「2枚目のシングル「裏切りの街角」

(75年6月発売)のヒット以降、

ライブ活動を中心に、

安定した活動を続けていた甲斐バンドの、
5枚目になる先行シングル

「男と女のいる舗道」(76年8月発売)発売後、

ほどなく出された3枚目のアルバム(76年10月発売)。


メンバーは甲斐よしひろ(Vo)、

長岡和弘(B)、大森信和(G)、

松藤英男(Dr)。


(おそらく)映画でも有名な

テネシー・ウイリアムズの

作品からつけたタイトルと、
夜の都会をバックに、

フォーカスをぼかした

メンバーの写真が印象的な

このアルバムは、
前作「英雄と悪漢」(75年11月発売)

に続いて、

甲斐よしひろの描く

「都会」「夜」「男と女」

というモチーフで書かれた、
どことなく洋楽っぽい

歌詞とメロディを満喫できる、

初期の傑作アルバム。(★★★★)」(2009.5.22記)


1曲目に、短いインストナンバー

「ガラスの動物園のテーマ」

が収録されていますが、

これが、ドラマや映画の

オープニングのようで、

余韻を残しながら

「らせん階段」につながっていく

鮮やかな流れに

当時、とても衝撃を受けたことを

思いだしました。

 

このアルバムには、

「男と女のいる舗道」をはじめとして、

「らせん階段」「東京の一夜」

「悪いうわさ」など、
ライブで演奏されることになるナンバーも多く、
アルバム発売時から評判の高かった

「テレフォン・ノイローゼ」は

12月にシングルカット、
「あの日からの便り」は

ライブアルバム

「サーカス&サーカス」(78年3月発売)で
「7月の便り」というタイトルで、

アコースティックヴァージョンで

収録されました。
 

また、のちにバンドに

加入することになる田中一郎さんが、

サポートメンバーとして参加しています。
 

 *過去記事

らいむらいと

LIVE!! サーカス&サーカス
甲斐バンドストーリー
流民の歌

シングルス

 甲斐よしひろ

翼あるもの
漣健児トリビュート~Together and Forever
60 CANDLES~加山雄三トリビュート