C.I.L. -146ページ目

【祝!寿兄さん結婚記念】BUCK-TICKがいかに素晴らしいか暑苦しく語るスレ

今井寿が突然結婚発表して驚いた!


という訳で、オレはBUCK-TICKが大好きである。

たまに "BUCK-TICK" を "BUCK-CICK" とか "BACK-TICK" とか書いてしまって猛烈な違和感に襲われたりするんだが、あっちゃんがCMで 「重低音がバクチクする」 とか言ってた頃にはすでにファンだったので、最初に知ったのはかなり昔だったように思う。

当時はまだビジュアル系という言葉が定着しておらず、バクチクは 「髪立て系」 などと呼ばれ、自称ロック好きな人間から 「歌謡ロック(笑)」 とか 「音が軽すぎる」 だのと心無い台詞を投げつけられていたのだが、オレは初期BUCK-TICKの "ポップなんだけど何かがおかしい音" が大好きだった。

また、BUCK-TICKは先にメジャーシーンで大活躍していた同郷(群馬) の先輩BOOWYのお陰で、なぜか "フォロワー" 的な扱いを受ける事も多かったんだが、今井と布袋では作曲者や奏者としての立ち位置がまるで別物である。

まずボクらの寿兄さんは "基本" だの "基礎" だの "お約束" だのといった "普通の知識" とは無関係だ。一応メインの楽器はギターなんだが、ギター小僧の憧れ的な存在だった布袋とは対照的に、長く 「なんちゃってギタリスト」 と言われてきた変人なのである。

なんたって 「なんかそっちの方がよかったから」 というどうでもいい理由で右利きなのに左利き用のギターを弾き、音楽ライターに 「今井さんのギタープレイについて聞かせてください」 と質問されて 「いや…こう…適当に抑えて…。適当に弦を引っかけばクチュクチュ変な音が出るかなとか…。」 と口ごもった男である。

さすがYMOから音楽に入ったというだけあって寿兄さんは普通のギタリストとは何かが違う。「ギターとは魂だ!」 とか 「オレはギターに歌わせてるのさ!」 とかいう暑苦しさとは無縁なのだ。

ちなみに寿兄さんは最近になって妙にギタリストとしての腕前を上げてきたんだが、気を抜くと未だにソロでグダグダになるチャームポイントがある。その辺を理解しているBUCK-TICKファンは、ライブで今井寿のソロパートが回ってくるたびにドキドキし、無事に引き終えると安堵するのだ。「ああ、ウチの子がちゃんと弾けたわ!」 って。普通はギタリストの見せ場なんだからワーキャー盛り上がるのが先だと思うんだが、寿兄さんの場合だけはファンが心配してじっと見守るという…。

しかしギタリストとしてはドキドキな寿兄さんなんだが、作曲者としては孤高の存在である。なんたってYMOで音楽に興味を持ったのに何故かギターに走った変人だけあって、同じような曲を書く人間が他にいない。一時期はそれがマイナスのように言われていたのに、長年の試行錯誤と、バンドメンバーの演奏力や歌唱力の驚くべき成長もあって、今じゃすっかりプラスに転化。



実例を挙げると、まず楽曲としてはROMANCEのかっこよさが異常。ハイパーラブ辺りを聞いて 「もうちょっとアレンジ考えればいいのに!」 とモヤモヤしてた気持ちがスカっと晴れた気がする。完璧すぎて鼻血が出る。


そして現在の最新シングルであるAlice in Wonder Undergroundは楽曲自体もPVも素晴らしすぎる。音自体はシンプルなのに全くスカスカ感を感じさせない見事な造り。(ちなみにPVは怪人役でフジマキ出演)


個人的にお気に入りな疾風のブレードランナー~21センチュリーボーイ。これは万人が素直に良いと思えるはず。ブレードランナーの突き抜け感、開放感がすごい。


バンドとしての格好良さなら、このテルミン奏者今井寿が大活躍するBaby.Iwantyouがかなりステキ。ライブで聴いたら失禁しそう。


お客さんどうですか!このとても40過ぎのジジイバンドとは思えぬビジュアルと躍動感。デビュー当時のあっちゃんも美形でかっこよかったけど、オレは今の方が貫禄があって好きだ!

と、何故か寿兄さんの話をしてたはずが、いつの間にかあっちゃんマンセーにシフトチェンジしてみたんだが、とにかく今のBUCK-TICKは魅力的すぎる。

寿兄さんがクスリでパクられた時はどうしようかと思ったが、その後の悪の華やスピードをヒットさせてのし上がり、そうかと思うと寿兄さんの気まぐれで "壮絶な実験モード" に突入してセールスで大苦戦。さらには寿兄さんがMステに出た時にスタッフを怒らせて出入り禁止に。そして幾度も事務所を変えて、今になって再び何度目かの黄金期を迎えつつあるのだ。

近頃はニコ動やYOUTUBEにアップされた動画がきっかけで、新規ファンが急増していると言うし、長年のファンは嬉しくて涙が止まらない。

トラブルメーカー今井寿に何度振り回されても、決して解散もメンバーチェンジもせず20年以上も続けて来たメンバーには頭が下がる。それにフロントで目立つあっちゃんとか寿だけじゃなく、トール兄さんもヒデもユータもそれぞれかっこいいから困る。いや、ユータはかっこいいというよりカワイイだな。いつの間にこんなに母性をくすぐるキャラになったんだろうか?(気付けばベーシストとして明らかに上手くなってるし)



なんかテンション上がって来たんでバクチク動画を羅列してみるお!どいつもこいつも権利侵害ばっかしやがって!許せない!


ちなみにMステ出禁になったキッカケはこれらしいよ。寿兄さんはただエアギターをやっただけなのに、テロ朝は心が狭いな。仕方ないじゃん、今井寿はテルミン担当なんだから!


Kick(大地を蹴る男)。随分前に発表された曲だけど、このライブ版の方が何倍かかっこいい。あっちゃんが所々ジュリー化してて最高。


バクチクがいかにバンドとして成長したかをご理解いただくために、まずはこのHURRY UP MODE(バクチク現象)をどうぞ。


次にこっちをご覧ください。
演奏力や歌唱力、そしてステージパフォーマンスが異常なまでに向上してるのも見所だが、それ以上に今井寿が途中でギターをポイ捨てしてるのがたまらない。

・今井ギターが故障
→寿「あるぇ~?」と適当にギターを弄くる
→音が出ずどうしようか悩む
→とりあえず舞台袖に行くがローディが代替ギターを持ってこない
→「別にいいや」とギターをポイ捨て
→腰に手を当ててモリケンのようにコーラスに専念
→最後にテルミンをウィョウィョ言わせて終了

何が凄いって、ギタリストのはずの寿がギターを持ってないのに、何も違和感を感じないのが凄い。そしてメンバーが誰も心配してないのも凄い。むしろより盛り上がってるのが凄い。


この夢魔のライブ版の完成度は素晴らしいを通り越してトンデモである。


ROMANCEが洋ゴシックなら、この蜉蝣は和ゴシック。あっちゃんの存在感も凄いが、今井寿にしか書けない独特な和のイメージがたまらなくツボ。


■特別付録

バクチクとソフバのジョイントライブ。


Kikc(大地を蹴る男)初音ミク版。


バクチクと台湾のアイドルシンディーワンが夢のコラボ。


という訳で、もし今のBUCK-TICKを知らんヤツがいたら、今からでも寿兄さんの結婚記念にファンになるべき。とりあえずニコ動でBUCK-TICK検索して色々と見てみるといいよ。

ちなみにオレは最近BUCK-TICKしか聞いてないよ。家のCDプレーヤーが完全にBUCK-TICK専用機と化してるわ。


それにしても、BUCK-TICKは現在の日本のビジュアル系バンドの直系の元祖と言われているのに、そんなベテランバンドが "未だに最もカッコイイ" んだから何か間違ってるよなあ。



■オレがオススメするBUCKーTICK作品

1位天使のリボルバー
今のところ最も新しいアルバム。楽曲がツブ揃いで、BUCK-TICKにしては珍しく正統派なロックアルバム…だと思う。Alice(以下略)やリボルバーのようなとっつき易い曲が多いので、"今井寿初心者" にもオススメ。あと最近のアルバムなんでやっぱ演奏が上手い。

2位13階は月光
恐らくBUCK-TICK初のコンセプトアルバム。B-T流のゴシックが見事に表現されている快作。ROMANCEや夢魔といったキャッチーな曲が収録されてるものの、コンセプトアルバムだけあって世界観が気に入らない人には向かない。しかし一度ハマると一日中エンドレスでかけてしまう可能性大。


3位97BT99
マーキュリー時代の楽曲をぶち込んだ2枚組みのベストアルバム。この頃のB-Tは実験モードに突入していたためセールス的には恵まれてなかったんだが、それでも名曲がかなり多い。うるさい曲が目立つので嫌いな人は嫌いかもしれんが、オレはあえて "ミウ" と "BRAN-NEW LOVER" だけは聞いとけと言いたい。



ミウのPV
星野英彦の名曲。この切なさと美しさはヤバイ。



BRAN-NEW LOVERのPV
寿兄さん渾身の打ち込み系ポップ。10年くらい前の曲なんだが、あの頃溢れてたインダストリアル系とか言われてた曲はどこに消えちゃったんだろうとか思う。


バカが粘着してて気持ち悪いので改めて 「カンパメール疑惑」 はデマだと言っておく。

ほんとバカに張り付かれるのって気持ち悪い。


何年か前に 「荒井が周囲の人間にカンパを求めるメールを投げつけてるぞ!」 っていうデマが流された事があったのね?


それでそのメールとやらには原文があって、オレに悪意を持った人間が、オレを貶める目的で改竄して、あちこちに貼り付けてたって事が明らかになったの。


それなのに未だにその偽メールを証拠に、オレに因縁つけようとするキチガイがいるから困ったもんだ。



<先日アップした記事のコメント欄から>

どこがコジキなんだよ。失礼なやづだな。
コジキみたいな稼ぎ方っていうのはこういうことをいうんじゃーねーの?

早いもので、探偵ファイルと関わりを持つようになって2年弱、渡邉文男をターゲットにして半年ほど経過しました。今まで、調査に必要な飲み代や、汁ラジオの機材なんかは全部自腹で賄ってきました。しかし、渡邉文男問題に関して必要な経費が増え、個人で賄える範囲を超えてきました。例えば、渡邉文男の身辺調査には、尾行要員/女性読者役/悪徳ジャーナリストのとこでの飲み代などが必要になります。常に俺様の予想の斜め下をいく相手に対応するためには、様々な手を打っておかなければなりません。
なので、皆からカンパを募集するお!
ここ最近では、趣味嗜好に類するものは削れるだけ削っているので、板橋グルメもままなりません。かのじょさんに何とかしてもらってるのが現状です。俺様のこういった活動も、アクセス集めのために行っているわけでなく、社会的に悪が淘汰されていけばうれしいな、されるべきだ、いやされるといんじゃないかな、まちょと覚悟はしておけ、と思って続けていることです。傲慢だと重々承知の上で、何も知らない読者が、真実を知る一助にでもなれることができれば幸いだと思っているわけで。なお、このカンパのお願いは「見返りを求めない善意」をお願いしているものです。ご了承ください。
※本音
できる限りの善処はしますが、あくまで個人で可能な範囲で地道にやっていることなので、責任の持てる範囲も限られます。そのあたりの事情は、ご推察&ご容赦ください。

極端な例え話ですが、止むに止まれぬ事情でサイト運営すら止めてしまう可能性もありえます。ぶっちゃけた話、ドブに捨てたつもりでカンパしていただけると幸いです。



これ。


で、この偽メールが出回った時に、opiとかぽよがふざけていつもの悪ノリで馴れ合い記事を書いて遊んでくれたのよ。


そしたらそれを真に受けたバカが続出してしまったんだな。


オレとの関係を考えれば明らかにネタでやってるとわかるのに、そんな記事や偽メールを取り上げて 「これが荒井が乞食みたいな真似をしている証拠だ!」 と声高に叫ぶ知恵遅れがいるから本気で怖い。


きっとオレにネットバトル(笑) で完膚なきまでに叩きのめされた哀れなガキ(精神年齢的な意味で) が、それくらいしかオレに反撃する手段がなくて火病ってしまったんだろう。かわいそうに。



<カンパメールデマ 時系列>

・いきなり身に覚えのないカンパメールとやらが出回る
http://ameblo.jp/oharan/entry-10009550861.html

・脳死opiが悪ふざけ
http://blog.orangepiggy.com/?eid=295870

・臭いを嗅ぎ付けて人気政治記者のぽよ橋本先生も参戦

http://tamakoro.no-blog.jp/tama/2006/03/post_5ae3.html


・専用スレを立ててみた
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/27869/1141143334/

・あっという間に原文が見つかる
http://ameblo.jp/oharan/entry-10009706559.html

・元ネタはこのページ
http://www6.plala.or.jp/amasoft/kanpa.html



という訳で、あまりに恥ずかしいからこんなデマでオレを誹謗中傷すんのやめてね。


まだ疑惑の段階だというなら別だけど、こうやってデマだと証明されてる物を 「これは事実だ!」 と言い張って、しかもそれで他人を中傷するとは何事か。


ほんとオレに粘着してる連中って脳味噌の足りないガキばっかだな。いい加減に嫌気がさして、なぜかオレが恥ずかしくなってくるわ。




MIKAMIと三上※過去ログサルベージ

DDTプロレスのMIKAMI様 からメール。

「あのさ、荒井君がずいぶん前に書いてくれたMIKAMIの記事あるじゃない?バイト先で知り合った頃からの話を書いたやつ。あれってもう見れないの?できれば携帯から見れたりすると色々な人に読ませられるんだけど。」


ああそうか、前に使ってたサーバが無くなっちゃったから読めないんだ。


という訳で、MIKAMI様からの頼みとあっては断れないので再度掲載いたします。


DDTのMIKAMIとオレがお互い10代の頃、板橋区の商店街の中にあったレンタルビデオ屋で、バイト仲間として出会った頃からのお話です。

※原文が読み辛かったんで、軽くリライトしてみました。



2003年12月09日

MIKAMIと三上



<出会いと嘲笑>


私は幼稚園児の頃からのプロレスマニアであり、3歳だか4歳だかの時に母親からプロレス禁止を宣告されたという過去を持っている。


当時の私が好んで見ていたのは全日本女子プロレスで、親の話ではお気に入りの女子レスラー(主に池下ユミ) が攻め込まれたりすると、気が違ったかのような勢いでTVに掴みかかり、揺らし、奇声を発していたらしい。それを見た母親は我が子の事ながら素でひいてしまい 「この子はプロレスで興奮しすぎる。このままじゃロクな事にならん!」 という結論に至ったそうだ。


だが母親にとっては残念な事に、私はプロレス禁止を言い渡された後も、隠れて中継を見続けた。女子も男子も関係なく、数々の名レスラー達の虜となり、胸を張ってプロレスマニアと名乗れるほど立派に成長してしまったのである。残念だがもうシャバには戻れない。


さて、そんな私には長い付き合いになるプロレスラーの友達がいる。彼とは1993年頃に、アルバイト先のレンタルビデオ店で知り合った。バイト仲間の中に、他にプロレスに詳しい人間がいなかった事もあり、彼と私はすぐに打ち解ける事ができた。


当時の彼はユニバーサルプロレスという、日本初のルチャリブレ(メキシコ流のプロレス)団体の練習生だったのだが、団体自体が無名だったため、そこの練習生という立場の彼など世に知られているわけもない。誰よりもプロレスラーに対して強い憧れを持ち、練習生といえども妙にプライドが高く、いつかリングに立つ事を夢見て日夜練習に励んでいたものの、本当にその夢が叶う日が来るのか甚だ疑問だった。


というのも、彼には大きすぎる欠点があったのである。身長160cmと、プロレスラーを名乗るにはあまりに身体が小さすぎたのだ。


まだまだ身体が大きいことが第一とされていた90年代前半のプロレス界で、一般人よりもはるかに小さい彼に門を開いてくれる団体などある筈も無い。唯一許されたのが、小柄な人間でもやれるインディーズのルチャ団体だったのだ。


自分の目の前に開けた細い道。憧れのプロレスラーへの道を必死に歩む彼。心の糧は、夜な夜な夢に見るスポットライトの中で躍動する華々しい自分の姿だけだった。


だがそれはあまりに険しい道だったと言わざるを得ない。


彼の苦難を説明するために、彼と私の出会いをもう少し詳しく話しておこう。ある日ほかのバイト仲間と話をしている時に、ふと 「プロレスが好きなんですよ」 と口にしたところ、そのバイト仲間が 「ウチにもプロレスラーいるよ(笑)」 と、なんだか小バカにしたような笑いを浮かべながら教えてくれたのだ。


数日後、たまたまそのレスラーだという彼と一緒のシフトに入る事になり、「彼がプロレスラーだよ(笑)」 と初めて紹介されたのだが、目の前に立った彼は私の肩口くらいまでしか身長がなく、正直言って第一印象は "がっかり" だった。


そう、私に彼を紹介しようとしてくれたバイト仲間のバカにしたような笑みは、これが理由だったのである。「こんなチビなのにプロレスラーだってよ(笑)」 という意味だ。彼の 「練習生とはいえ俺はプロレスラーなんだ!」 というヤケに高いプライドが、見事に逆効果になってしまっていたのである。


バイト先ですらこのような "冷やかしの対象でしかない" という扱いなのだから、プロの世界ではさらに立場がなかった事だろう。


しかし彼はそんな外野の声には耳も貸さず、時給750円程度の少ないバイト代を必死にやりくりしながら黙々と練習を続けていた。


だが彼にとって夢を叶える唯一の団体と思われたユニバーサルは、いとも容易く潰れてしまう。ここから彼の七転八倒の流浪の人生が始まった。




<挫折と流浪>


どうしてもプロレスラーになる夢を捨てられなかった彼は、元ユニバの選手をまとめて新団体を作ると宣言したサスケ(当時マサみちのく) について行く事にした。ちなみにサスケが思い描いていた団体とは、みちのく地方(東北) をホームグラウンドとする "地域密着型" のプロレス団体である。


そんな 『みちのくプロレス』 を選択した彼には、バイトで稼いだ金の殆どが東京~東北間の交通費で消えるという生活を続けながら、デビューを目指して練習に打ち込むという選択肢しか残されていなかった。東北に引っ越す金もなく、必死に交通費を貯める為だけに働く日々。そのうち彼は時給の安いレンタルビデオ屋では生活できなくなり、少しでも給料の良いバイトを探し歩くようになっていった。


そんなある時、彼は1本のビデオテープを手に私の元にやって来た。そのビデオの中に収められていたのは、TVのドキュメンタリー番組で、みちのくプロレスの特集が組まれた時の映像だった。


「見てよ!これに俺が出てるんだよ!」


自慢気な彼の表情。


「ほら、もうすぐ俺が出るから!」


そして流れてきた、彼ご自慢のTV出演シーン。


会場入りするサスケの為に、入り口の扉を開ける一人の小柄な青年。


「お疲れ様です!」


声をかける青年をちらりとも見ずに、サスケは会場へ入っていく。当然のごとくカメラもサスケを追い、青年の姿は1秒ほどでブラウン管から消える。その番組の主役はサスケと愚乱浪花であり、彼の出番はたったこれだけだった。


だが、彼は相変わらず自慢気な顔を崩さない。


「みちのくは絶対に成功するよ!俺は社長を信じてるから!」


「まあ、俺がビックになってもお前とは友達でいてやるよ(笑)」


能天気に語る彼は、自分の成功をこれっぽっちも疑っていなかった。若者特有の熱病かのように、この時の彼は暑苦しいほど自信と夢と希望に溢れていた。


それからしばらくして、彼はみちのくプロレスを辞めた。正確には辞めたというより、クビになったという方が近いかもしれない。


理由など考えるまでもない。いつまで経っても芽の出ない自分への苛立ちと、金銭的な苦しさに追い込まれて破綻したのだ。当時のみちプロは旗揚げしたばかりで経営が軌道にのっておらず、物になるかどうか分からない練習生の生活を保障してやる余裕などなかったのである。


正直言って、私はこれで彼も第二の人生を歩む事になるだろうと考えていた。どう考えても彼がレスラーとして成功する事などありはしなかった。身長は160cmそこそこしかなく、ずば抜けた運動神経や、誇れる実績がある訳でもない。一体どこに成功する要因があるというのだ?あえて良い所を挙げるなら、能天気で楽天家な事くらいか?それくらい彼には見込みが無かった。


だが彼はレスラーへの夢を捨てられなかったようだ。金のかからない地元の体育館や公園などに通い、一人黙々と練習を続け、よせばいいのに知る限りのプロレス関係者に連絡を取りながら、ひたすらチャンスを待ち続けていた。


時には子供達が公園の遊具で遊んでいる中に混じって、「お兄ちゃんなにしてんの?」 などと冷やかされながら一人でトレーニングをしていた事もある。同年代だけでなく、遂には幼稚園児くらいの子供にもバカにされる始末だったのだ。


また、彼は何かの足しになると思えば、全然関係ない格闘技の大会に出場したりもした。


みちプロを辞めてすぐの頃、久しぶりに会った彼がこんな事を言った。


「俺さ、今度サンボの大会に出るんだ。まあ俺も一応レスラーだしさ、厳しいだろうけど、そう簡単には負けないよ。もしかしたら勝っちゃうかもよ?」


そして結果は見事に一回戦負け。それも "飛びつき腕ひしぎ逆十字固め" という、余程の実力差が無ければ決まらない "見せ技" でだ。


流石の彼もこれには凹んだらしく、珍しくネガティブな表情を浮かべていた。


「俺、遊ばれてたよ。相手、すごい余裕だった。やっぱ実力差かなあ。」


だが…


「まあホラ、これは異種格闘技戦だから!レスラーの本業はプロレスの試合だからさ!」


即座に立ち直るどこまでも能天気な彼。


しかしその時の彼は所属する団体がなく、"本業のプロレスの試合" とやらをさせてもらえる場がなかった。「ユニバ~みちプロ」 と渡り歩いたものの、結局デビューすらしておらず、その当時の彼は "自称レスラー" でしかなかったのだ。


そんな彼にある時ちょっとしたチャンスが訪れる。高野兄弟が設立した団体の練習生になる事が出来たのだ。これで少しは夢に近付くかに思えたが、その団体もつまらないゴタゴタであっという間に崩壊し、またしても流浪の身に。どこまで行ってもトンネルから抜け出せない彼だった。




<奇跡の開花>


それからしばらく彼と連絡がつかない日が続いた。流石にプロレスを諦めて、田舎にでも帰ったのだと思っていた。まだ20代半ばの若者だ。いくらでも人生のやり直しが効く。


そんな同情、憐れみにも似た気持ちでいたある日、何ヶ月かぶりにこれ以上無いくらいの笑顔を浮かべながら、彼が現われた。


開口一番彼はこう言った。


「荒井、知ってたっけ?俺、もうデビューしてプロレスラーやってんだよ!」


言うや否や、手に持ったビデオテープをデッキに押し込む彼。ポカンとする私をよそに、モニターに試合会場の風景が映し出された。


彼の試合は第一試合。まだ観客席には人がまばらな状態だ。選手がリングに上がっても何の反応も無く、試合が始まっても観客の注意力は散漫で、まるでリングを見ていない。


試合中の彼の様子はというと、若手のレスラーにありがちな 【ぎこちないけど必死さだけは伝わってくる】 といった感じで、とりあえず一生懸命動き回っていた。


ハッキリ言ってしょっぱい。


正直言って見てられない。


出す技といえば、相手をロープに振ってのボディアタックと回転エビ固め。そして跳躍力がなく、なんとも見栄えの悪いセントーン。そしてスクールボーイ程度だった。何をやっていいか分からず、とにかく必死で相手をフォールしようとする彼。テンパっているのか、なりふり構わず相手の脚にしがみつき、出てきた技がなんとも不恰好で情けないスクールボーイ…。


試合を見終わった後、何か褒めてあげられる点がないか試合の記憶を辿る私。


だが、お世辞にも褒められる要素など無かった。


(あまりにしょっぱ過ぎる…)


仕方なく、悩んだ挙句に 「やっと夢が叶ったね!オメデトウ!」と、試合の内容とは全く関係のない言葉でお茶を濁すしかなかった。


私の言葉を聞き、素直に喜びを表現する彼。


「俺さ、この団体に骨うずめるから!絶対にのし上がるから!今度試合見に来てよ!」


だが、私が彼の試合を見ようと会場に行くと、いつも決まって負傷欠場中だった。


何度も言うが彼は小さい。レスラーとして致命的なほど身体が小さい。それをカバーするには、危険を顧みず動き回り、飛び回る事で自分をアピールするしかない。


彼はバカ正直にそれを実行し、いつも怪我ばかりしていた。試合をやれば怪我。治ったと言って出場するとまたしても怪我。せっかく長年の夢だったデビューを果たしたというのに、彼は年中怪我ばかりしてチャンスを棒に振りまくっていた。


最初の頃は何度か会場に足を運んでいた私だが、訪れても彼の試合をマトモに観れた試しがなく、いつしか足が遠のいてしまった。


だがそれでも彼はプロレスをやり続けた。小さい身体を必死でカバーする、危険と隣り合わせのスタイルを貫き通した。




―そして現在―




彼はまだ 「骨を埋める」 と宣言した団体にいる。

DDTきっての看板レスラーMIKAMIとして。


もう何をやってもしょっぱかった頃の彼はいない。プエルトリコへ遠征してベルトも奪取した。しかもその時の決まり手は、あの見てられないほどチンケだったスクールボーイだ。彼はこの技を磨き続け、今では 「世界を獲った必殺のスク~ルボ~イ」 と呼ばれるまでに昇華させた。


彼は他にもいくつもの得意技、必殺技、ギミックを手に入れた。中でもラダー(はしご) の上からのスワントーンボムの美しさは世界でもトップクラスだ。


そして遂には、みちプロ時代の恩師グレートサスケとの対戦も実現してしまったのである。


いつまでたっても芽が出なかった彼。そして遂には続けて行けなくなり、みちプロから逃げ出した彼。そんな出来の悪い元生徒に対し、サスケは堂々と胸を貸してくれた。そして全てを受け止めてくれた。


試合後、サスケは恩師としてこんな言葉を残した。


「三上の立派に育った姿を見ると、俺も考え改めなきゃな。…だが一言言わせてくれ!お前のその指輪とピアスとペンダント、それはいただけない。それは俺の人間教育として認められない!」


懐かしい恩師の、これまた懐かしい説教。MIKAMIはこの言葉を受けた後、試合前に指輪とピアスとペンダントを外すようになった。



自分に与えられたキャラクターを貫き、リング上では馬鹿正直に、ひたむきに、危険を顧みないファイトで観客を虜にする。これがMIKAMIのスタイルだ。


誰からも期待されず、心無い嘲笑を浴びせられ、いつまで経ってもどこへ行っても先の見えないどん底状態…。


それでも三上は誰に何と言われようとどこ吹く風で、十代~二十代半ばの最も大事な時間をプロレスだけにつぎ込んだ。


周囲から同情や憐れみの目を向けられながら、必死に生きてきた証。


散々苦汁をなめ、やっと掴んだ夢。


それが "MIKAMI" だ。


"MIKAMI" こそが、三上恭平が全てをかけて追い求めてきた、10代の頃の彼が夢に見ていたという "明るい未来そのもの" なのだ。




今年の3月(※この記事を最初に公開したのは数年前)、地元の商店街で私は偶然 "三上君" と再会した。何かの取材を受けている最中に私を見かけ、中断して声を掛けて来てくれたのだ。


「行っても怪我ばっか」 という理由で試合を見に行く事もなくなり、3年くらい会っていなかったというのに、彼は私を覚えていてくれた。


「ほら、君は俺の昔を知っている数少ない人間だからさあ。」


不覚にも商店街のまん中で泣きそうになった。


「まあ、俺がビックになってもお前とは友達でいてやるよ(笑)」


あの時、私に向けて言った言葉を彼は憶えているのだろうか?ヤツの事だから恐らく憶えてはいないだろうが、あれから10年経ってきっちり約束を守ってくれた。


せめて受けた恩は返さねばと、私は家に帰ると周囲のプロレス好きな人間に声をかけ、DDTを観戦しに行く計画を立てた。


そして久しぶりに足を運んだDDTの会場。第一試合から面白い試合が続き、笑い、熱くなり、キックやパンチの当たる音にヒヤっとし、受身を取る音のデカさにドキっとする。そんな生観戦の醍醐味が存分に味わえる興行だった。私が目をそむけていた隙に、DDTは立派なプロレス団体に成長していたのである。


そして迎えたMIKAMIの出番。脚の怪我もあって動きは本調子ではなかったが、観客の声援は物凄い。試合後もMIKAMIのマイクアピールに会場中が一体となる。


「これがMIKAMI様の!世界を獲った必殺のスクゥ~~ルボォ~~イ!!」




興行の後、三上君に勧められるがままに、DDTが経営するステーキハウスで夕食をとった。


「試合終わったらさ、DDTステーキで待っててよ。俺行くから。」


が、三上君は現われず、食事も終わってしまった。店内もDDTファンで混み合い、店の外で並んでいる人もいたので、仕方なく帰ることに。


会計を済ませ店の外に出ると、何やら見覚えのある人影が。大事な商売道具のラダーを抱えた三上君と、タッグパートナーの鳥羽君だった。後楽園からDDTステーキまで歩いて5分ほど。彼はその距離を、ラダーを背負ったまま歩いてきたのだ。


「あ~ゴメンゴメーン、ちょっと遅くなっちゃった。」


「な、なんでラダーなんか持ってるの?」


「え?だってコレ私物だもん。自分で管理しないといけないんだよ。」


「へぇ~…」


結局、この場で交わせた言葉はほんのわずか。時間にして数分程度だった。


立派な人気レスラーとして成長したMIKAMIだが、良くも悪くも三上君は何も変わらない。相変わらず救い難いほど能天気な天然キャラのままだ。さっきまで遠いリング上にあった、MIKAMIの象徴ともいえるラダーを担いだままの姿を見て、改めてそう思った。


今後、私はDDTの会場に足げ無く通う事だろう。


友人として、三上君の晴れ舞台を見守るために。


そして、憧れのレスラー "MIKAMI様" の四次元ムーブに夢中になるために。





<後日談>

三上君からこんなメールが届きますた。


おいおい!俺の恥ずかしい話ばっかバラすなよな!しかも内容間違ってんじゃん!お前な、あんないい加減な事書いてたら、このMIKAMI様の世界を獲った必殺のスク~ルボ~イで、ギッタンギッタンのバランバランにしてやるからな!(※一部脚色)


…何か間違ってたみたいです。

慌ててどの部分が間違っているのか問い合わせた所、次のようなお返事が。



まずね、ジョージ高野さんとPWCは関係ないんだよ。それとPWCの旗揚げに参加したんじゃなくて、旗揚げからしばらくしてから、PWCを見に行ったんだ。その時に高野拳磁さんが 「ウチに入るのは自由、出て行くのもだ。身体の大小は関係ない!」 ってマイクアピールしてたのに感動して、その場で入門を直訴したんだよ。


で、上手いこと入門テストに漕ぎ着けて、晴れて合格。 96年10月17日に北沢タウンホールでPWC選手としてデビューしたの。 そういえば、テストを見てたの高木三四郎だったなあ。


あと、俺はPWCじゃ1試合しかしてないんだよ。 つまり、俺がデビュー戦をやった日が、最後の興行になっちゃたんだよね。


その後、高木三四郎から

「新団体を旗揚げしようと思うが、お前どうする?高野代表について行ったら、PWC崩壊後も高野について行った唯一の新人として注目されるかもしれん。2mと160cmでインパクトあるしな。でも代表が何もしなくて、お前もそのまま埋もれて、注目されずに終わりかもしれん。」

って言われたんだよ。


それで悩んだ挙句、三四郎と一緒に新団体DDTを旗揚げすることにしたんだ。



だそうです。


っていうか、史実の方がより流浪の人生を表してて面白いのは気のせいか? デビュー戦が最後の試合ってあんた。しかもテスト見てくれたの三四郎だったのか。


「じゃあ三四郎って三上の恩人じゃん! 抗争とかしてたらダメじゃん!」 というオレのツッコミに対し…


ああ、それは過去だよ過去。アイツへの義理はとっくに果たした。 このMIKAMI様のお陰でDDTも人気出てきたしな!次の荒井君が来る後楽園ホールで、アイツをバランバランにしてやるよ!MIKAMI様必殺の、世界を獲ったスク~ルボ~イで!まあ、三四郎が一人でチャック上げられない身体になる様を楽しみにしててよ。


だそうです。


プロだなあ、MIKAMI様…。






<2008年追記>


MIKAMIのこの天狗キャラって、ベルト巻いてから作ったキャラって言われてるけど



それは大間違い!



三上は単なる練習生だった時代からプライドが高くて天狗キャラだった。


その当時はデビューもしてないんだから、肩書きなんて身長160cmのフリーアルバイターだっつうのに、何かにつけて 「俺はプロレスラーだから」 が口癖でな。もう誰彼構わず 「自分はプロレスラーだ!」 とアピールする人だったのよ。


ちょっとトレーニングして筋肉がついてくると、よっぽど嬉しいのか、男にも女にも 「ホラ、ここ触ってみ?やっぱ俺レスラーだからこれくらいはね!」 とか言いながら身体を触らせてたし。


成功した今だから美談にも出来るけど、もし夢破れてたら単に "イタイ子" だよな。


でもその思い込みの強さと変なプライドの高さだけで、本当にレスラーとして成功しやがったんだから凄いよ。今じゃWWEの某レスラーにオリジナル技をパクられるまでになっちゃったんだから、三上恭平は思い込みの天才かもしれん。



それともうひとつ。

オレはここにも書いたようにドツボ時代の 「あいつアレでプロレスラーだってよwww」 と陰で嘲笑されていた三上を知っているもんで、今のMIKAMIがしょっぱい試合をやらかすと、我が事のようにガッカリして直接本人に言っちゃうのね?

「お前は今日の試合をあの頃の自分に見せられるのか!」
「せっかく夢が叶ったのに恥ずかしくねえのか!」

って。

で、三上君もその辺の事がわかっているらしく、自分で 「今日のはいい試合だった!」 と思えた時は、オレが何も言わなくても 「今日の試合どうだった?どうだった?何か気になったとこあった?」 と感想を求めてくる(褒めて欲しいらしい) のに、明らかにしょっぱい試合をやっちゃった時は何も言って来ないのよ。むしろオレの感想から逃げるのよ。



子供かお前はwww



MIKAMIファンからすると、こういう所が母性本能をくすぐるんだろう。ズルイ。

てか彼のこの辺のカワイイ性格は本当に変わってない。昔からこういう子供っぽいというか、無邪気というか、天然なヤツだったもの。


まあ何はともあれ、今後もオレは "MIKAMI評論家" として口うるさくしますんでよろしくね♪

MIKAMIがしょっぱい試合をやらかした時は、「昔の三上君が第三者としてこの試合を見たらどういう感想を言うか?」 を考えてお伝えしますので。


アーラリ(韓国料理・JR板橋駅)

"他称"ネットウヨクなオレは韓国料理が大好き!

そして我が町いたばしはアジア系民族の掃き溜め!

という訳で、オレ様の韓国料理好きは 「収まるべくして収まった」 というだけなのである。




そんな必死の言い訳をしつつ紹介する今回のお店は、素朴な韓国家庭料理が楽しめるアーラリ。場所はJR板橋駅のすぐ近くで、以前紹介した板橋が誇る庶民の味方 魚がし寿司 のすぐ目の前。




この店は席につくとまずこのような 「給食のプレートかい!」 とツッコミたくなるような皿に、3種類のお通しが盛り付けられてくる。皿が皿なんで全く期待できなさそうなんだが、食べてみると意外とどれもこれも美味い。この日は中央のスルメイカのおつまみがクリティカルヒット。




食前酒や食後にオススメしたい黒豆のマッコリ。甘くてほんのり香ばしくて、全く酒の味がしない。女の子に飲ませて悪さするのにもってこいである。

ちなみにこの店の普通のマッコリはマイルドな呑みやすいタイプで、炭酸のようなピリピリした刺激を感じるマッコリが嫌いなオレにとってかなりベターな味。そもそも値段はそれほど高くないが、甕で頼んじゃうとさらにお得。




つぶ貝とキムチを合えたような1品メニュー。温かいのかと思ったら冷菜で、しかも激辛だった。辛くて酸っぱくて、それでいてつぶ貝のコリコリした食感が心地よく、マイルドなマッコリで胃を落ち着けながら無表情で口に運び続けるオレ。本気で辛かったので、激辛マニアのオレなのにこれ1皿で汗が噴き出し唇ヒリヒリ。




続いてやって来たのは砂肝のスタミナ焼き。砂肝が思ったより柔らかく、ごま油と塩と生姜が効いててとにかく酒が進む。これはマッコリじゃなくてビールだな!上に唐辛子は乗ってくるけど、ピリ辛程度なので食べやすい。




決して上等ではないんだが、手作り感というか、素朴さというか、そういった "地味~な美味さ" をジワジワ感じさせてくれる水餃子。イメージ的に 「韓国に行ったらお婆ちゃんが手作り餃子でもてなしてくれました」 ってな感じ。

日によって海鮮とお肉と2種類出てくる事があったりなかったり。お肉だけの日もあるんだけど、まあその辺は板橋ならではのユルさだという事で深くツッコムのはよそう。(今回は2種類出てくる日だった)




アーラリでぜひ食べて欲しいのが、このアーラリチヂミである。普通のチヂミと違って、単にジャガイモをすって焼いただけらしいんだが、とんでもなく卑怯な味がする。

バターの香りと、ほんのりとした塩気だけというシンプルな味なんだが、なんと言えばいいんだろう?カルビーのポテトチップ(うすしお)を、チップじゃなくて芋餅にした感じ?伝わる?オレの中ではこれがベストな例えなんだけど、もし伝わってなかったらお前ら実際に行って食え!

どう考えても料理としてはB級とC級の境目辺りに属しているんだけど、身震いするほど美味い。これはマジでズルイ。

店の人いわく 「いつも来る度に食べてるけど、家でも簡単に作れるよ~」 との事なんだが、どんなレシピなんだろうか?ジャガイモをすって、ごま油とバターで焼くだけだと言い張ってるんだが、絶対に何かひと手間ありそうなんだけど。

<予想レシピ>
1.ジャガイモをいっぱいする。
2.お好み焼きのように丸く整形する。
3.ごま油をひいたフライパンで焼く。
4.両面をこんがり焼いたら、表面にバターを塗って出来上がり。
5.お好みで軽く塩を振って食べる。

こんな感じか?これであの味になるのか?どう考えてもならない気がするのはオレだけか?




キムチチャーハン。味付けは悪くなかったんだけど、全体的にイマイチ…。今回のがっくりさん。




スタミナラーメン。今回のがっくりさんその2。牛スープにたくさんの野菜が入っているんだけど、そのせいでラーメンというより単なる野菜スープになってしまっていた。ラーメン用に塩を強めに効かせてあるんだけど、それが逆効果で飲み辛い&食べ辛い。こりゃ残念だ。



■総評
まずダメなところから言うと、この店は悲しいことに〆が弱い。一番美味しいのが韓国直輸入の辛ラーメンなのだからちょっぴり淋しい。

しかし他の1品メニューはどれも普通に美味しいんだよなあ。どれも素朴な美味しさなんだけど、だからこそ安心して食べられる。

あと店の主人が独自の味付けで調理しているような感じなので、いわゆる普通の韓国料理屋の味と全く違う物が出てきたりするんだが、それが逆に良い結果になっているという不思議さ。ジャガイモのチヂミなんかその最たる例だろう。

今回は頼まなかったけど、サムギョプサルとかチゲ鍋なんかも美味く、特にこの店のチゲ鍋は他とはまるで味が違う。よ~く発酵させて酸味を出したキムチしか使わないらしく、そのお陰で自然な酸味とコクが出ててなんとも心地よいバランス。ただ具材が少なく、お肉と野菜がちょっぴり入ってくるだけなので、その点では不満に感じる人もいると思う。あくまでスープメインで楽しむメニューなので、具沢山のチゲ鍋が食べたい人は頼まない方が吉。しかしこのチゲ鍋を食い終わった後に辛ラーメンや米を突っ込むと殺人的に美味いんだよなあ。

という訳で、密かに地雷もあるんだが、素朴な韓国の家庭料理が楽しめるお店という事で、100点満点で85点。減点理由は〆メニューの弱さ。もし食べたりなかったら向かいの魚がし寿司へGO!



■アーラリ(韓国料理)
住所:東京都板橋区板橋1-20-2
TEL:03-3963-8889
営業時間:11:30~14:30(ランチ) 17:00~24:00
定休日:不明(なし?)



自称グラドルのぶっちゃけトークと素人童貞募集

なんか同時期にエロ系の痛々しい話題が。

・グラドルだけどなんか質問ある?
・SODが童貞大募集


最初にグラドルのぶっちゃけ話 の方だが、「本物くさい!」 とわかった途端に説教し出す "あまりに痛いバカ" が出現してて腹がよじれるほど面白い。

少なくとも2ちゃんねらなんかに親の事とか将来について言われたかねえよw

恐らく 「枕やってない子の話なんて聞かない」 というような発言にショックを受けて火病ってしまったんだろう。芸能界の枕営業についてはオレが前々から語っていた事だから、汁読者なら免疫あるだろうけども、純真なお子様には刺激が強いだろうなあ。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/07(水) 23:18:01.33 ID:D+fXI2es0
枕営業とかあるの?
>>23
逆にそれができないと「プロ意識ない」みたいな空気があるかな。
普通にありすぎる。


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/08(木) 00:47:50.59 ID:tWIwK2jwO
これきくと鬱になりそうだけど、アイドルはみんな枕やってんの??
>>122
タレントは事務所のいいなりって部分は大きいし、
売れるまでは仕方ないんじゃないかな。
売れたら、社長にさえ嫌われなければおk。
自分は枕しないで売れた人の話聞いたことがないけど。


239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/08(木) 01:52:07.12 ID:bdd/RXI10
大手の子でも枕してるの?
枕する子は自発的にやるの?それとも誰かに勧められるの?
>>239
社長は、洗脳するのが仕事とは言ってた。


オレがこの自称グラドルの子を 「あ、もしかしたら本物かも?」 と思ったのは、実はこの辺の枕営業を当然とする風潮について語っているところ。

芸能界もAV業界も典型的な男が作った社会で、いわゆる "業界人" ってのは大抵が男なのね?

という事は、当然のごとく 「男にとって都合がいい常識」 がまかり通ってるわけで、その典型的な例が 「プロ意識があれば枕もできるだろ」 という言葉なんだな。

どこの世界でも男は女の裸に弱いし、特にジジイ連中は 「芸能人の子とヤル!」 という事にステータスを感じちゃう人間が多いしね。だからスポンサーになってくれそうな人間とか、大きなパブリシティ展開を実現させてくれそうな相手に対して、ビジネスの話だけじゃ押しが弱いと思ったら簡単にパカパカ股を開いてしまうと。

従って、売れっ子なら商品としての魅力が大きいから枕の必要はないが、どうでもいいB~C級の子は枕でもしないと美味しい仕事は得られないわけだ。

最近じゃバレたら一発で "ヤラれる" というのに、平気でジュニアアイドルに枕をやらせるバカ事務所とか、所属タレントを愛人にしてしまうキチガイロリコン社長がいたりして中々に熱い。(大手芸能事務所の人間でもやってるってのが救われない)

ほんとこの辺のネタに証拠を添えて、その辺の右翼とかヤクザに売ってやろうとか思う。上手く行けば半年くらい働かずに食えるかもしれんが、下手打つと弾かれる恐れがあるという両刃の剣。一般人に対してエロ規制なんかする前に、実際に子供を食い物にしてるコイツらを取り締まれよと思う。


さて、話は変わってSODの童貞の素人募集 というネタ。


本物童貞大募集!!
5月17日(土)・18日(日)【もしくは24(土)・25(日)】の一泊二日で泊まりがけのロケに参加していただける“童貞”の男性を募集しております。
※参加者の人数により撮影日が変更になる可能性があります。

参加条件は
・本物童貞であること
・18歳以上で免許証・パスポートいずれかの身分証明証をお持ちの方に限ります。
・撮影の際、顔出しNGの方につきましては目線モザイク・サングラスの処置をさせていただきます。
※高校生は不可となります。

詳細につきましてはご連絡を頂きました方に追ってご連絡させていただきますので、メール・お電話でお気軽にご連絡くださいませ。

担当者:SODクリエイト(株) 野本
メールアドレス nomo@sod.co.jp


芸能界が子供に枕をさせて食い物にしている時に、SODは童貞を食い物にすると!

ではせっかくなのでオレ流にSODクリエイトについて説明しておこう。

・AVオープン不正発覚でクソ叩き
SODが東スポと共催で行った第二回AVオープンで、はじめは主催者のSODが売上1位で優勝となったものの、自社製品を6,000万もかけてショップで買い占めた事が発覚し、四方八方からタコ殴りにされたという心温まるお話。

今のAV業界って、DMMを筆頭とする北都系メーカーと、SOD系列のメーカーの2つに分けられるんだけども、パワーバランス的にはSOD系が蜀で、北都系が魏と呉を合わせた感じという酷い状況。蜀vs魏・呉同盟軍って、史実で最もダメだった展開じゃねえかよと。

で、このAVオープンはその辺の派閥の垣根を越えて多数のメーカーが参加したお祭りだったんだけど、SODは何を思ったのかこんな不正をしでかして、ただでさえ押されまくってるのに自分の手でさらに名を汚してしまったと。早い話がバカなんだな。


SODのダメな話は他にもあって、"傘下メーカーのオリジナルネタを平気で盗む" という特徴もある。

SODの傘下メーカーには、例えばV&Rとかディープスとかナチュラルハイとかアイエナとか色々とあるんだけど、それぞれが得意なジャンルとか、人気のシリーズを持ってるのね?まずこれを覚えておいて欲しい。

そんでもってSOD傘下のメーカーは、"勝手な営業ができない" というトンデモない契約条件になっている。何か大がかりな宣伝をしたい時なんかは、SODの許可を得て、SODの営業に動いてもらわないといけない訳だ。おまけに普通の商品宣伝に関してもSODの自社製品が優先で、傘下メーカーの宣伝は二の次という雰囲気がひしひしと伝わってくる。

そんな状況でSODがなに食わぬ素振りで傘下メーカーのネタをパクるもんだから、各メーカーは冗談じゃ済まないダメージを受けてしまっているのだ。

試しにSODの販売ページを見て欲しいんだけど、「このネタってV&Rのシリーズじゃなかったっけ?」 とか 「これってナチュのでしょ?」 というような作品が今でもいっぱい並んでございます。

しかしアメブロはアダルトサイトへのリンクが出来ないため直リン不可…。さて困った。気になる人は各自の判断でSODのサイトにGO!

再び三国志に例えるならば、今のSODの状況ってのはこうだ。

魏と呉を同時に敵に回した揚句、国内では 「劉備=がなり」 の後を継いだ 「劉禅=菅原ちえ」 がトチ狂って不満と怨嗟の声が広まり、内側から瓦解する危険性大。それなのにSODはバカなのかキチガイなのか全く危機感を感じず "オレ様商売" を続けていると。

どうせネタをパクるなら、北都系列のメーカーからパクれよ。何で味方の傘下メーカーのネタをパクるんだよwww

そんなもんSOD系って枠組みの中でシェアを食い合って共倒れになるに決まってんだろ!そんな事もわかんねえのかバカ!

北都に独占されたAV業界ってのも嫌だが、それ以上にSODのバカさの方がより救いがない。

しかし来月くらいにそんなAV業界に激震が走るような "ある話" が発表になると思うので、気になる人はウチをちょくちょく見とくといいよ。「北都が独占、SODはバカ」 って空気がガラっと変わるんじゃないか?



随分と長くなってしまったが、そんな劉禅率いるSODクリエイトが童貞を集めて何かやりたいようだ。2ちゃんなんかでは 「オレの時代か?」 と話題になっているみたいだが、夢を壊すようだけどあまり期待しない方がいいよ。

まず素人の童貞なんか使ったところで、まず9割9分AV女優と本番なんかさせてもらえない。幸運にもカラミで童貞喪失チャンスがあったとしても、現場の空気を知らない人間がカメラの前でSEXできるとは思えない。

まずSODはそれなりに大きなメーカーだから、現場にはスタッフが何人もいるだろうし、女優も、もしかしたら男優も複数いるかもしれん。

監督1人
V用カメラマン1人
現場スチール用カメラマン1人
照明1人
AD2人

最低でもこれくらいのスタッフはその場にいるだろう。この他に女優(複数の可能性あり) であるとか、サポート役の男優(これも複数の可能性あり) であるとかがいて、10人を超える人間の前で 「はい、チンコ勃ててください」 とか言われちゃうわけだ。

それにカメラが回ってる時はエアコンはすべて切る(ノイズが入るため)から、スタジオ内は照明がガンガン当てられて灼熱地獄になってるし。

そんな劣悪な状況で、首尾よく息子さんが元気になって童貞喪失できたとしても 「そろそろ発射しろ」 とか言われちゃうんだぜ?出せって言われてハイと出せるか?

しかも監督の納得行くような動きができなかった時は 「チ、こいつ使えねえな!他の持ってこいよ!」 となじられて男優(童貞)交代させられちゃったりする可能性もあるし、まあまともな扱いはされないわな。

どうしてもやりたいと言うなら止めないが、オレはトラウマが残るだけだからやめとけと思う。

もし仮にオレが童貞で、こういう企画物に興味があったとしても、信頼できる監督でもない限り絶対に出ない。例えばこの手の企画だったら二村ヒトシ監督 なら実績もあるし信用できるんだけど、残念な事に二村監督は北都系だw

SODクリエイトに二村さん並に "演者をのせる" 気配りができる人材がいるとも思えんし、明らかに地雷だよこれ。



という訳で、何だか無駄に長くなった気もするんだが、童貞も魔法使いも強く生きろと。夢ばっか見てないでもっと精神面を鍛えろと。

そんなマトメでいかがでしょうか?