今回の日帰り登山は


絶景の日本三大奇勝のひとつ
霊峰ともされる危険な岩峰

遭難者数世界一
クレイジーマウンテンとも呼ばれる



まずは
たしかヤマトタケルを祭った
勝負運や仕事運のパワースポットと言われる
「妙義神社」へ!


今回この山をリクエストしてきた

登山道の一部が
崩落か何かで現在
通行止めとのことで


スタート地点を変更し

もういっこの神社の方へ
行ってみると…
あ~あ。やっちまってるな…


気力がUPするお守り?
三峰神社のパクりか?笑

バカじゃねーの?


こんな神秘感ゼロで
色々と商売っ気しか感じない所は無視して

キックオフ!!

この妙義山には
一般コースと上級コースがあり

今回は一般コースの予定だったのだが…


ちょうど紅葉シーズンらしく
平日なのに
一般コースは賑わってる!


この一般コースは

見ごたえのあるいくつもの奇岩
中には「石門(いしもん)」と言われる
岩をくぐりながら

「大砲岩(たいほういわ)」まで行く感じで


一般とはいえ
ちょっとアスレチックで

絶景だし
じゅうぶん面白い

はず。笑


ちなみにその先にある
上級コースは

死亡事故多発の
ガチなデンジャラスゾーンで


今日はやめとく予定だった…


そんな上級コースの中でも
特に一番デンジャラスなのが

ギザギザした妙義山のピークの一つ
「金洞山(こんどうさん)」の「東岳」らへんに


最も死亡事故が多発している
通称「鷹戻し(たかもどし)」と呼ばれる
高さ60mの断崖絶壁と

その次に事故が多い「ルンゼ」
という場所があるのだ。


この2人の身体能力なら
頑張れば行けなくはないかもしれないけど

一般コースだけで日が暮れるだろうし

万が一なにかあったら嫌だしね。


とか思いながら進むうちに


あっという間に


「大砲岩」に到着!



イェーー!!


絶景!!


しかし
あまりにも早く着きすぎて

時間が余りまくってしまった…


この上にそびえる「金洞山」が
見るからに危険な断崖絶壁の上級コースだが


せっかくだから余った時間で

登りはしないけど
ただ見るだけ見に行ってみる?
ということに…


前に来たのがだいぶ前で
よくわからずにテキトーに登ったから
うる覚えだし

今回は通行止めカ所もあるから

こっちかな~?



ゴゴゴゴゴ…



うん。やっぱこっちっぽいな。

さっきまでの賑やかさとはうって変わって
ほとんど人がいなくなったし

うちら以外の人達は
ハーネス、ザイル、ヘルメットと
もれなくフル装備!笑



ゴゴゴゴゴ…


お!
「鷹戻し」の看板!



ドドドドドドド…


見るだけのつもりが…


気づいたら…


みんなで登ってしまっていた…


俺はいいけど
お前ら本当に大丈夫か~?笑

表も裏も断崖絶壁だから
登れたとしても下りれるのか?笑


こうなったらもう
単なるレジャー登山ではなく

ここからは
命懸けの身体能力テストだな!



うん、大丈夫そうだな。

一般的に見たら
もともとこの2人も
普通の人間じゃないもんね。笑


※鷹戻しの核心部は
クライミングに集中してた為
撮影してません。


そして…


ピークに登頂!!


クレイジーマウンテンで食う
クレイジーチリトマトうめー!!


やりましたな!!

さすがお前ら!!

このレベルなら行けちゃうか!!



この前日さなは
仕事帰りにキックボクシングして
朝まで飲んでたらしく…

俺も実は前日
日本最難関「剱岳」を超えると密かに噂の
「大無間山(だいむげんざん)」という山に
一人で日帰りで挑んできたんだけど
その話は面白くないから置いといて…笑




この山頂で
しばらくのんびり過ごしてる間

ときどき近くに人の気配は来るものの
うちら以外は誰も
この「鷹の頭」には登って来なかった。



ここは鎖が無かったらたぶん登れないし
登ろうとも思わないな。笑

てかそんなに死亡事故が多発してるなら
鎖はずして立入禁止にすれば
誰も来ないのでは?

反対側からも登れるんだし。



うちらも
登ってしまったら
下りなきゃいけないので

ただし
鷹戻しを下るよりかは安全と判断し
ルンゼから下山!


下山中に追いついたフル装備の人から
そんなカッコで来るなと言われたけど

そいつらの下山の遅さ。笑


忠告はありがたいけど
少なくとも
あなた達よりうちらの方が
レベルが上なのでは?笑

フル装備で来たくせに
鷹戻しには行かなかったんでしょ?笑


まあ行かなかった判断も正解だけど。


俺も実は
2人を見てて多少はヒヤヒヤしてたし

行けたから行ったけど
ヤバそうだったら引き返すつもりだったし

間違いなくちょっとのミスが
確実に死に直結する場所なので

自信の無い方にはやっぱ
上級コースはオススメしません!


帰りに
妙義山名物「もみじの湯」によったら

紅葉ライトアップ&イルミネーションが!


無事に生還できたし
今日も最高の休日だったぜ!




普通に生活してたら
ほとんど体験することは無いであろう
「死と隣り合わせ」感も

感性を磨く為には
たまには必要かもね。


人はなぜ山に登るのか…




そーいえば

前から
「山をナメたカッコ」と言われていた
俺のスタイル(ナメた覚えは一切ない)が

最近「UL登山スタイル」と称され
注目されてるらしい…

やっと時代が追いついて来たか。笑


但し能力の低い奴は大ケガするから
カッコイイからって安易にマネするなよ!

自然を感じに行くのに
己の肉体と精神を極限まで使わずに
必要以上の装備に頼ってしまうことは
意味ないしダサいけどね!


とはいえ
登山は安全第一に楽しみましょう!

ではまた!