落合歯科医院のブログ -3ページ目

精度のよい被せものは、歯ぐきにやさしい!!

こんにちは。
みなさんいかがお過ごしですか。

今日は、精度の良いかぶせものを入れると・・・!?
その効果は? と、いうおはなし。

最初に答えを言ってしまうと、
1,歯ぐきにやさしい。(歯ぐきが腫れません)
2,むし歯になりにくい。

となります。


$落合歯科医院のブログ-被せものによって歯周病の進行は変わります。

この画像には、3枚の写真が掲載されています。
真ん中は、前歯の全体写真です。
この中で、右上2番のみ治療しました。左上1番~右上2番までは以前から被っていたものが入っています。

右下の写真(左上1と2番)は、元々の被せものです。いろいろな都合から治療をせず昔からの被せものが入っております。被せものの境目は、紫色にふくれあがり、歯ぐきが腫れております。炎症(歯周病)を起こして歯ぐきがうっ血したために紫色になっているのです。

左下の写真(右上2番)は、治療して新しく被せ治した歯です。歯ぐきをご覧下さい。ちょうど、矢印のところですが、ピンク色をしていて、良く引き締まった歯ぐきになっていますね。

被せものの精度は、どのくらいが良いかといいますと、
歯と被せもののすき間が、30μm~50μmくらいで合わさっているもののことをいいます。よく尖った探針を歯に直角に歯に当ててスライドさせると、スムーズに滑らせられます。

歯ぐきにもやさしく、むし歯にもなりにくい。そんな被せものです。
歯は、一度萌出すると、一生使わなければいけません。歯周病は、普段痛みとして感じにくく、サイレントに進行してしまう慢性炎症です。痛みがないから大丈夫ではなく、まずはご自身で歯ぐきの色、形をチェックしてみてくださいね。


~セルフチェックの方法~
良い歯ぐきは、ピンク色をしていてよく引き締まった形をしています。歯と歯の間もシュンッと尖った形をしていることがほとんどです。

歯周病に罹患している歯ぐきは、赤く(充血)腫れていたり、紫色(うっ血)に腫れているのでボリュームもあります。歯と歯の間もわりと丸い形になってしまっています。
~~ ~~ ~~


ご自身でチェックしてみて、いまいちよくわからない方、『奥歯までチェック出来ないよ。』という方は、いつでもご相談下さい。



今夜も歯ブラシをお忘れなく~!


落合歯科医院
落合 聡
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唾液(小唾液腺)の出口が・・・!! PART 2

こんにちは。
みなさん如何お過ごしですか。


お口の中には、大きな唾液腺(唾液を作る組織)が三つあるというお話を以前しましたが、
今日は、小唾液腺のお話です。

実は、おくちの中には、おおきな唾液腺以外にも、無数に散りばめられた小さな唾液腺が沢山あります。この小さな唾液腺のおかげで、おくちの中を湿潤状態にしてくれているのです。



この写真は、口蓋(上あごの奥の方)部です。
一度、ガーゼなどで水分を拭き取ります。きれいな粘膜が見られます。

$落合歯科医院のブログ-口蓋部(小唾液腺)唾液は分泌されていません。


しばらく、見ていると、ご覧の通り唾液が分泌されてきます。

$落合歯科医院のブログ-口蓋部(小唾液腺)から唾液が分泌中。

この現象は、他の部位でも確認出来ます。
ご自身で確認してみたい方は、くちびるの裏側をガーゼで拭き取りしばらく鏡の前で見ていると、じわっと唾液が浮き出てくることを確認出来るでしょう。


常に、唾液が分泌され続けるので、お口の中がきれいに使えるのです。
唾液の分泌が多いほど、おくちの中を効果的に洗浄してくれます。

そんなおくちの中の立役者『唾液』のおはなしでした。



今夜も歯ブラシをお忘れなく~!!


落合歯科医院
落合 聡
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咬傷です!!

こんにちは。
みなさんいかがお過ごしですか。

今日は、これ、

↓↓↓↓↓

$落合歯科医院のブログ-咬傷



そうです。
『咬傷』です。

痛そうですよね。

上下の歯並びの咬み込みの悪さや咬みぐせから、
ほっぺたに、このような傷を作ってしまうことがあります。

歯科の治療後も・・・

麻酔をして治療した場合、

麻酔が切れる前に食事をすると、上下の歯の感覚が鈍っているためにほっぺたを咬んでしまうことがあります。

歯科の麻酔は、だいたい2~3時間くらい効いております。
人によっては、5時間、半日近く効いているという方もおられます。

麻酔の効きは人によって違うため、初めからわかっている方ですと、その量を調整しております。
まったく初めて麻酔をされる方の場合、上記の時間を参考にしてください。


今夜も歯ブラシお忘れなく!!


落合歯科医院
落合 聡
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唾液の出口が・・・

こんにちは。
みなさんいかがお過ごしですか。

今日は、前回『頬粘膜の圧痕は!?ストレスのバロメータ!?』ブログでお話しした写真を拝借しまして、青い矢印の上にあるポチッとしたもののおはなしです。


$落合歯科医院のブログ-唾液腺(耳下腺)の出口。

ほっぺた(頬粘膜)のこの部分、少し出っ張りがありますが、これは、唾液腺の出口です。
唾液を作る組織を、“唾液腺” と呼んでおりますが、大きなものが3つあります。
 耳下腺
 顎下腺
 舌下腺

とあり、その他に粘膜のあらゆるところに張り巡らされている小唾液腺があります。

この写真内の緑の矢印、これは耳下腺の出口です。
とても大きな腺(唾液を作る組織)のため、出口もこれだけはっきりと見えるのですね。


なるほど、と思われた方は、“ペタ” をポチッとな!!


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落合歯科医院
落合 聡
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頬粘膜の圧痕は!?ストレスのバロメータ!?

こんにちは。
みなさんいかがお過ごしですか。

今日は、ほっぺたに何かあるみたい。と、思われた方のためのブログです。

この写真は、ほっぺた(頬粘膜)です。
$落合歯科医院のブログ-頬粘膜の圧痕です。


青い矢印に沿って出来ている白い線。
この白い線、どうしたら出来るでしょうか?

これは、1本の線ですが、中には、1本の線から枝が伸びたようなものも見受けられます。

~~果たして原因は?~~
はぎしりまたは、くいしばりと言われております。
歯をくいしばっていると、自然とほっぺたも緊張して歯に押しつけられます。
長時間この状態が続くと、ちょうど上下の歯と歯の間にあたる部分に白いスジができあがります。ベロにもこういった圧痕が見受けられる方がおります。

年がら年中くいしばりやはぎしりがある方は、この線がもっとくっきりと出ることがあります。が、はぎしりやくいしばりが少なくなると自然と消失するので、なんの心配もいりません。


今夜も歯ブラシをお忘れなく~!!



落合歯科医院
落合 聡
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