気を使いすぎる人の、自分を大切にする一歩 | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス
2019-08-29 03:00:00

気を使いすぎる人の、自分を大切にする一歩

テーマ:もっとラブラブに


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        木曜日は「もっとラブラブに」。
        服部希美やなぎあこ
        森川陽介帆南尚美、が交代でお届けします!
        
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カウンセリングサービスの帆南尚美です。

人に気を使う、というのは、相手のことを思いやること、相手が何を思い、どうして欲しいと思っているのかを先回りして考えてあげることでもあるでしょうから、人に気を使うことが出来る人というのは、本当に心優しく他人思いの人なのだと思います。

きっと子どもの頃から誰かとても大切な人に喜んでほしくて、一生懸命あれこれとその人の好きなことや、喜んでくれることは何なのかに思いを巡らせてきたのかもしれません。

そして、自分が気を使い、何かをしてあげたときに、その誰かがとても喜んでくれたら、それだけでホクホクした気持ちになって、よかったよかった、喜んでくれた、と自分も同じくらいの喜びに包まれていたのではないでしょうか。

ところが、そういう気遣いの上手な人につきまとう他人の評価として、「あなたは優しい人ですよね」とか、「君は本当によく気が付く人だよね」などと言われることも多いのではないでしょうか。そして、そういわれると、そうあらねばならない、という気になってくることがあるかもしれません。
自分が好きでやっていた気づかいが、「やらなければ」に変わっていくのは、そのような評価を受け続けたいと思うことから始まるのかもしれませんし、「優しい人」や「良く気が付く人」でなければ自分は価値がないと思ってしまうことにあるのかもしれません。

パートナーとの関係では、「僕たち本当に気が合うよね」というものもあります。

本当は彼のことを考えて、何かを言ったりやったりしただけなのに、あまりに彼の思いを先に読んでしまったばかりに、あたかも同じような考えを持っていたかのように「気が合うね」と言われてしまうのです。

もちろんお付き合いを始めた頃は、そんな言葉も嬉しく感じられるでしょうし、何の問題もないかもしれません。

ところが、「気が合う」と言われた彼を裏切りたくなくて、また「気の合う自分でないと愛してもらえない」と思い込むことによって、もっと何かをやってあげなければ、もっと自分を抑えて相手を優先しなければ、と思ってしまうこともあるかもしれません。

私はこの「僕たち気が合うよね」に相当苦しみました。

今日はどこに行こうか、とか、何を食べようか、と言われても、「彼は」どこに行きたいのだろうか、何を食べたいのだろうか、を必死で考え、遠回りな質問を投げ、彼の意向を聞き出してそれを実現することばかりをやっていました。

彼といるときはいつも彼がどうしたいのかばかり考えていたので、ひとりになるとホッとしました。
ひとりは楽だな、と思いました。

せっかくのパートナーシップが、ひとりの方が楽だと思うようになってしまうのは、もったいないですよね。

気を使うことは相手のためでもあるけれど、相手が喜んでくれて自分も嬉しいという気持ちになるのが一番です。
でも、相手が喜ぶことばかりに重点を置いて、自分のことは後回しにし、自分のやりたいことをいつも我慢しているようになると、それは「気を使いすぎて疲れる」という状態になるのではないでしょうか。

気を使いすぎると、相手が喜んでいる vs 私は疲れている、という関係になって、楽しくありません。
すると、このような状態になっているのはあの人のせいだ、と思うようになり、あの人といるのは疲れる、だから私はひとりの方がいい、と思うようになるかもしれません。
あるいは我慢しすぎて、あるとき爆発して彼と喧嘩してしまうかもしれません。

気を使いすぎて疲れているな、と思ったら、自分の思いを大切に扱ってあげているのか、ちょっと立ち止まって考えてみるといいかもしれません。
私の好きなこと、私のやりたいこと、私が言いたいこと。
全部、彼自身の好きなこと、やりたいこと、言いたいことと同じくらい大切なんです。
だから、それを「表現してみる」ということを、少しずつやってみるといいかもしれません。

自分の思いを

「言葉にする価値もない」

というものから、

「相手に伝えるほどの価値がある」

というものに変換するのは、とても大きな意味があると私は思っています。

今まで自分を抑えることに慣れてしまっている人は、表現するのが苦手だと思うかもしれません。
自分のことが我儘になったように思うかもしれませんし、意見を言おうとすると、なぜか怒った口調になってしまうかもしれません。
でも、ひとつずつ勇気を出して、丁寧に相手に伝えてみると、彼だけを大切にしてきた頃より、彼も自分も大切にしている方が、よほど心の満足度が上がるのではないかと私は思います。

もちろん二人の意見が合わないことも出てくるでしょうが、そのようなときも、お互いを平等に大切にしようと思うことで、いい解決策が出てくるのではないでしょうか。

以上、帆南尚美でした!


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