2013.3.15、ある場所が85年の歴史に幕を下ろしました。
そして、2013.3.16にはその場所を地下に移し、新たな歴史を刻み始めました。
今回取り上げるのは直通運転開始で大きく変わった渋谷駅です。
まずは地下の渋谷駅から。
副都心線の駅として開業しましたが、いよいよ東横線が乗り入れてきます。
ヒカリエ2改札は11日に開設されたばかりですので、この組み合わせも僅かな物に。
続いて地上の渋谷駅。
約半世紀の間、このかまぼこ屋根が雨風を守ってきました。
この場所に85年間在り続けた東横線の渋谷駅、15日で幕を下ろします。
そして電光掲示板には元住吉行きの最終電車が。
この列車を以て、旅客扱いは終了です。
私はこの最終列車へ乗車することにしました。
渋谷駅発、最後の営業列車は5118Fが担当しました。
東横渋谷駅はこの列車が発車した後、多くの人々に見守られながら営業を終えました。
最終列車に乗った後は、一旦渋谷へ戻り、翌日に備えることにします。
既に撤収作業が始まっていました。
改札の周辺には柵が設置され、内部へは入れないようになっていました。
営業を終えた東横渋谷駅。
後日報道で知りましたが、正面改札では駅長の挨拶があった様です。
これで本当に最後です。
この日は休前日ということでヒカリエTable7が明朝4時まで営業。
のるるんと記念撮影したり、その辺の椅子に腰掛けるなどして夜を明かしました。
そして、4:40頃には渋谷駅がオープン。
東横線渋谷駅の新たな歴史が始まりました。
15日までは和光市方面しか発着しなかったこのホーム。
しかし翌日になると…。
元町・中華街行きの表示が出ています。
ここが東横線の渋谷駅になった証でもあります。
そして一番先頭の回送は代官山切替後の確認試運転。
まだ試運転も発車していなかった様です。
そして5:00発の渋谷駅下り1番列車で祐天寺まで向かいます。
15日までは渋谷行き・北千住行き・南千住行きのみでした。
しかし16日からはこの通り。
和光市しか表示がありませんが、ここに保谷・石神井公園などが並ぶことに。
恐ろしい限りです…。
16日は色々な所を回って、この5社直通運転を実感してきました。
しかし、未だに違和感が拭えません…。
17日、9050系が東横特急に入ると聞いて端から端まで乗り通してきました。
まず、この組み合わせが実現するとは誰が思った事やら…。
東武のステンレス車が何食わぬ顔で鎮座しています。
元町・中華街駅と言えばこのドーム屋根。
試運転での入線実績はありますが、いざ目の当たりにするとなんとも…。
特急川越市も16日から仲間入り。
しかし東武車が担当しています。
暫く時間が経つと50070系もやって来ました。
休日日中は特急でループする運用が2本あり、うち1本に9050系が入った形となりました。
今度は9000系の特急を見てみたい物です。
またしもドーム屋根×50070系。
76Fも1度試運転で来ていますが、営業入りするとやはり…。
これからはこの様な光景が当たり前となります。
私としては未だに実感がありませんが、現実を受け止めなければ…。
と言った具合に無事につながり、今日も直通運転が行われています。
以上です。