フジフイルム Xシリーズで小さな旅!X-T3で台湾へ | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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不定期で続けておりました「XFレンズと過ごす休日」「Xシリーズで小さな旅」
スタッフによる休日撮影レポート、久しぶりの更新です。

今回は昨年2018年秋に発売の『フジフイルム X-T3』をお供にした旅レポートをお届けいたします。
昨年秋真っ只中、遅めの連休で台湾へ行ってきました。

今回はスナップ撮影中心の旅でしたが、普段X-T2を愛用している身としては、X-T3の進化は

非常に気になるところ…。期待をいっぱいに…早速使ってみました。

 

手に持った感触、シンプルで使い易い操作ダイヤルは僅かに改良はあるのものの、前機種X-T2と殆ど変わりません。

使い慣れないカメラでの撮影は戸惑う事も多いですが、操作性とサイズが変わらない点で、だいぶ安心感があります。

 

成田空港から直行便で約4時間少々、台湾、高雄へやってきました。

今回訪れたのは、台湾南部の都市高雄と、ちょっと足をのばして台東方面。

 

 

一部区間で1日1往復のみ運行しているレトロな旧型客車に乗車しました。

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F4 1/1000 +0.3 ISO 400 PROVIA

 

なにぶん古い客車のため、冷房設備はありません。

窓の開く列車、今ではあまり見られなくなりましたね。海沿いの景色も美しく風が心地良いです。

 

 

 

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F4 1/100 ISO 320 Velvia

 

 

X-H1に搭載されて以来ずっと気になっていたフィルムシミュレーション"ETERNA"も早速使ってみました。

 

落ち着いた色調はクラシッククロームによく似ている感じがしましたが、クラシッククロームよりさらに軟調な画になっています。
動画撮影向きのフィルムシミュレーションとして搭載されていますが、静止画でも独特の雰囲気が得られます。

 

ちょっと寂しい誰もいない海…。

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F8 1/640 +0.3 ISO 320 ETERNA

 

 

ぶらぶらと街を歩きながらの撮影では、風景や市場、食べ物、屋外から薄暗い屋内まで、様々なシーンでシャッターを
切る事も多いかと思います。そんなあらゆるシーンの瞬間的な撮影でも、しっかり被写体を捉えてくれます。
X-T3ではAFエリアも画面全体に拡大され、安心してシャッターを切る事ができます。

 

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F5 1/58 ISO 320 PROVIA

 

こちらはフィルムシミュレーション"クラシッククローム"、彩度は低めながら、メリハリの効いた仕上りがお気に入りです。

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F5 1/45 ISO 2000 クラシッククローム

 

かつて料亭だったという古い建物をリノベーションしたブックカフェ。木製のドアや窓枠、模様入りのガラスが

年月を感じさせてくれます。街歩きの合間に、ちょっとひと休み。ゆったりした時間の流れを感じます。

 

■X-T3 + XF35mm F1.4 R ★ F2 1/850 ISO 400 Velvia

 

赤・青・白で綺麗に並んだヘルメット。これは偶然なのでしょうか、それとも?

 

■X-T3 + XF35mm F1.4 R ★ F1.4 1/5800 +0.7 ISO 400 Velvia

 

X-T3では、新たにカラークロームエフェクト(ON/OFF)機能が搭載され、
これまでの彩度が高く階調表現が難しかった被写体も、より深みのある色表現が可能になりました。
もともとJPG撮影でも色表現で定評のあるXシリーズですが、フィルムシミュレーションに加え
新たなカラークロームエフェクト機能で今まで以上に繊細な写真画質が期待できそうです。

 

肉・魚・野菜・果物、そして総菜から日用品まで。活気のある朝市での1枚。

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F4.5 1/42 ISO 320 Velvia

 

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F8 1/350 ISO 400 Velvia

 

 

 

■X-T3 + XF14mm F2.8 R ★ F9 1/500 +0.7 ISO 400 PROVIA

 

 

 

フィルムシミュレーション"ACROS"で夜スナップ。
ACROSも調整機能が加わり、通常のモードの他に新たに温黒調・冷黒調が選択可能になりました。

カラーだけでなく、モノクロもしっかり進化しているのが嬉しいですね!

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F4 1/34 -0.7 ISO 400 ACROS

 

 

夕刻、天候は残念ながら薄曇りになってしまったので、逆光のシルエットを撮影。

 

■X-T3 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ★ F14 1/2700 -1.3 ISO 400 Velvia

 

動体撮影の機会が無かったため、試すことができませんでしたが、動体性能も大きく変わっています。

X-T2ではグリップとの併用で可能になっていた約11コマ/秒の連写も、X-T3ではボディ単体で可能になり、

ミラーレスならではのコンパクトさを活かす事ができるようになったのも大きな魅力です。

 

 

今回の撮影は、LAW+JPGで記録、帰宅後一部の写真を『FUJIFILM X RAW STUDIO』でLAW現像をしてみました。
富士フイルムのウエブサイトからアプリケーションをダウンロード、カメラ本体をパソコンに繋ぐことによって、
パソコンモニターで画像を確認しながらカメラ内の画像処理エンジンで現像が可能なアプリケーションソフトです。
機能が限定される部分もありますが、従来のLAW現像に比べ処理時間が短く、カメラで撮影した画像と
同じ現像処理が出来るのはとても便利でした。

 


前機種X-T2から大幅に進化した『フジフイルム X-T3』。新開発のセンサー、高速画像処理エンジン、
AF速度・連写性能もさることながら、Xシリーズならではの高画質、フィルムシミュレーション等、
外観とサイズ感はそのままに、中身はしっかりパワーアップしてくれています。
風景からスナップ、動体撮影まで、フジフイルムXシリーズのオールラウンダーとして、
存分に活躍してくれるのではないかと感じました。

 

 

 

《♪ 今回使用した機材はこちら!! ♪》

 フジフイルム X-T3 レンズキット 

 フジフイルム XF 35mm F1.4 R

 フジフイルム XF 14mm F2.8 R


【 XFレンズバックナンバー 】
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.1 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.2 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.3 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.4 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.5 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.6 ---