オリノ さんへのコメントで、
今日はアンパンマン について書くと宣言したので、
お約束どおり、書こうと思います。
長くなってしまったので、興味のある方、時間がある方だけでも、
読んでいただけたら、光栄です。
↓
正義の味方
スーパーマン、スパイダーマン、ウルトラマン、仮面ライダー・・・・
たくさんいます。
しかし、アンパンマンは、
彼らとは全く違う正義の味方です。
(少なくともオイラは、そう思っています。)
「アンパンマン」というアニメには、
3つほど他のヒーローとは違うと思う点があります。
1つ目は、アンパンマンがスーパーマンと違って、
おいら達と等身大のヒーローだという点です。
顔が濡れると、力が出なくなるし、おなかのすいた子には自分の顔をちぎってあげる。
ゆるぎない力を持ち、凶悪な敵、怪獣と戦う、手の届かないようなヒーローではなく、
地味で身近なヒーローである。
やなせたかしさんも、その点について
「今までの正義の味方は怪獣とか凶悪な敵をやっつけた。
しかし、敵のほうにも言い分があるわけです。
正義を行い、人を助けるには自分が傷つくことを覚悟しなければならないが、
本人がなんら傷つかないというのも、ちょっと納得いかないし、
にせものっぽい。
そうじゃなく、私たちに近い、ごく地味なスーパーマンを作ろうと思った。・・・」
と語っているように、そこの地味で本物っぽい感じが、
子供たちや多くの方に受け入れられる要素なのでしょう。
2つ目は、アンパンマンの敵役、バイキンマンのこと。
なんで、アンパンマンの敵がバイキンマンかというと、
食物の敵はバイキンだからである。
彼は悪さをしては懲らしめられるが、
いくら「バイバイ、キン!!!」といって
山のカナタに星となって消えても、
また来週には、平気な顔をして出てくる。
絶対、死なない。
この点をやなせさんは、
「怪獣と違い、バイキンマンは、
次の週も平気な顔して出てきます。
全然けがしてません。
ばい菌は絶滅することはないんですよね。
風邪をひいて治っても、また風邪を引くし、
インフルエンザも毎年のように新型が出てくる。
世の中全部アンパンマンだったら、成り立たないし、
ばい菌を絶滅させたら、僕らも死んじゃうんです。
健康とは、善玉菌と悪玉いキンのバランスが取れている状態じゃないでしょうか。
そこに活力のある世界が生まれる。
だから、バランスが一番大事だと思いますね。」
この考えは、アンパンマンのストーリーの中でも、反映されている。
いつも、悪さをしているバイキンマンだが、
みんなと一緒にお祭りを楽しんだり、
クリスマスを楽しんだり、あるときは、
バイキンマンが雪に埋もれたアンパンマンを助けるということもあった。
そして、アンパンマンのホームページを見ると、
アンパンマンとバイキンマンが2人仲良く並んでいる。
やなせさんのバランスの取れた「共存」を訴える精神が、
そこに垣間見えるような気がする。
オイラは、子供のとき、アンパンマンも好きでしたが、
悪さをするバイキンマンもなんか妙に好きでした。
そのときは、
「オイラ、性格、曲がってるのかな~。」
と真剣に悩みましたが、
今、やなせさんの話を聞いて、ほっとしました。
(ただ、性格曲がってない保証はないんですけどね・・・)
そして、最後の3つ目は、アンパンマンの優しさである。
アンパンマンはおなかのすいた子供たちを見ると、自分の顔をちぎってあげる。
「やさしさ」って、簡単にいうけれど、時にホントのやさしさってのは、
自分が傷ついてでも、与え、喜びを分かち合うことなのだと思います。
これは、やなせさんの考える「正義」の考えからくるもののようです。
「(太平洋戦争の時)苦しんでいる民衆を助け出さなくちゃいけない
ということで僕らは(戦争)に行ったんですよ。
正義の戦いだと。
ところが、終戦で帰ってくると、日本が侵略者で、
中国国民をいじめた非常に悪い奴ということになっている。
すっかり逆転してるんですね。
勝てば官軍とよく言われますが、
勝てば正義で、負ければ不正義なのか。
だから正義っていうのは、立場が変れば変るもの。
疑わしいものなんです。
アメリカがビンラディンやフセインに対する『正義の戦い』なんていっている。
しかし、フセインに言わせれば、アメリカのほうが正義じゃない。
向こうの人たちはジハード(聖戦)なんていっているでしょう。
でも、立場で逆転しない正義もあります。
ひもじい人に一切れのパンをあげるというのはどこに言っても正しい。
今困っている人を助けるっていうのが正義。
本当の正義っていうのは割合と簡単なシンプルなものなんですね。
だから,アンパンマンはそこに絞った。
顔をちぎれば、自分は傷つくんだけど、それが喜びでもある。」
・・・
ただの楽しくて、元気になれるヒーローアニメかと思いきや、
こんな深い思いに根ざしたアニメなんですね、実は。
だから、20を超えたオイラも魅かれてしまうんでしょう。
(自分に対する単なるフォロに過ぎないかもしれないけど・・・)
これからも、子供が生まれてからも、「アンパンマン」を
伝え、見せてあげたいものです。
最後に、やなせさん作詞のアンパンマンの主題歌で締めくくります。
やなせさんの曲は、生きることの大切さやいろんなことを考えさせてくれる。
アンパンマンの主題歌↓
「何が君の幸せ?
何を見て喜ぶ?
分からないまま終わる。
そんなのは嫌だ。
忘れないで、夢を。
壊さないで、涙。
だから君は飛ぶんだ、どこまでも・・・
そうだ、忘れないで、生きる喜び。
愛と勇気だけが友達さ~♪」
最後まで、読んでいただきありがとうございます。


