41日目 チダムバラム→約70Km(バスで2.5時間、20Rs)→ポンディシェリー
『信頼の度合』
久しぶりに静かな場所で寝られると思いきや、このホテルの近くにあるお寺からも、早朝の4時に怪しげな音楽が流れ始めた…
いつになれば安らかな眠りができるようになるのだろう。
ゴロゴロと寝付けないでいると10時になってしまい、ホテルをチェックアウトした。
次の目的地、ポンディシェリーへと向かうことに。
バスターミナルに着き、ポンディシェリー行きのバスを探し、乗り込む。
バスはそこそこ新しく、今までのバスよりもクッションが効いていて快適に乗れそうである。
しかし、そんな喜びはわずか5分で裏切られた。
バスが走り出すと、車内スピーカーから耳を劈くような大音量の音楽が流れ始めたのだ。
だんだんと耳が痛くなり、塞いでいないと乗っていられなくなった。
隣に乗っていたオッサンに「音が大きすぎるよ!」と悲壮な顔でアピールしても、オッサンはノリノリで笑っているだけで、この地獄を楽しんでいる。
すでに感覚が麻痺しているのだろうか?
さらに恐ろしいことに、運転がものすごく荒い。
11時出発にも関わらず、なぜか3分前にはバスターミナルを離れるほどの急ぎ様。
途中のバススタンドでも、降りる乗客に向かって「早く降りろ!」と車掌が客を押しながら怒鳴っている。
走行中は前の車に当たるほど接近して追い越したり、対向車とギリギリですれ違ったりと、まるでレースの様である。
日本での出来事なら、間違いなく事件である。
地獄のような2.5時間を過ごし、なんとかポンディシェリーに到着。
疲労しながらも目的の宿へ向かおうと、リクシャーと交渉し始めた。
何とか妥当な値段で乗せてくれるリクシャーを見つけたので、後ろの席に乗ろうとすると、横から大柄な警官のオッサンに押され、乗られてしまった。
「俺が乗るんだけど…」と話しかけても、ムスっとした顔で前をにらみつけており、「早く動かせ!」みたいなことをリクシャーの兄ちゃんに言っている。
俺もリクシャーの兄ちゃんも困っていたが、オッサンには勝てそうにないので譲ることにして、他のリクシャーを探すことにした。
インドでは警察の権力は絶大で、誰も逆らえないのである。
(現金にはものすごく弱いのに…)
再び他のリクシャーと交渉していると、ひとりの兄ちゃんが寄ってきて俺が持っていた地図を奪い、「俺のリクシャーに乗れよ」と言うので、20Rsで交渉して乗った。
場所を知ってるようなので、安心して乗っていると、しばらくして止まり、近くにいたオッサンに場所を聞いていた。
「本当に知ってるの?」と聞いても「大丈夫!」としか言わず、また停めて場所を聞いており、ものすごく不安である。
20分後、ようやく目的の宿らしき場所に到着。
しかし、よくよく宿の看板を見てみると、宿名が違った。
「全然違う宿じゃん!コミッション欲しさで違う宿に連れてきたのか?」と言うと、リクシャーの兄ちゃんは「地図に載っている住所はこの場所なんだよ。」と反論してきた。
仕方ないので宿に入り、フロントで確かめることに。
フロントで持ってきた地図を見せ、事情を聞くと、どうやら宿の名前を最近変えたらしく、地図に載っている宿の名前と違うらしい。
しかし、宿もグルになって騙しているかもしれないので、「なにか証明できるものはある?」と聞いてみた。
すると、フロントのオッサンは「ここに印刷されている住所と地図に載っている住所が一緒でしょ?」と宿のレシートを見せてくれた。
どうやら宿の名前が変わったのは本当のようである。
宿まで送ってきてくれたリクシャーの兄ちゃんを疑ってしまったので、謝ろうと外に出てみるが、既にどこかに行ってしまっていた。
インド人を疑うことは仕方ないことだと思うのだが、本当に悪いことした。
早速、名前を変えた『THILAGAM GUEST HOUSE』に泊まる手続きをし、観光に出かけることにした。
街は、茶色いレンガ造りでゴチャゴチャしている他のインド都市とは違い、整然と区画されて白い建物が立ち並んでおり、ヨーロッパの雰囲気漂う綺麗な街である。
街ですれ違う人も欧米風の人達が多く、インドらしくないのであった。
ポンディシェリーより北へ10Kmほど行った所に、オーロビンドというベンガル州出身の哲学者が提唱した、性や人種、国家を超えた理想都市があるのだが、その関連施設(シュリオービロンド・アーシュラム)が徒歩圏にあったので行ってみることにした。
庭園のような敷地内に入るとたくさんの花で飾られた祭壇があり、その周りに信者らしき人達が何をするでもなく座っている。
この宗教はヨガから派生したものらしく、同じくヨガから派生した仏教と感覚的に似ていた。
日本人には受け入れやすそうな宗教である。
風で揺れる木々の音と鳥のさえずりしか聞こえないような静の空間でしばらく居眠りした後、怪しいポストカードを宿代と同じ金額分購入し(125Rs)外へ出た。
夕食は贅沢する為に、高そうなレストランへ行く。
Tシャツにルンギー、サンダルというラフな格好でレストランに入っても叱られないので楽である。
明日はリゾート地“マハーバリプラム”へ移動である。
ようやくのんびりできそうだ。
久しぶりに静かな場所で寝られると思いきや、このホテルの近くにあるお寺からも、早朝の4時に怪しげな音楽が流れ始めた…
いつになれば安らかな眠りができるようになるのだろう。
ゴロゴロと寝付けないでいると10時になってしまい、ホテルをチェックアウトした。
次の目的地、ポンディシェリーへと向かうことに。
バスターミナルに着き、ポンディシェリー行きのバスを探し、乗り込む。
バスはそこそこ新しく、今までのバスよりもクッションが効いていて快適に乗れそうである。
しかし、そんな喜びはわずか5分で裏切られた。
バスが走り出すと、車内スピーカーから耳を劈くような大音量の音楽が流れ始めたのだ。
だんだんと耳が痛くなり、塞いでいないと乗っていられなくなった。
隣に乗っていたオッサンに「音が大きすぎるよ!」と悲壮な顔でアピールしても、オッサンはノリノリで笑っているだけで、この地獄を楽しんでいる。
すでに感覚が麻痺しているのだろうか?
さらに恐ろしいことに、運転がものすごく荒い。
11時出発にも関わらず、なぜか3分前にはバスターミナルを離れるほどの急ぎ様。
途中のバススタンドでも、降りる乗客に向かって「早く降りろ!」と車掌が客を押しながら怒鳴っている。
走行中は前の車に当たるほど接近して追い越したり、対向車とギリギリですれ違ったりと、まるでレースの様である。
日本での出来事なら、間違いなく事件である。
地獄のような2.5時間を過ごし、なんとかポンディシェリーに到着。
疲労しながらも目的の宿へ向かおうと、リクシャーと交渉し始めた。
何とか妥当な値段で乗せてくれるリクシャーを見つけたので、後ろの席に乗ろうとすると、横から大柄な警官のオッサンに押され、乗られてしまった。
「俺が乗るんだけど…」と話しかけても、ムスっとした顔で前をにらみつけており、「早く動かせ!」みたいなことをリクシャーの兄ちゃんに言っている。
俺もリクシャーの兄ちゃんも困っていたが、オッサンには勝てそうにないので譲ることにして、他のリクシャーを探すことにした。
インドでは警察の権力は絶大で、誰も逆らえないのである。
(現金にはものすごく弱いのに…)
再び他のリクシャーと交渉していると、ひとりの兄ちゃんが寄ってきて俺が持っていた地図を奪い、「俺のリクシャーに乗れよ」と言うので、20Rsで交渉して乗った。
場所を知ってるようなので、安心して乗っていると、しばらくして止まり、近くにいたオッサンに場所を聞いていた。
「本当に知ってるの?」と聞いても「大丈夫!」としか言わず、また停めて場所を聞いており、ものすごく不安である。
20分後、ようやく目的の宿らしき場所に到着。
しかし、よくよく宿の看板を見てみると、宿名が違った。
「全然違う宿じゃん!コミッション欲しさで違う宿に連れてきたのか?」と言うと、リクシャーの兄ちゃんは「地図に載っている住所はこの場所なんだよ。」と反論してきた。
仕方ないので宿に入り、フロントで確かめることに。
フロントで持ってきた地図を見せ、事情を聞くと、どうやら宿の名前を最近変えたらしく、地図に載っている宿の名前と違うらしい。
しかし、宿もグルになって騙しているかもしれないので、「なにか証明できるものはある?」と聞いてみた。
すると、フロントのオッサンは「ここに印刷されている住所と地図に載っている住所が一緒でしょ?」と宿のレシートを見せてくれた。
どうやら宿の名前が変わったのは本当のようである。
宿まで送ってきてくれたリクシャーの兄ちゃんを疑ってしまったので、謝ろうと外に出てみるが、既にどこかに行ってしまっていた。
インド人を疑うことは仕方ないことだと思うのだが、本当に悪いことした。
早速、名前を変えた『THILAGAM GUEST HOUSE』に泊まる手続きをし、観光に出かけることにした。
街は、茶色いレンガ造りでゴチャゴチャしている他のインド都市とは違い、整然と区画されて白い建物が立ち並んでおり、ヨーロッパの雰囲気漂う綺麗な街である。
街ですれ違う人も欧米風の人達が多く、インドらしくないのであった。
ポンディシェリーより北へ10Kmほど行った所に、オーロビンドというベンガル州出身の哲学者が提唱した、性や人種、国家を超えた理想都市があるのだが、その関連施設(シュリオービロンド・アーシュラム)が徒歩圏にあったので行ってみることにした。
庭園のような敷地内に入るとたくさんの花で飾られた祭壇があり、その周りに信者らしき人達が何をするでもなく座っている。
この宗教はヨガから派生したものらしく、同じくヨガから派生した仏教と感覚的に似ていた。
日本人には受け入れやすそうな宗教である。
風で揺れる木々の音と鳥のさえずりしか聞こえないような静の空間でしばらく居眠りした後、怪しいポストカードを宿代と同じ金額分購入し(125Rs)外へ出た。
夕食は贅沢する為に、高そうなレストランへ行く。
Tシャツにルンギー、サンダルというラフな格好でレストランに入っても叱られないので楽である。
明日はリゾート地“マハーバリプラム”へ移動である。
ようやくのんびりできそうだ。