


日本の女子プロレスとは、キャバレーのショーの一つであった『ガーターベルトの奪い合い』が発展した物であると言われている。


これは女性がお互いの太ももにつけたガーターベルトをくんずほぐれつ奪い合うという内容で、一言で表すならば下世話な見世物の類であった。


それにレスリングの要素が導入され、競技化していき、やがて全日本女子プロレスなどの女子プロ団体へと進化して行く事となる。


団体として経営が安定期に入ると、次第に海外の女子プロレス団体との交流や、優秀な人材のスカウトといった外部との接触が増え、いつしか男のプロレスとは微妙に異なるスタンスとなっていく。


こうして日本独特の『芸能+スポーツ』という、女子プロレスならでは(というか全女ならでは)のスタイルが出来上がったのだ。


今でこそ多くの女子プロレス団体が乱立しているが、昔は女子プロレスといえば全日本女子プロレスしかなく、全日本女子プロレス(以下全女)のやり方こそが、すなわち女子プロレスの常識であった。


他に比較すべき対象がなかったが故に、昔の全女の選手は試合だけでなく、問答無用で歌を歌わされたり踊らされたりと、歌謡ショー的な役割もこなしていたのである。


入団してくる女の子も、マッハ文朱やミミ萩原のように『芸能界を諦めて・・・』という動機であったり、芸能人的な人気を持っていたクラッシュギャルズに憧れて・・・という女の子ならではのミーハーなモノであり、男がプロレスを志望する動機とは少しズレていた。こうした背景もあって、昔の全女は一種の宝塚的な存在と化したのだ。


女子プロレスのこうした特殊な面は、どうしても男子プロレスのファンには受け入れ難く、女子プロレスは長い間 "色物" というレッテルを張られ続ける事となる。


だが、私がプロレスに夢中になったきっかけは2、3歳の頃に見た全女の中継であり、それ以来20年近くに渡って全女に魅せられ続けた。ガキの頃から少数派なオレに乾杯。



と、今回は導入だけに止めるが、次回からは『女子プロレスの魅力』について語っていこうと思う。





ジャガー横田とオレ※過去ログサルベージ

2004年03月04日

ジャガー横田とオレ


さて、今回からは女子プロレスの魅力をより具体的に語っていこうと思う。前回は女子プロレスの成り立ちを簡単に説明したが、より細かく、一選手、一試合を取り上げる形にしていきたい。


私が惚れた女子プロレスラーに『ジャガー横田』という名選手がいる。


彼女は ビューティペアブームが一段落して、観客動員が少なくなっていた時期に頭角を現した選手だ。150cmそこそこの身体にも関わらず、リング上を所せましと暴れ回り、卓越したテクニックとスピード、そして誰よりも激しい闘争心と根性で、誰もが納得するチャンピオンとして君臨していた。入れ替わりの激しい女子プロ界で、通算で数年間もベルトを巻いていたと言う実績は凄まじい。


また引退後もコーチとして選手の育成に励み、その厳しさは新日本プロレス道場の鬼が山本小鉄なら、全女道場の鬼はジャガー横田だと言わしめるほどであった。


彼女の試合は、当時としては考えられないほどスピーディであり、今見ても十分通用するほど基礎のしっかりした高等技術を駆使していた。ウラカンラナや各種ルチャテクニックは勿論のこと、その脅威のブリッジは現在でいえば豊田真奈美に匹敵する。


豊田の例に限らず、ジャガーの試合を見ると、現在の女子プロレスの原点的な要素を強く感じることが出来るだろう。スピード、テクニック、華やかさ、そして女特有の気の強さ。女子プロレスの魅力、要素といわれるそれらは、全てジャガーがリング上で見せていた物であり、彼女こそが今の女子プロスタイルそのものだと言っても過言ではない。


倒れたらすぐに起き上がれ!技かけた奴より早く起きるくらいでいい!もっと声出せ!ブリッジはもっと高く!動きをもっとシャープに!


ジャガーの試合を見ていると、コーチとしてのジャガーが何を教えていたのか想像できてしまう。そして、ジャガーの後輩達の試合を見ると、その想像が間違ってないことも。


現在の女子プロレス界には、多くの素晴らしい身体能力を持った選手がいる。だが、選手としての実績と、後進の育成という両面で考えると、ジャガー横田に匹敵する存在はいない。


ジャガーが示し、ジャガーが育てた若者が後を継いでいく。


プロレスには人間ドラマを楽しむ物という一面もあるのだが、女子プロレスは選手生命が短く、歴史を感じるまでには至らない選手があまりに多い。その点を考えると、ジャガーのように選手としてもコーチとしても、長くその存在を魅せてくれる傑物は極めて稀である。


ジャガー横田は女子プロレスの魅力と欠点を、同時に伝え続けている存在なのだ。