秋田市の警備会社などがAI=人工知能を活用した道路警備システムのデモンストレーションを行いました。AIの導入を警備業界の慢性的な人手不足の解消につなげたい考えです。
デモンストレーションで設置されたのは、「警備AIシステム」です。AI=人工知能を搭載したカメラが片側交互通行の区間に侵入する車両を検知すると、進入の可否を示すLED看板が自動で切り替わります。
多くの警備員の配置が必要だった現場でもシステムの運用によって人数を減らすことが可能となり警備業界の慢性的な人手不足の解消につながると期待されています。
警備会社などが県内で初めて行ったデモンストレーションを行政や企業が見学しました。AIカメラは車両を検知するだけでなく撮影も行っています。
無人では運用せずに最低1人は現場に配置して緊急車両が来た場合など手動で表示を切り替えることも想定しています。警備会社は「警備AIシステムのオペレーターを増やし、現場への導入を進めていきたい」と話しています。
安全性が一番重要になりますが山梨県ではこのシステムがすでに国道で運用されているということで、警備会社は警察と協議したうえで、県内でも交通量の少ない道路で運用していきたいと話しています。