QED Signature Audio 40 を聴いてみた | No Youtube Music, no life

No Youtube Music, no life

気ままに海外のダンスエレクトロミュージックをオーディオで楽しんでます

テーマ:

海外ショップ・英futureshop に注文していたRCAケーブル QED Signature Audio 40 0.6m が届いた。注文してから12日後。

そのうちの4日間は注文したケーブルの発送前96時間バーンイン(エージング)。証明書もつけてくれた。手書きの字がほとんど読めないけど・・・


価格は本体+送料で3万円を少し下回るくらい。商品受け取り時に支払う税+関税手数料も1600円と思ったより安かった。
ショップでの注文時はわからなかったけど品物に添付されてきた課税通知書を見ると"DUTY FREE GOODS"とあるので免税品らしい。よかった。

Signature Audio 40 を数日間試聴してみた。ソースはいつものPC/Youtube Music 256kbpsでダンスエレクトロ系中心。

ケーブル取付箇所はプリメインアンプ(Luxman L-509u)のLINE-IN端子とDAC(TEAC UD-701N)の間。
ちなみにこれまでアンプとDACの間のケーブルはSAEC XR-3000でバランス接続をしていた。

XR-3000 に比べると、音場がぐっと広がる。解像感は XR-3000より Signature Audio 40 のほうが少しだけ高いのかな。

そして音色に特徴を感じる。一言で言えば艶なんだけど、音に余韻が残る、というか、残響感的な響きが加わるというような印象。エコーのような反響とは違う。そのおかげで管楽器がきれいに聴こえる。ギターも生々しさが加わる。EDMのグリッジ音(ノイズっぽい効果音)ですら、尖った音が丸くなる訳ではないけど、高音から低音まで全体的にどこか優しさが加わって楽器的な音になってこれが心地いい。

似たような残響感の音色は過去、CambridgeAudioのアンプにも感じて、その音色に魅せられていまのアンプに買い替えるまでCXA80を使っていた。これがブリティッシュサウンド? そして、にゃんこさんが言うアナログっぽさ、なのかな。

しかし XR-3000との違いは微かで、懸命に聞き耳を立ててようやく判別できる程度。体調なのか、選曲なのか、電源ノイズ事情なのか、調子が悪い日は違いがわからない日もあった。コスパ的にはこれは投資失敗か。
今思うと、XR-3000 もフラットで癖がなく、解像感もあったのでなかなかよいケーブルだったという気がする。


そんなやっちまった感の中、別のつなぎ方をしてみる。
プリアンプ付きDACである UD-701N とアンプのプリ-イン端子を Signature Audio 40 でつないでプリメインアンプをパワーアンプとして使ってみた。

今度は一聴してわかるレベルでこれまでと違う音が出てきた。
Signature Audio 40での LINE-IN接続に比べて、解像度と音の分離感があがっていわゆる霧が晴れる感覚。UD-701Nが本来の力を出せているんじゃないかと初めて感じた。Signature Audio 40 の特徴もよりはっきりとわかる。

以前試した手持ちのRCA BELDEN 8412ケーブルでのプリ-イン接続では XR-3000 でのバランス接続の音に全く及ばなかったので、Signature Audio 40 が真価を発揮してくれる場所を見つけた。プリメインアンプ側のプリアンプ機能を捨てるのはもったいないけど、もうLINE-IN接続にもバランス接続にも戻れない。

UD-701Nはどこかあっさり素っ気ない音に感じていたので艶のある Signature Audio 40 との組み合わせは相性いいんじゃないだろか。
Signature Audio 40 を使ったDACプリ-イン接続で、全体的にシステムのクオリティが1段階上がった感じ。またお気に入りの曲をかたっぱしから聴きなおし始めた。