「イラクが大量破壊兵器を持っているから、イラクに侵攻しよう」(アメリカ談)(2003年)
「ウクライナが親ロシア派を弾圧するから、ウクライナに侵攻しよう」(ロシア談)(2022年)
このどちらも客観的な証拠はなく、特にイラク侵攻時の件においては、後にアメリカ自身も「大量破壊兵器はなかった」と認めています。
このどちらも、国連の安全保障理事会での決議には至ってなく、イラク侵攻の際にはアメリカとイギリスが中心になり日本も支持してイラク侵攻がされました。
ウクライナ侵攻はロシアがウクライナ侵攻し、アメリカ始め日本含めた各国が非難をしています。
国際的に見ると、どちらも同じことをしているのです。
イラク侵攻の際には「世界の自由のためにイラク侵攻するのは正しいことだ」と世界は言っていて、ウクライナ侵攻の際には「侵攻したロシアは世界の自由に反する卑怯行為だ」と世界は言っているのです。
アメリカは「大量破壊兵器があるから」と侵攻し、ロシアは「親ロシア派が弾圧されてるから」と侵攻し、どちらも侵攻における「正義」を主張しています。
戦争にはどちらの「正義」もあり、どちらの「悪」もあります。
単純な勧善懲悪ではないのです。
ロシアがやってることはアメリカがやってることと一緒で、どちらかが称賛され、どちらかが非難されることはおかしいのです。
ウクライナの人々が戦禍に巻き込まれることが悲しいことであるならば、イラクの人々が戦禍に巻き込まれることも悲しいことです。
国際的な立場や世界的な視点で、片側のみから判断したり正義を語ることは、ホントに危険であるという認識が必要に思います。
世界の「正義」とはそういうものです。