スッポッティング

 

前回のブログやフェイスブックで森山さんとのスポッティングのエピソードは次回と書きましたので、今日はその話です。

 

キズや汚れがネガにあると、写真を焼いた時にそれらが黒や白の形で出ます。そこをインクを付けた細い筆で点描のように埋めていく作業をスポッティングと言います。

 

森山さんの昔の北海道の写真を私がスポッティングをしていたことがあります。古いネガで状態も良くなく、中には2センチ近くあるものもあり、作業は大変でしたが、出来上がりを森山さんに褒めて頂きました。

 

昔、森山さんも細江英公さんのアシスタントをしていた時にスポッティングをしていたそうです。細江さんから「アメリカにはプロのスポッティングの専門の人がいて、君もプロになれるくらい上手だね。」と褒められた思い出話を私にしてくれました。

 

 

 

【写真1】 2009年。「北海道序章」展示使用作品の一部。上段はスポッティング前。下段はスポッティング後。

【写真2】 2010年。インクジェットの入れ物ですが、中身はRCの印画紙。NORTHERN2の写真集、展示使用作品をスポッティング。

 

 

森山大道さんの授業の思い出1 1995年

森山大道さんの授業の思い出2 1995年

森山大道さんの授業の思い出3 1995年

森山大道さんの授業の思い出4 1995年

森山大道さんの授業の思い出5 1995年

森山大道さんの授業の思い出6 1994年

森山大道さんの授業の思い出7 1996年

 

 

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