インド亜大陸旅行記 -54ページ目

インド10日目 デリー

『アジアン・ジャパニーズ』



今日も特にすることがないので、デリー探検へと出かけることに。
とりあえず、昼食を食べるために、コンノートプレイスにあるマックへ。
チキンバーガーセットを注文すると、店員が「チーズdsofgjadghgsfjso…?」と聞いてきたが、よく分からなかったので「OK!」と、適当に返事をすると、レジの値段が5Rs上がった。
チーズが何だったのか気になったが、出てきたハンバーガーは至って普通だった。
その後、近くに寺院があるらしいので、さっそく見に行くことにした。

寺院に向かう途中、ビッキー君(13歳)という名の少年と仲良くなる。
仲間たちと靴磨きの仕事をしているそうで、出会った時はちょうど休憩中だった。
そこで、デリーの事や生活の話を聞きながら一緒に歩いていたのだが、突然、警察らしきオッサンが近寄ってきて、ビッキー君を連れて行こうとした。
よく事情が分からなかったのでびっくりしたが、やがて、警察がらしきオッサンは連れて行くのを諦めたように帰っていった。
ことの原因をビッキー君に聞いてみると、「僕が君を騙そうとしているって言うんだよ。そんな事しないのに…」と、ちょっと怒っていた。
この子は信用できるかな?と思いながら、彼の案内で寺院へと向かっていたのだが、地図や方角を調べてみると、明らかに違う方向へと進んでいるので、やっぱりひとりで行くことにした。
「やっぱりひとりで行くことにするよ。ごめんね。」と伝えると、彼は急に態度を変え、「金をくれ」と言いはじめた。
信用しそうになってた自分がバカだった。
インド人は本当に理解できない。

その後、何とかひとりで地図を見ながらハヌマーン寺院へと到着する。
寺院前はちょっとしたバザールが開かれていて、賑やかであった。
ハヌマーンは猿の容姿をした神様で、子ども達に人気があるせいか、周辺でたくさんの子ども達が走り回っていた。
子ども達に見つかったら遊びの標的になると思ったので、すぐにその場を立ち去ろうとしたが、既に時遅し。
囲まれるやいなや、「マニー!マニー!」と、金をくれ!!の大合唱が始まった。
最初のうちはニコニコしながら「ダメだよぉ~」と、やんわり断わっていたが、2分後には無言で子ども達をにらみつけて威圧していた。
まったくもって短気である。

子ども達を蹴散らしてから、ゆっくり寺院を見学。
その後、露店で仏像やら、アクセサリーを冷やかしていたが飽きたので、近くにある映画館へと行ってみた。
映画年間製作数が世界一といわれる、インド庶民の娯楽を観なければ、インドに来た意味がない。
しかし、チケット売り場で上映時間を聞くと、2時間待たなければいけないと言われたので、観るのを諦めた。
まだインド滞在10日目なので、2時間も暇を潰せるような場所を知らない。
暇な時にでも、どこかの町で観ることにしようと思った。

ホテルへと歩いて帰る途中、通りかかったスタジアムでクリケットの試合が行われていたので、勝手に中へと入り、スタンドで観戦することにした。
クリケットのルールがよく分からなかったので、近くにいたオッサンに説明してもらうと、なんとなく面白さが分かってきた。
しばらく観ていると、近くにいた子どもたちに囲まれていろいろ冷やかされたが、今度はストレスを感じながらも終始スマイルで遊びに付き合った。
クリケットの試合も終わったので、遊んでいた子どもたちともお別れをし、ホテルへと帰ることにした。
 



ホテルに着くと、オーナーのフセイン氏が、「日本語話せるインド人が泊まってるよ。」と教えてくれて、インド人のD君(23歳)を紹介してくれた。
Dくんはこの度、日本人女性と結婚したそうで、これから日本へと行くそうだ。
奥さんも一緒に泊まってると聞いたので、会ってみたいと言ったが、なぜが断わられる。
インド人と結婚した経緯をいろいろ聞いてみたかったのに残念である。
仕方ないので、「仲良く頑張れよ」と何度も言っておいた。
(後日、この結婚には裏話があることを聞いたのだが、奥さんは知らないらしい。合掌。)

夕食は最近通っているゴールデンカフェで。
親日家のオーナーに「昔は日本人がたくさん来てくれて楽しかったが、2年前から日本人のお客が減ってしまったよ。なぜだろう?」と聞かれたが、俺はインド初心者なので分かる訳がない。
確かに、店内を見てみると、自分以外の15人は全て韓国人である。
韓国語が飛び交い、インドなのにまるで韓国に来ているようである。
ひとり寂しくモソモソとヤキソバを食べていると、オーナーは唯一の邦人客にチャイをサービスしてくれた。
この優しさにひかれて、またこの店へと通ってしまいそうである。

そういえば、明日は日曜日である。
しかし、旅をしていると曜日の感覚がなくなってくる。
日曜日…毎日が日曜日みたいなものだ。