椚田のブログ  -106ページ目

最も艶っぽい曲

「夜を往け」 中島みゆき

なにもここで石川さゆりを持ち出さなくてもいいとは思うものの、どちらも好きなのでお許しいただく。
すなわち、「天城越え」に匹敵、あるいは凌駕する情念を「遠雷」は秘めている。
どちらかというと露骨な表現の少ない彼女の詞にあって、これはMAX…かもしれない。

また、収められた曲のほとんどがラブソング(もちろん甘くはない)であり、そのいずれもが熱い。
「あした」「ふたりは」「with」等々、名曲がめじろ押し。
90年代前半のみゆきさんの充実ぶりがうかがえる一枚だ。


1990年の作品






最新作

「常夜灯」 中島みゆき


出たばっかりのニューアルバム。

ブルージーなタイトル曲で幕を開ける本作、その寂しくも暖かなサウンドで一気にみゆきワールドへと引き込む仕掛け。

多彩な唱法が遺憾なく発揮された、バラエティーに富んだ配曲である。

新譜ゆえ多くを語ることは避けるが、「スクランブル交差点の渡り方」について一言だけ。
交差点を何かの例えとして深読みするよりも、単純に聴いた方が絶対楽しい!
そんなキュートな曲も入ってる。


今年の作品







ひとり上手

「臨月」 中島みゆき


中二の時、初めて買ったみゆきさんのアルバム。
臨月というのが出産月を意味することすら、まだ知らなかった。

この時代の記憶は、ラジオと密接に結びついている。
彼女がパーソナリティーを務めるオールナイトニッポン月曜一部に「ひとり上手のコーナー」という投稿コーナーがあり、冒頭に大ヒット曲「ひとり上手」が少し流れる。

ある時、それが終わったあと不思議な間があって、「あたしって、歌上手いのね~」と例のイントネーションでのたまい、一人でケタケタ笑っていたことが忘れられない。


当時、ずいぶんと背伸びして分かったつもりになっていた「成人世代」。
未だここに歌われる大人の方へは行かず、何処へ…



1981年の作品