二人目が欲しいと思えない | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

二人目が欲しいと思えない

 

 

 木曜日は「もっとラブラブに」をテーマに  

   🕊️久宝美子

   🕊️中野克美

 🕊️いしだちさ   

 そして私、青井あずさでお送りします。

 

保育園のお迎えで会うママ友たちが次の子を妊娠・出産していく。

 

ふぅふぅ言いながらも、なんだか幸せそう。

 

みんな二人目、三人目を持つなんて。

 

余裕があるんだなぁ。

 

なんだか、心がモヤっとする。

 

私と言えば、出産してから3年。

 

3年経って、やっと、やっと、余裕が少し出てきたところ。

 

 

 

保育園に入る前。

 

ずっと子どもと家にこもりっきりだった毎日は、孤独感がヤバかった。

 

社会から一人だけ置いていかれるような焦り。

 

その焦りから逃げたくて、今年からやっと社会復帰したところだったのに。

 

 

 

いつかは、まだわからないいつかは、二人目が欲しくなるかもしれない。

 

けど、今じゃない、今は全然ほしい気持ちになれない。

 

二人目を欲しいって思えない自分は、何かおかしいのだろうか。

 

二人目を欲しいって思えない自分は、母親として未熟なのではないだろうか。

 

もしかして一人目を十分に可愛がれていないから、こう思うのかもしれない。

 

私の子育てに問題があるのかもしれない。

 

夫の両親や近所の人たちは、会うたびにものすごく無邪気に聞いてくる。

 

「次はまだ?」

「二人目は?」

「一人っ子はかわいそうだよ」

「一人っ子はさみしいよ」

「一人っ子はわがままになるよ」

 

そう言われるたびに、子どもを一人もつだけでは足りない、と言われているように感じてしまう。

 

今だって一人育てるのに精一杯なのに。

 

 

心がモヤモヤを通り越してザワザワしはじめる。

 

保育園の同じクラスで、一人っ子なのはうちの子含め3人だけ。

 

他の2人のママを、なんとなく同じ仲間だと思っていた。

 

けれども、ある日そのうちの1人のママが妊娠したっていう噂を聞いて、めちゃくちゃショックを受ける。

 

勝手に仲間だと思っていたのに、置いて行かれた気分。

 

おめでとう!って伝えるけど、本音ではそうは思えない、素直に祝福できない自分って最低だと思う。

 

 

 


 ここに書いたのは、過去の私の話です。

 

二人目が欲しいと思えない自分は、子どもに寂しい思いをさせている、未熟で悪い母親だと思い込んでいた時の話です。

 

二人目が欲しいって思えないってことは、一人目のことが十分かわいがれていないからだと思って「自分は良くない母親だ」と自分を責めていた時の話です。

 

二人目がこころから欲しいって素直に言えないことに、罪悪感を感じてた私。

 

毎日怒ってばかりで余裕がなくて、自分の子育てに自信が持てなくて、こんな私が母親でこめんと、子どもに申し訳ない気持ちを感じていた時の私。

 

あの時は、心がザワザワしていて不安で、でも誰にも話せなくて。

 

兄弟がいる子を見るのがつらくて、保育園に子どもを迎えに行くのが1日の中で1番憂鬱な時間でした。

 

 

 

 

あの時の私のような人、心から二人目が欲しいって思えないことにザワザワした気持ちを抱えている人っていませんか?

 

とても相談しづらいことだから。

 

二人目は欲しくない、二人目は考えられないって言うのって、とても勇気のいる事だと思うのです。

 

そもそも、子どもを出産して少し経つ頃って、パートナーシップではちょうど喧嘩の時代(パワーストラグル)に突入している場合が多いのです。

 

夫婦内でどっちのやり方をとるのか。自分のやり方を通すためには戦わなければいけないと思い込みます。

 

覇権争いに勝つために戦っている時。

 

戦っている相手の子どもをもう一人欲しいと素直に思うことはできるでしょうか。

 

 

 

 

あるいは、「自分の方が大変だ!」と、相手を言い負かしたくなる時期。

 

 妻側は初めての「人の命の手綱を握る」というプレッシャーでどうにかなりそうですが、対して夫の方も…

 

結婚や子供が生まれるタイミングで、仕事を頑張り始める、転職する、資格を取る、副業をはじめる、などなど。

 

それまでのやり方とは違う「家族を食べさせていく」という覚悟を背負った選択をする男性は多いです。(カウンセリングの中でもよく伺います)

 

お互いに背負っている重圧。

 

これが理解し合えない時には、お互いが家族のために頑張っているのに、それぞれが一人ぼっちを感じるということになってしまう。

 

そんな風に、お互いが余裕のないいっぱいいっぱいの時に、果たしてもう一人って思うことはできるでしょうか。

 

 

 

 

あるいは、子どもを通して自分自身の子ども時代を思い出すことで、自分と親との「未完了な感情」が表面化してくることもあります。

 

特に同性の子どもの存在によって、過去の自分の見ないようにしていた痛みが出てきて心がザワザワすることは、良く起こることとして知られています。

 

私の場合は子どもを産んだのち、自分の母との軋轢が表面化してきました。

 

私の思うようには愛してくれなかった(ようにみえた)母にとても怒っていることに気づきました。

 

だから、母に子育てのことで頼りたいのに、素直に頼れなくて「私には助けてくれる人はいないんだ」と自分を憐れんでいたのです。

 

すると、周りにいる自分の実家から援助をうけているママ友が羨ましくて歯ぎしり。

 

ママ友の代わりに、ママ友のお母さんが保育園のお迎えにきているのを見るのが、1番イヤで苦しいことでした。

 

自分に助けてくれる人がいないと思いながら子育てしている時に、果たしてもう一人と望む気力があるのか。

 

上に挙げた夫婦間や親との問題。 

 

これらを持っている時には「もう一人欲しい」って素直に思えないのは当然の事だと思うのですよ。

 

当時の私には全く余裕はなかった。一人を育てているだけで精一杯。

 

もし、これを読んでくださっている方の中に二人目を持つことに対してのモヤモヤを感じて苦しい思いをされているのなら、心の中を点検してみると、過去の私のような未完了の感情が出てくるかもしれません。

 

当時の私も、この感情を整理出来ていたら、もっとすっきりと自分のことを考えられたのではないかと思います。

 

あるいは感情を整理して今よりも自分に余裕をもたせることで、今とは違う選択を選んでいる場合もあったのかもしれません。

 

二人目はまだほしくないかもっていう相談は、当時の自分を思い出してみると、身近な人にするってとてもハードルの高いことかも知れないなぁと思います。

 

だから、もしよろしければカウンセラーを頼ってみることも、考えてみてください。

 

話すだけでも、自分のこころに余裕をもたせてあげることができます。

 

モヤモヤを抱えていくことはとても苦しいことですが、このモヤモヤを言葉にして表現していくことでこころは整理され、エンパワメントされていきます。すると、今まではみえなかった新しい選択肢をみつけることも可能になるのです。

 

誰にも苦しい胸の内を話せずに、保育園にお迎えに行くのが辛いなと感じているあなたのお役に立てたらと思いました。

 

 

 

当時の私は、カウンセラーの援助を得て、自分の中のモヤモヤを整理していきました。

 

それまでは、夫と二人目のことを話すのは、痛すぎてできなかったのですが、こころの整理をしていくうちにやっと夫との間で二人目のことを話題にすることができるようになりました。

 

でも、話題にすることができたのは、私が二人目を持つのにはちょっと遅いかなと思い始めた40歳を過ぎた頃でした。

 

夫にはこんなふうに伝えました。「二人目のこと、ごめん」と。

 

夫が本当は二人目も、できるなら三人目も、望んでいたのは知っていたけれど、私には無理だった、ごめんねと伝えました。

 

10年前、夫から「もうそろそろ二人目…」と言われた時に、「そんなの無理に決まってるでしょ!見てわかんないの?」と怒り続け、自分の痛みを優先して、夫の願いを切り捨てた自分を覚えています。

 

子どもを持つ持たないは置いておいても、夫の願いを切り捨てて、自分を優先したことは事実で。

 

でも、それを謝れるようになる頃には、もう次の子どもは遅いかなという頃でした。

 

夫は「どっちでもよかったから」と今でもいいます。でも、持つにしろ持たないにしろ、二人で話すべきだったし、私は自分の痛みを優先して夫の願いを聞きもしなかった。夫に一方的に二人目を諦めさせたこと、本当に申し訳なかったと思います。

 

そんな風におもえるようになったのは最近のことです。そう考えると、私の自分勝手な部分を、長い間夫は許して受け入れてくれていたんだなと思います。夫は私を優先してくれたけど、私は自分の痛みばかりで気づきませんでした。夫にはきっとたくさん我慢を強いてきたのではないかと思います。

 

あの頃、二人目のことがモヤモヤしていたあの頃、二人目を持つ持たないに関わらず、夫と心から繋がるコミュニケーションができていたら、というのが一番の心残りなのです。

 

この心残りは、みなさんには味わって欲しくないなあと思います。

 

もしよければ、こころの整理にカウンセリングをご利用ください。そして、パートナーと心から繋がるコミュニケーションのお手伝いをさせていただけたらと思います。

 

みなさんのパートナーシップを応援しています🕊️

 

🕊面談カウンセリング  

 ご予約を承ります 🕊

 ご案内可能な時間をお客様に合わせて

 ご案内させてきただきます。  


   <カウンセリング予約センター>
 
06-6190-5131 

  受付時間 12:00〜20:30
 月曜定休(祝日の場合は翌日代休) 

 

 

 

【恋愛心理学アカデミー】もう怒りたくない!男性への怒りを愛に変える方法

 

【自己嫌悪】孤独、居場所のなさ、不安、さびしさ、味方がいない...「ひとりぼっちの世界」から抜け出すために

 

🕊パートナーシップ、恋愛、

子育ての記事を書いています🕊 

🕊青井あずさのブログ

🕊すぐに役立つ!心理学講座(カウンセリングサービス内)

 

 

 

 カウンセリングサービス 

◆カウンセリングを受けるには?  
◆会場案内