群馬県に

日本百名山にも選ばれている

「上州武尊山(じょうしゅうほたかやま)」
と呼ばれる巨大な活火山があり

関東地方トップクラスの難易度と知り


登りのコースタイム5時間
と言われる道のりに

よしまさと挑んでみた!


スノボしに来たことならある

まずは登る!



武尊山は他にも

たくさんのキャンプ場や温泉や牧場なども
麓にある

とても広大な山だ。


リフトを使えば
あっという間にたどり着く

ゲレンデ最上部まで

歩いて登ると
2時間くらいかかる!


しかも傾斜もキツい!


そして
そこから更に登るのだが

この後
道がわからなくなり


なんかの動物を発見し

写真撮りながら追っかけてるうちに


完全に迷子になり

さ迷ったあげく

別のスタート地点に到着!!


ここからまた登るとなると
時間が無いと判断し

この日は諦め



後日


ルートを変えて

1人でリベンジしてみた!


「武尊」と書いて「ほたか」と読む

この名前の由来は


もともと「ほたかやま」と呼ばれていた
山の名前に

「日本武尊(ヤマトタケル)」
の字をあてて

こうなったらしい。


ヤマトタケルって何だっけと思い

ちょっと調べてみた。



ヤマトタケル伝説…

それは遥か昔の物語…


当時の偉大な天皇
景行天皇は

多くの妻を持ち
数十人もの子供がいて

その王子の1人に
ヤマトオグナ(のちのタケル)がいた。


とても強く

しかし同時に残虐さも持つ少年だった
オグナの存在を

恐れもしていた天皇は


現在の九州で当時最強と言われ
朝廷に反抗的な
クマソタケルを倒して来いと

オグナに命じた。


ただでさえ難しいそのミッションに

オグナは何も持たされず
一人で旅立たされ

それは半分
死をも意味していたが


なんとオグナはたった1人で
クマソタケルの組織を壊滅したのだ。


しかも

父に認められたかったオグナは
それだけではもの足りず

日本の平和のために

ついでに
出雲の国のイヅモタケルという
これまた強敵も倒し


自身の名前もヤマトタケルと改めて
帰ってきたのだ。


その情報が届いていた都では

ヤマトタケルは既に英雄となっていたが


父は息子を誉めることもなく

ならば次は
東の地の十二の強国も倒して来いと


休暇も与えず
またすぐに旅立たせた。


タケルが伊勢神宮に立ち寄ると

タケルを心配する
天照大神(アマテラスオオミカミ)の巫女
天皇の妹の倭姫(ヤマトヒメ)に


三種の神器の一つ

天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
を授かった。


天叢雲剣とは

ヤマタノオロチを倒した時に

オロチの体内から出てきて
手に入れた剣で

その後
アマテラスに渡した物らしい。


伝説の剣を手に入れたタケルは

この現在の群馬県の武尊山を
拠点にしていた悪者も含む

東の強敵をことごとく倒していった。


天叢雲剣もこの戦いの中で
草薙の剣(くさなぎのけん)と
名前を変えた。


しかし父は本当は
自分が生きて戻らなくても良い
と思っていることに
気づいていたタケルは


その旅の途中で出会った
最愛の人も

激しい戦いの中で亡くし


その帰り道で

ついに力尽きて死んだという。


そんな

めちゃくちゃ有名だが
実は悲しいヒーローだった
ヤマトタケルを祭る

武尊山の山頂に


ついに3時間くらいで俺も到頂!!


イェーーーッ!!



しかし

視界は雲にさえぎられ

景色は真っ白で何も見えない…


他の登山者の皆様も

いくら待っても

今日は風が無いから
雲が動く気配が全く無いと


諦めて下山していった。



俺は
山頂から反対側に少し下った所に
あると言う

ヤマトタケルの銅像を見に行った。


イケメンな
高橋英樹似のタケルよ


ただ突っ立ってないで

もういちど草薙の剣で
この雲をなぎ払ってくれ!と


英雄の証タイガーマスクをかぶせてみた。


すると…


たちまち風が吹き荒れ…

雲が晴れ


青空が広がっていく!!

絶景だ!!


ありがとう!タケル!

俺の心が通じたんだね!


1000年以上の時を経て
あなたが見た同じ景色を

今俺も見ているよ!


アマテラスも優しく微笑んでいた。





ちなみに
休みが合わなかったよしまさも

一人で後日リベンジし
登頂に成功している。


また来るぜ!