フレームアナリーゼのMALIKAです。
前回は軸についてのお話をしました。
今日は
「似合う服を着たとき、人はなぜ笑顔になるのか」
についてです。
これまで私は仕事を通じて
比較的たくさんの方々と
服を選ぶ時間を過ごしてきました。
その中で、
何度も見てきた瞬間、
(私が一番好きな瞬間です)
それは
似合う服を着たときの
その人の表情です。
とくに
オーダー服「TROIS F」は
試着室に鏡がなかったので
その表情はとても
印象に残っています。
服を試着したお客様は
試着室の中で
まだ自分に似合うかどうか
確認できていません。
それなのに
扉を開けて試着室から出て
鏡を見る前から
なぜか、すでにもう顔が
「ふふふ」っと
ほころんでいるのです。
鏡を見るのが楽しみ!
という感じで
表情がやわらいでいます。
鏡を見てないのに
身体は、着ただけで
もう似合う服がわかるのだろうか?
そう不思議に思いました。
鏡を見た瞬間に
「え?」
「可愛い!」
と自分を見て驚く方もいます。
それまで
「二の腕が気になる」
とか
「体型がコンプレックス」
と言っていた方でも
鏡の前で
さらに笑顔になります。
それは
美味しいものを食べたときに
つい出ちゃうような
自然な笑顔なのです。
私はその瞬間を見て
こう思います。
似合う服は
人を変えるのではない、と。
その人の中にある(美)を
外にうつし出すのだろうと。
似合う服というのは
特別な魔法の服ではありません。
その人の身体や雰囲気と
自然に調和することで
もともとあった魅力が
表に出るようになる、
そんな感じなのです。
だから
似合う服を着たときに
人はどこか
安心したような表情に
なっているのかもしれませんね。
あ、似合うって
こういうことね、
と
ストンと
わかる感じなのです。