「剱岳(つるぎだけ)」は
人類未踏の山として
そこに挑んだ多くの命を奪ってきた為
入ってはいけない場所と
昔から恐れられてきた。
次々と未踏峰を開拓した超人で有名な
「弘法大使、空海」でさえも
登頂できなかったという。
そして明治時代
世界中のプロ登山家が
挑んでは敗退し
人類史上で初めて
やっと登頂に成功した登山隊が
山頂で目にした物…
それは…
いにしえの「錆びた剣」と「杖」だった!!
年代測定により
それらは1000年前の物と判明し
富山県の博物館に展示されている。
歴史に名を残さないその超人は
いったい何者だったのか…
THE SWORD MOUNTAIN …
ゴゴゴゴゴ…
1日目←の続き
剱沢キャンプ場にやってきた
俺とおっきーときゃないの3人。
昨日の日中の暑さとはうって代わり
夜のテント泊は
思ってたよりも激寒で
眠れたのか眠れなかったのか
よくわからず
ナナメった冷たい地面に
テキトーに組み立てた
風でバサつくテント内で
早く日が昇ってほしいと
震えながら
ずっと寒さに耐えていた。笑
きのう汗だくになったのに
キャンプ地には風呂やシャワーは無く
体はベトベト。笑

am 4:00 起床
周りの人達が火を使って
温かそうな朝食をとっている中
俺達は震えながら
冷えたコンビニおにぎりをかじる。笑
目の前にそびえる剱岳…
にしても静かで
なんて迫力ある景色なんだ!!
剱岳の発するオーラぱねえ!!
夜は雲って
満天の星は見えなかったけど
美しすぎる日の出は
最高の瞬間だった!!

他の人達も向かい始める中
俺達も
キャンプから一旦さらに下ってからの
クライムオーーーン!!
遂に来たぜ!!
ここが
日本一危険な山 針山地獄
日本地図最後の空白地帯 日本最後の秘境
死の山 入ってはいけない場所
日本唯一の氷河地帯 岩と雪の殿堂
日本三大岩場 日本三大雪渓
日本百名山 岳人百名山
「剱岳」2999m だ!!
日本一ヤバイと言われれば言われるほど
もうワクワクだぜ!!
そして
最初の難関と呼ばれ
ここで恐怖を感じた者は
その先へは進むなと言われる
「先剱の門」が現れた!

てかメッチャ渋滞!!
山小屋にどんだけ人が
泊まってたんだよ!!
テント泊はごく一部だったらしい。
一人ずつしか通れない狭い山道に
たくさんの人達が
同時に登り始めたからね~…
こんなに渋滞するとは…
今日の夕方 pm 4:30 までに
室堂まで帰らなきゃいけないのに
時間大丈夫かな~?
山の形がギザギザしてるから
垂直の岩壁をずーっと登ったと思ったら
また垂直にずーっと降りるの繰返し!!
しかもうちら以外は
全員ヘルメットをかぶってる!!笑
腰にはハーネスに
カラビナ付きザイルを
ぶら下げてる人も多い!!笑
その中に
ビビリで理屈っぽい学生達と
説教くさく態度がでかい先公の集団が
せっかくの雰囲気ぶち壊すうるささと
チンタラゴチャゴチャ
いちいち過剰な安全確保で
渋滞の原因を起こしてて
超~ウザかったので
うまく抜かしながら… 笑
キャンプから一旦下っていき…
雪渓を渡り…
「一服剱」を越え…
落石地帯のガレ場を進み…
「前剱」を越え…
いくつもの鎖場を登ったり降りたり
デンジャラスで長い道のりが
オモローーーッ!!
しかし
気を抜いてはいけないので
このへんから
写真を撮る余裕も無くなる。笑
そして…
山頂直下の最後の難所
10階建のビルと同じ高さ
30mの垂直の鎖場
「カニのタテバイ」!!
地獄の絶景!!
まさに命懸け!!
超巨大な天空アスレチック!!
ちょっとでも手や足を滑らせたら
即死だ!!
なんとここで
おっきーにアクシデント発生!!
岩にぶつけ
頭から流血!!

大したことなかったから良かったけど
渋滞による時間のロスと
山頂を覆い始めた雲と
帰るまでの体力を考え
頂上がすぐ目の前の
「平蔵のコル」にて
『勇気の撤退』!!

ここまで来れただけでも
もうじゅうぶん満足だしね!!
今から山頂に行っても
すげえ人ゴミだろうし
どーせ真っ白で景色も見えないだろうし
また下山の渋滞にハマッて
帰りのバスの最終に
間に合わなくなる可能性も出て来る!!
もう核心部は越えたし
あとは鎖場もなく
もうどうってことなく
すぐそこが山頂なので
既に剱岳には
ほぼ登ったも同然だぜ!!
いや~しかし
マジで一瞬焦ったぜ~!!
明日のニュースになるかと思った~!笑
おっきーをおぶって下山するかと
腹までくくっちまったぜ~!笑
しかしまだ安心はできない…。
下山道に入るとすぐに
ここからが剱岳最大の難所
「カニのヨコバイ」!!
まあ実はココも
ボルダリングかじってる
うちらには余裕。笑
そして下山と言いながらも
また前剱、一服剱と
垂直に登ったり下ったり。笑

いや~
みんなより早めに下山はじめたから
すいてて良いわ~!
時間に余裕ができたおかげで
心にも余裕が生まれたぜ~!笑

ここからだと
左下にベースキャンプ
右奥にスタート兼ゴールの室堂が見える。

ここは
泊まってなくても
ごはんが食べられる事が判明!!
わざわざ重い食料を
大量に持ってきてたのに。笑
さらに下ってまた登り…
キャンプ地にたどり着き
テントをたたんで
予定より早く帰路についたものの
また重い荷物を背負うと
何気に足が重く動かないことに気づく!!
思ってるより体が疲れている!!笑

ここからまだまだ登ったり下ったり
長い道のりが続き
すっかりバテバテ。笑
途中で雨にも降られ
すっかりビショビショ。笑
室堂から直接剱岳に向かう人達と
すれ違った後…
俺「近道を選びやかって、
このビビリどもがッ!!」
きゃない「それが普通です。」
軽い荷物しか持ってない人達と
すれ違った後…
俺「山小屋泊を選びやがって、
このヘタレどもがッ!!」
きゃない「それが普通です。」
「剱御前」を越え…
「雷鳥沢」に下り…
また登って…
「地獄谷」や「みくりが池」を迂回し…
けっきょく室堂にたどり着いたのは
タイムリミットぎりぎりの
pm4:00 !!笑
山頂手前で撤退して
やっぱ正解だった!!
登頂してたら
頂上の景色を目に焼き付けたり
写真撮ったり並んだり一服したりと
急いでるつもりでもなんだかんだで
プラス1時間くらい
かかったかもしれないので
帰れなかったかも!!
おばちゃん達に
「えっ!?きのう来て
立山から剱岳まで回って来たの!?
テント背負って!?そんな靴で!?」
「すごーーーい!!」って言われた。
もっと言って~!!笑

帰りの車の運転も何の問題もなく
次の日も元気に仕事!!
いや~
最高にドラマチックな休日だったぜ!!
剱岳に行ってわかったこと…
①3日かけよう!!
②遠回りしないで直接向かおう!!
③山小屋に泊まろう!!
④混む前の夜明け前にスタートしよう!!
⑤剱岳にいる時点でみんな強者!!
その中でもテント泊の奴らは
特にクレイジー!!
⑥てゆうかこんな所に
みんなは行っちゃダメ!!
⑦佐野さんにやらされてます!!


















