81年1月、解体が決まった

有楽町の日劇(日本劇場)で行われた、

日劇最後のウエスタンカーニバル」

における、

奇跡」とまでいわれた

2日間だけの

再結成が大好評だったため、

翌年本格的に再結成。


あわせて行われた

全国ツアーの模様を収めた

ライブ盤LP3枚組(82年5月発売)。


このときのメンバーは、

沢田研二(Vo)、

岸部一徳(岸部修三。B,Vo)、

加橋かつみ(G,Vo)、

森本太郎(G,Vo)、

岸部シロー(Vo)。


ドラムの瞳みのるは、

日劇のときに続いて

今回も不参加ではあったが、

そのほか全員集まったことも、

新曲を出してヒットしたことも、
ファンはもちろんのこと、

メンバーたちが

何よりもうれしかったことだろう

と思う。


内容は新旧ヒット曲、

得意の洋楽カバー、新曲の、

合計38曲という超豪華版。


サポートメンバーが

加わっていることもあり、

当時よりも充実した

演奏とコーラスを

聴くことができる。

 

また、

同時期に発売された

ビデオソフトもあり、

こちらも見どころ満載。

 

この再結成(同窓会)のあと、

それぞれ個人活動に戻ってゆき、
現在、GS関係のイベントには、

加橋かつみが

一人で出ることが多いが、
この再結成時に出された新曲

十年ロマンス」

色つきの女でいてくれよ」を
積極的に歌ってくれているのが

うれしい。(★★★★)」

(2006.8.21記)

 

タイガース再結成。

これは当時大きな話題に

なりましたね。

 

シングル

「十年ロマンス」

「色つきの女でいてくれよ」

もヒットしたので、

「ザ・ベストテン」

「歌のトップテン」などにも

何度も出演していました。

 

ただ、

加橋かつみさんが脱退して

代わりに加入したのが

岸部シローさんなので、

この2人が一緒に出ていることや、

瞳みのるさんが

参加していないこと

などの理由から、

このときの再結成は、

「同窓会」という呼び方で

言われることが多いようです。

 

この活動を終えたのち、

沢田研二さんは

元のソロ活動に戻りました。

 

岸部一徳さんは、

個性派俳優として

確固たる地位を築き、

多くのドラマや映画に

引っ張りだこですね。

 

森本太郎さんは、

自らのグループ、

森本太郎とスーパースター

を率いて、

当時のエピソードなどを

交えながら、

タイガースのナンバーを

明るく楽しく披露しています。

 

加橋かつみさんは、

ソロ活動をメインに、

音楽活動を続けられています。

 

加橋さんは、

性格上やむを得ない

のかもしれませんが、

タイガース時代のことは

一切何も語らずに、

ジュリーさんの

ヴォーカル曲も含めて、

淡々とタイガースのナンバーを

歌い続けられています。

 

岸部シロー(岸部四郎)さんは、

タレント活動を

続けられていましたが、

大病を患い、

長く闘病中となりました。

 

そして、

この当時音信不通だった

瞳みのるさんが、

30年後に合流することになり、

タイガースはふたたび

再結成をすることになりました。

 

これで在籍メンバー6人が

集まることができる

はずだったのですが、

闘病中の岸部シローさんは、

ステージに立つことはできず、

東京ドーム公演に、

車いす姿で現れ、

見るからに

フラフラの状態でしたが

「Yesterday」を歌われました。

 

シローさんはその後、

病状が悪化して、

2020年8月、71歳で

お亡くなりになられて

しまいました。

 

 *過去記事

 ザ・タイガース

ザ・タイガース・オン・ステージ

ヒューマン・ルネッサンス

ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム

ザ・タイガース・フィナーレ

レア&モア・コレクションⅠ LIVEヒストリー編

レア&モア・コレクションⅢ ノベルティ・レコード編

G.S. オン・ステージ

 ザ・タイガース/沢田研二

サヨナラ日劇ウエスタンカーニバルVol.3

 沢田研二

思いきり気障な人生

A面コレクション

 PYG

PYG! オリジナル・ファースト・アルバム

 岸部修三

内田裕也&1815スーパー・ロックンロール・バンド:ロックンロール放送局 

 加橋かつみ

パリ 1969 

 岸部シロー

シローとブレッド&バター:ムーンライト