椚田のブログ  -105ページ目

「歌をあなたに」

「私の声が聞こえますか」 中島みゆき


このレビューも最終回となった。

古いカセットをCDに買い換えていく過程で「第二次中島みゆきブーム」が自分の中に訪れ、好き勝手に思いを書き連ねてきた。
ずいぶん拙いものになってしまったが、共感を寄せてくださった方、そっとして置いてくださった方、皆さんに感謝したい。





最後に、限りない尊敬と感謝、愛情を込めて、本作をご紹介させていただく。


1976年に発表された1stアルバム。

アレンジがシンプルなことも手伝って、意外にも軽快な作風の曲が多い。
初期に散見されたブルースも、すでにいい雰囲気を醸し出している。

デビューシングル「アザミ嬢のララバイ」、不動の代表作「時代」については、今さら私などが何を言えよう。

どうしても取り上げておきたいのは「歌をあなたに」だ。

ここから始まった長い長いキャリアの中で、彼女は数多くの応援歌を世に送り出していく。
そのすべての原点が、この二分半の短い曲にある。
夜曲も、ファイトも、地上の星も、負けんもんねも、風の笛も、そういう歌を歌っていく、という決意表明が、36年前にハッキリと語られているのだ。

この曲を聴くたび、今もまったくブレないみゆきさんの姿勢に、深く心を打たれてしまう。










重たい歌が響くとき

「ララバイSINGER」 中島みゆき


一曲目「春らららら」は、ファーストアルバムに入る可能性があったという未発表曲。
そしてラストのタイトル曲は、デビューシングル「アザミ嬢のララバイ」のアンサーソングという事で、過去とのつながりを強く感じさせるアルバムとなっている。

「ララバイSINGER」は、「アザミ嬢のララバイ」がずいぶんと軽く聴こえてしまうほどヘビーな曲だ。
今の私には少し遠い世界だが、この歌に救われた時期も確かにあった。

少しは知恵をつけたのか、あるいはかわし方が上手くなったのか。
齢を取るごとにどこか生きるのが楽になっているというのは、それと引き換えに別の何かが退化していることの表れかもしれない。

ついそんな事を考えてしまう。


2006年の作品





うかつにも…

「いまのきもち」 中島みゆき

2004年発表のセルフカバー集である。




ところで、以前大騒ぎしていた歌姫劇場版、何か心に引っかかるものがありつつ、興奮に流されるままでいた。

で先日、本作を聴いてハタと気づく。
LAライブとアレンジ一緒やん…
曲目も、あれあれ?

つまり本作、別テイクかもしれないが、あのスタジオライブで録音されたものなのだ。

今頃気付くか~!


そうかー、あれは2004年のみゆきさんだったんだねぇ…しみじみ…

映像を思い浮かべながら聴く本作は味わいもひとしお。
どちらかと言うとあまり聴かないアルバムだったのだが、一気にスターダムにのし上がった。
ゲンキンなものである。


待てよ…

ということは…






こんなDVDもあるわけです。

いつか買わねば…