不食の弁護士でおなじみの秋山佳胤さんが、いかにいいかげんに生きるか/生きてきたかを語った本。

 
秋山さんが不食にいたるまでの食生活が面白かった。いわく、はじめにお肉や乳製品を減らして、玄米菜食ベースに。次に野菜と果物だけ。のちに果物だけ。やがて果物ジュースだけ。そして不食に到達。
 
私はいま、主食が野菜と果物の、ほぼローフード生活なんですが、途中までの経過が秋山さんの不食の課程とおなじだった。不食を目指してはいないのですが、自然にここまできたとすると、自分の今後が楽しみ。
 
あと秋山さんの息子さんの話もたのしい。息子さんは五歳の時から「肉と乳製品はいらない」といって、秋山さんが作るものだけ食べるようになったそうです。秋山さんが出張の時などはまったく食べないこともあって、奥さんのほうは心配してたんだけど、秋山さんは息子に食べることを強制せず、そのままにしといたら、ある日食べるようになったんだって(笑)
 
この子、秋山さんちに生まれてほんとによかったね。将来が楽しみだよ、まったく。
 
プリミ恥部さんの本を読んだときにも思ったんだけど、世の中には読んで理解しなくても、なんとなく感じ取ればいいタイプの本がある。意味はわからなくても、どんどん考え方のコリがほぐれていく。秋山さんの本は、こっちの「新しい読書」の棚に置いておこう。

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