今回使用したのは【XF56mmF1.2 R APD】。
35mm換算で85mm相当の中望遠レンズです。
早速、湯島天神の梅まつりに行ってみました。
梅も満開の見頃、天気も良く多くの人でにぎわっていました。
白梅が青空に映えます。
XF56mmF1.2 R APDは、中望遠の明るいレンズ特有の描写に加え、アポダイゼーション(APD)フィルターが
搭載されたことで、より柔らかいグラデーションのボケ味が体験できるように。
肉眼で見た以上の、空気まで写し込んでくれます。
昔ながらの米菓店。昨年、フィルムシミュレーションに新たに仲間入りした「クラシッククローム」、
深みのある落ち着いた色調で撮影してみました。
左が『PROVIA』、右が『クラシッククローム』です。
『PROVIA』はスタンダードな色調で、『Velvia』ほど彩度は高くなく比較的落ち着いたイメージですが、
『クラシッククローム』はさらに落ち着いた渋い色調になっています。青空で比べるとその印象の違いに驚きます。
仕上りのイメージを想像しながら、色調を選択するのも楽しいです。
迷ったときはフィルムシミュレーションBKTで。
ちょっと休憩(*^_^*) ここでも背景が柔らく、きれいなボケのおかげで、
アップルパイがとっても美味しそうに撮れました。もちろんパイの味も美味しかったです。
最後は浅草、夜の雷門。
中望遠の明るいレンズは背景をぼかすことにより、被写体をより印象づけてくれます。
どちらかと言えば人物撮影向きと思われがちですが、まち歩きの何気ない1コマにも、
現実以上の物語を与えてくれるような気がします。
敢えて難点を挙げるなら、最短撮影距離が約70cmと、あまり被写体に近づけない事…。
人物ポートレート撮影や遠景では気になりませんが、小さな被写体を撮影したい時や、
室内でこれ以上後ろに下がれないような状況が時々、、これであともう少し近づけたら…
と思う場面がけっこうありました(´・ω・`)
今回は使用しませんでしたが、もうあと一歩近づくためのお役立ちアイテムがこちら。
マクロエクステンションチューブです。
必要な撮影倍率にあわせて、MCEX-1(11mm)とMCEX-16(16mm)の2種類。
56mm に装着した場合、MCEX-1(11mm)なら28.1cm、MCEX-16(16mm)は24.2cmの接写が可能になります。
XF56mmF1.2 R APD+マクロエクステンションチューブMCEX-11使用時
左 : 通常最短撮影距離70cmで撮影。
中央 : マクロエクステンションチューブMCEX-11装着状態で最短28.1cm撮影
右 : マクロエクステンションチューブMCEX-11装着状態で無限遠撮影
これがあれば通常撮影の最短撮影距離70cmに加えて、28.1cmのマクロ撮影が可能になります。
小さい花や小物もアップで撮影できるので、撮影の幅も少し広がりますね。
最短撮影距離・撮影倍率はレンズにより異なりますが、他のXFレンズももちろん使えます。
大きさもコンパクトなので、ちょっとポケットに入れておくと便利です。
使用レンズの詳細はこちら
【XF56mmF1.2 R APD】 期間限定今だけ特典! マクロエクステンションチューブMCEX-11付きです
【 バックナンバー 】
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.1 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.2 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.3 ---
--- フジフイルム XFレンズと過ごす休日 Vol.4 ---