甲斐バンド初の

ライブアルバム(78年3月発売)。

 

メンバーは
甲斐よしひろ(Vo,G)、
長岡和弘(B)、
大森信和(G)、
松藤英男(Dr)。

 

オリジナルメンバー時代、

まだ「HERO」(78年)や

「安奈」(79年)のような

大きなヒットがなかった

77年12月の

ライブ音源ではあるが、
のちライブの定番になった

きんぽうげ」をはじめ、

2枚目のシングル曲

裏切りの街角

3枚目のシングル曲

かりそめのスウィング」など

初期の名曲も聴ける、

11曲収録の

ベスト編集盤となっている。

 
ここに収録されている
ライブヴァージョンで
先行シングルカットされた、
LEO SAYERのカバー
吟遊詩人の唄
(ONE MAN BAND)」
(78年2月発売)で
合唱する観客たちも、

その後大ヒット曲を出すなんて

夢にも思っていなかっただろう。

 

もちろん私も思わなかった。

(★★★★)」(2006.4.14記)


追記:

何度かのCD化ののち、

2007年12月のCD化に際して、
くだけたネオンサイン」

(シングル「吟遊詩人の唄」

のB面収録曲)と、
悪魔に狂って」

(未発表ライヴ音源)

の2曲のボーナストラックが

追録されている。

(2010年追記)

 

加筆します。

 

このLPは、

シングルカットされていた

9枚目のシングル、

「吟遊詩人の唄」を

ラジオで耳にして、

どうしても繰り返し

聞きたくなってしまったので、

そのシングル盤と迷った挙句、

LPを買ってしまったのだったと

記憶しています。

 

シングルならば

600円で済んだところ、

2300円の出費でしたが、

購入して大正解でした。

 

当時、

すでにライヴでの人気が

高いという噂があったのですが、

その理由が理解でき、

と同時に、このグループに

取りつかれることになりました。

 

「「甲斐」バンド」という

ネーミングの通り、

優れたコンポーザーで、

メインヴォーカリストの

甲斐よしひろさんを中心に

成立している

グループなのですが、

個々のメンバーさんたちによる、

決して派手さはないものの、

充分かつ的確な

演奏やコーラスにも

独自の個性と

大きな魅力を感じることに

なりました。

 

このころの活動を下地に、

11枚目のシングルとなる、

「HERO」(78年12月発売)

が大ヒットし、

以後トップグループとして

安定した活動を

続けていきます。

 

当時の大人気番組だった

「ザ・ベストテン」にランクイン、

FM放送収録中の

会場からの生中継でしたが、

そのときの喜びと感動は、

いまでも忘れられません。

 

 *過去記事

 甲斐バンド

らいむらいと

ガラスの動物園

誘惑

甲斐バンド・ストーリー

流民の歌

シングルス

 甲斐よしひろ

翼あるもの

漣健児トリビュート~Together and Forever