ちょっとした違い | おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家。松山出身。
”食”に関わるすべてのもの(食べ手、作り手、食材、土、水、空間など)が
一枚の絵になるような時間をつくる”おべんとう作家”として活動を始めました。

 コロナが流行って外出が難しい時期にインテリアの植物を育てるのにはまりました。2年前は出張が多くて、夫に水やりを依頼してやってくれてたのですが、多分、少なかったみたいで、だんだん弱ってダメになった子もいたり、復活した子もいたりです。今年からはまた移動することもあるだろうと踏んで、植物を増やさない(居る子たちの株分けで増えるとは別に新規のもの)と決めていましたが、以前いたラクテアが出張中にダメになり、この子から植物愛が始まったので、また居て欲しいと思っていたところ、たまたま行ったホームセンターでえ?というくらいのお安いお値段で売ってました。間違いでは?と思いあれこれ見ましたが、間違ってないようで、レジで再度確認。この価格というので破格で手に入れました。一応、何か問題でも?と伺うと、ここの刺が1か所ない、ここにちょっと傷というかフラットでないのでなど言われて、それでこんなに割り引かれるのか?と悲しくなりました。気になる人、気にならない人と居ますから。気にならない私が買えばいいか。

 時々、娘が、私に似ていると自分の容姿を悲観するので、「石原さとみさんとだいたい同じだけど、ちょっとポジションが違うだけかな?」というと、橋本環奈さんを出してくるので、「パーツの型番が違うだけよ。あのパーツは取り寄せ難しい。」など、いなし濁しているのです。年をとると、美人もおばさんになるし、生き様が顔に出るし、一概に美形と言い難くなると信じています。

 植物も容姿が重要かあ。大事に育ててたら、刺が出てきたり、傷が治ったりしないかな?と、期待して。娘同様に、コンプレックスに負けないで生きて欲しい。