インド亜大陸旅行記 -32ページ目

32日目 カニャークマリ

『モノの価値』


今日はカニャークマリ最終日。
明日は久しぶりの移動なので、荷物整理をする。
インド滞在1ヶ月が過ぎて、だいたい使わないものが分かってきたので処分することに。

とりあえず、日本から履いてきた靴下3足をおもちゃ問屋の若きオーナー、プラカース(22歳)にあげることに。
早速部屋に呼んで履かせてみると、靴よりもくるぶしまでの靴下に興味を示し、「日本人は皆、こんな短い靴下を履いているのか」と驚いていた。
何かと交換しようと思ったが、また荷物が増えそうなのでタダであげることに。

その後も部屋で話していたら、「あれをくれ!これをくれ!」と横柄なことを言い始めたので追い出す。
ついでに履いてきたジーンズもあげてしまおうかと思ったが、いづれ戻るデリーの寒さを思い出したらあげれなくなってしまった。

お昼になったので、昼食を食べにバスターミナルの食堂へ。
何も言わなくても食事が出てくるまで仲良くなったが、今日でお別れである。
それにしても、ここのミールスは本当に美味い。

その後、コモリン岬で海水浴でもしようと宿に戻り、軽装で出かけたのだが、いざ岬に着くと恥ずかしくなって泳げず。
せっかくだから泳げばいいのに服を脱いで泳ぐのは気後れしてしまう。

そこで、みんなで泳げば恥ずかしくないと思い、宿で暇してるシャフィショエブを呼びに行くが、こんな時に限って仕事でいなかった。
結局、最後まで泳ぐ気になれず。

ひと寝してから夕日を見に行く。
お気に入りの場所は既に取られていたので、さらに先へと足を伸ばし、もっといい場所を見つけた。

今日の日の入りは最高だった。
今までの夕日は水平線の上にかかている雲に沈んでいくものだった。
今日の夕日は雲一つない、初めて海に沈んでゆく夕日をみた。

今までお世話になった露店のオッサンたちにお別れの挨拶をしながら宿に帰る。

部屋に戻り、今朝あげる約束をしたを取りにくるようにプラカースを呼ぶ。
しかし、本人ではなく使いの少年が来たので、「プラカース呼んで来い!」と怒る。
5分経って、ようやくプラカースが来たので、「お前が貰うんだから、最初から自分で取りに来いよ。それが礼儀だろ?」と説教するも、反省無し。
日本の作法は通用しない。
もっとまともな人間にやればよかったと後悔するも、すでに時遅しである。