椚田のブログ  -110ページ目

痛みと癒し

「心守歌-こころもりうた」中島みゆき


いろんなタイプの曲がバランスよく配置されているが、全体を通しては悲哀の色濃いアルバムである。

中でも「あのバスに」と「カーニバルだったね」から受ける痛みは、個人的に格段のものがある。

すべての悲哀はタイトル曲に収束され、ここに自らを癒す最良の方法が提示されるかのようだ。

そうそう、「夜行」の歌いっぷりの気持ちよさは特筆もの。
今度カラオケで歌ってみたい!




2001年の作品









ブルースシンガー

「みんな去ってしまった」中島みゆき

記事を書くため久々に聴き直したが、これは傑作である。

1976年に発売されたセカンドアルバムだが、やはり彼女は登場した時から中島みゆきとして完成していたのだという思いを強くした。

タイトルやジャケットから受けるイメージとは裏腹に、カラッとした感じのアルバムだ。
それは、「彼女の生き方」「流浪の詩」「うそつきが好きよ」という三曲の、突き抜けるような爽快感によるところが大きい。

また「トラックに乗せて」「真直な線」「妬いてる訳じゃないけれど」を聴けば、彼女が優れたブルースシンガーだと分かる。

そして何より究極の男歌「夜風の中から」
これはシングル版より断然こっちがいい!

あと、ギリギリの所で演歌に行ってしまうのを踏みとどまった「03時」

…って、キリが無い…


三つ編みが可愛い二十代半ば。









王道の一曲

「短篇集」 中島みゆき


ええ、NHKのプロジェクトXは一話も見たことがない不埒者です。
というかほとんどTV見ない。

それでも紅白にみゆきさんが出ると聞いた時には血走った。

本作の一曲目とラストはそれぞれ、「地上の星」「ヘッドライト・テールライト」である。
どちらも名曲なのだけれど、例によって取り上げるのは別の曲。
アルバムのカラーは、タイアップ曲を除外したところにある、というのが持論である!(大きく出ました)

愛してやまないのは「後悔」。
繊細な心理描写、美しいメロディーは中島ラブソングの王道中の王道。
昔は成し得なかったパワフルな歌唱法で、一番と二番のサビを鮮やかに歌い分けている。


2000年の作品