ミクロの決死圏~レーザーディスクとプロジェクターで映画を見る!! | VAIOタワーを一生使う

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1998年に購入、補修を重ねて一生使うことを決めたSONY VAIO TOWER PCV-S610を使って記録した、終活を兼ねた備忘録です。

子供の頃から大好きで、飽きずに何回も見ている映画「ミクロの決死圏」。1966年製作の古典ながら、人間を縮小して体内を探検するというテーマでこの映画を超える作品はその後登場していないのが凄いと思う。近年ではハイビジョンにリマスターした「ミクロの決死圏」を配信で見ることもできるが、ここはあえて手持ちのレーザーディスクをプロジェクターにつないで見てみようと思い立った。

プロジェクターとレーザーディスクプレーヤー

現在持っているプロジェクターは、4Kでもフルハイビジョンでもない。解像度が720pという前時代の遺物とでも言えるものかもしれないが、意外と綺麗でたまに好きな映画をブルーレイや配信で上映して楽しんでいる。

 

ところが考えてみるとレーザーディスクをこのプロジェクターにつないで上映したことはなく、果たしてどんな画質なんだろうかと興味がむくむくとわいてきた次第である。

 

レーザーディスクが活躍していた頃は私は三菱の従来画質(NTSC)の液晶プロジェクターを使っていたわけで、画質はすごぶる悪かったわけだが、レーザーディスクは当時の主力メディアだったVHSよりは画質が良く、綺麗な画面だなあと思って楽しんでいた記憶がある。

レーザーディスクプレイヤーにセットされたディスク

「ミクロの決死圏」のレーザーディスクも久々に登場。この映画はハイビジョン放送を録画したブルーレイを持っているため、レーザーディスクの存在は忘れていた。

 

ブルーレイプレーヤーをプロジェクターにつなぎ、音声をステレオアンプに接続。音はモノラルだが記録はデジタルだ。逆に映像はレーザーディスクはアナログである。レーザーディスクには長時間記録のCLV(片面約1時間)と短時間記録のCAV(片面約30分)があるが、ほとんどの映画メディアがそうであったCLVは静止画やスロー、コマ送りなどのトリックプレイができないのは、VHSにも劣っている部分である。

ミクロの決死圏、体内探検の幻想的な画面

で、実際に投影した画面はどうかというと...むむ、思ったよりも綺麗だぞ。特に体内探検の幻想的な画面はプロジェクターと相性が良いのか、独特の雰囲気をかもし出している。4:3のフォーマットを、無理やり16:9のワイド画面に引き伸ばしての投影も、意外と違和感が無い。

ミクロの決死圏 映画のワンシーン

ただしドラマ部分というか、人物が映し出されるシーンではピントの甘さもあり、表情が読み取りにくく違和感を感じる。人によっては気分が悪くなるかもしれない。

 

やはりレーザーディスクの解像度を120インチに引き伸ばすのは無理があるのか。4Kやハイビジョンとまではいかなくても、720pという解像度はそれなりに綺麗だなあと感じさせられる。

ミクロの決死圏 潜水艇と泡の映像

レーザーディスクってのは円盤が大きくて重い。しかも裏表があり、自動両面プレーヤーでないと途中でひっくり返す手間も必要。私のプレーヤーは自動両面再生ができるのだが、転回時には画面が10秒ぐらいブルーアウトしてしかも円盤が重いのでモーターの逆回転に際してキュルキュルと大きな音がする。しかしそんなメカニカルな部分が味があるのも事実。これでもうちょっと画質が良ければ、アナログレコードのように一定数のファンも残るんじゃないかなあと、ちょっと残念に思う。

 

そしてこの画面を体験した後に見た4Kテレビ画像の解像度の凄さに、数十年の技術の進歩を見た気になる。今後のレーザーディスクに、アナログレコードのようなブーム再来はあるんだろうか?