インド12日目 デリー
『ブンデスリーガ』
今日はいつもの朝とは違い、さわやかな朝だった。
昨日、薬屋で処方してもらった薬のおかげで、下痢が止まったのである。
やはり、インドの病気はインドの薬で治すのがいいみたいである。
1週間の苦悩は一体何だったのか?と悔むほど即効であった。
18時25分発の『Shiv Ganga Exp』でバラナシへと向かうまでかなり時間があったので、とりあえずネットカフェで時間を潰すことにした。
インド滞在2日目からネットカフェを利用しているが、最初のうちは大変だった。
日本でネットをするなら、初めからPCに日本語がインストールされているので、何の支障もなく使える。
しかし、インドでは当然のことながらデフォルトが全て英語なので、日本語は日本語ソフト(Global IME)を使わなければならない。
泣きそうになりながらも、詳しそうな日本人に聞いたり、適当にキーを押して思考錯誤したりと、なんとか日本語で読み書きできるようになり、現在に至るのである。
当たり前のことが当たり前にできないということほど、悲しいことはない。
今日は、次の目的地であるバラナシの情報やクリケットのルールを勉強して終了。
昼食を食べてホテルへと戻った。
17時になったので、ホテルをチェックアウトする。
フセイン氏は「旅先で会う日本人にここのホテルをいっぱい紹介しろよ。そうしたら次回来たときに割引してやるよ。」と、最後まで営業トークであった。
気分はよろしくない。
15Rsのおつりはチップにするつもりでいたが、そのお金で従業員たちとチャイを飲んで、駅へと向かった。
駅に到着し、掲示板で列車の到着ホームを調べて移動する。
日本のような改札口は無く、誰でも自由にホームへと出入りしていたのに驚きながら6番ホームへと向かった。
1時間ほど階段に座って待っていると、青色の列車がホームへと入ってきた。
早速、自分の乗るべき車両を探すが、どれも同じ車両なのでよく分からない。
早々に自分の力で探すのを諦め、近くにいた赤い服のポーターに車両を聞き、列車に乗り込んだ。
席は自力でなんとか見つけだし、すぐさま盗難防止のために荷物を寝台の下にワイヤーで括りつけた。
自分の席は寝台車2段シートの上段だったので、寝るまでは下の乗客である、おじいちゃんのシートでお世話になることにした。
おじいちゃんは昔、日本に行ったことがあったので、日本の文化について話が弾み、お菓子を交換したり、新聞を読ませてもらったりとすぐに仲良くなれた。
しばらくおじいちゃんと話していると、向かいのシートにも欧米人グループが入ってきたので、仲良くしようと声をかけてみた。
が、彼らは、親戚一同で旅行に来ていたドイツ人で、英語がものすごく訛っていて聞き取りにくく、自分も英語のボキャブラリーがちっともないので、2分ほどの自己紹介で会話が終了した。
しかし、一緒に旅行に来ている娘さんがメチャメチャかわいかったので、なんとか会話しようと、唯一ドイツネタで語れるブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグ)の話題を出してみると、サッカー好きの家族らしく、みんなが話に参加してきた。
これはチャンスと思い、もっとマニアックに話そうと「バイヤー・レバークーゼンのファンなんです~」と言ってみたのだが、「うちの家族は全員バイエルン・ミュンヘンのファンなんだけど!」と怒られた。
集まっていた親戚一同も三々五々に散ってしまい、雰囲気を悪くしてしまった。
「実はカーン(バイエルンのGK)のファンなんですよ~」などとウソをつき、バイエルンをヨイショしたのだが、あまり機嫌は良くならず悔しい思いをしたのであった。
話も終わり、自分のシートに戻って本を読んでいると、まだ9時だというのにみんな一斉に寝る準備をし始めた。
自分も仕方ないので寝ることに。
結局、夕飯は注文の仕方が分からなかったので食べられず。
腹減った。
何か買って乗り込めば良かったと後悔しながら眠りについた。