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裸のニューヨーク

ユー・ドント・ノウ・ニューヨーク・ザ・ウェイ・アイ・ドゥ...これは私のアンビバレントでパーソナルなニューヨーク・ストーリー。

1966年、1980年に続き、MTAのワーカーがストライキに突入した。NYタイムズのオーディオ・スライド・ショーで見る限り、ブルックリン橋を渡る通勤者やロングアイランド鉄道でペンステーションに到着した通勤者の

群れも、怒りもせず、時には笑みを洩らしたりして、消極的かもしれないが同じ労働者としてMTA従業員をサポートしているようだ。


This is NY. Things happen. ここはNYよ、色々起こるわよ


通勤者の1人がそう言っていた。


http://www.nytimes.com/packages/html/nyregion/20051220_STRIKE_FEATURE/blocker.html?th&emc=th

今年9月1日から110ドル以下の衣類や靴にかかる消費税のうちニューヨーク市税分が廃止されたそうだ。このニューヨーク市消費税は同時多発テロ後の市の経済を立て直す為に2003年に導入されたもので、その前に駆け込みでショッピングをする女性のニュースを見た。景気の上昇に伴って廃止が決まったというから目出たい。

今まではこれらの品にかかる消費税は市税4%、州税4%、MTA税0.375%の合計8.375%だったのが、現在は4.375%。今も昔も消費税が0%のニュージャージー州までショッピングに行く人は多いらしい。私は一度もNJでショッピングした事はないけれど。


NJと言えば、州を越えてタクシーに乗ると、料金が倍になるのをご存知ですか?


私はかつてボーイフレンドをNJまで送っていってマンハッタンに戻った事があり、いつも日本レストランの前で客待ちをしているタチの悪い運転手はしきりに「ダブル、ダブル」と叫んでいたので、行って戻って来たらダブルだろうと思っていたのが、往復料金の倍取られそうになったので抗議しているところに警官がやって来て「どうしましたか?」と聞いてくれた。経緯を説明して「そんな決まり、知らなかった」と言うと、「ちょっとまけてあげたらどうだ」と言ってくれた。やれやれ安く済んだと思ったらブランド物の傘を忘れてしまった。今となってはなつかしい思い出ではある。


書き込みにお返事しても読んでもらえない可能性があるので、さちねえさんにお答えします。

「恋に落ちて」に出てきたのは有名な「リゾーリ書店」でした。私はNYにいた時には古本ばかりで、ここはいつも素通りでした...


http://www.rizzoliusa.com/bookstore.html

TVで、ニューヨークでのハプニングを伝えていた。

プエルトリコ出身のリッキー・マーティンが、朝の4時から並ぶ客もいるという「TODAY SHOW」の名物コーナー、無料ミニコンサートに出たのはいいが、マイクトラブルで歌が聞こえなかったのだとか。お客はさっそく聞こえなーい、もう一度やって、など注文をつけたそうだが、リッキーいわく


IT'S NOT ME.


僕のせいじゃない、と逃げを打っていた。


IT'S NOT MY FAULT.


じゃないところがカワイイ。



最近NYの地下鉄に乗るとコンダクターのアナウンスが必ずと言っていいくらいアナウンスされる。

IF YOU SEE SOMETHING, SAY SOMETHING

日本でいう、「不審物を見かけたらお知らせください」。ラジオでもこのキャッチフレーズがよく流れる。

ここまで来るとこれまでのキャッチフレーズである

I LOVE NY

が一気にかすんでしまう。

見てきたように言うけれど、実はNYの友人から仕入れた話。

本日付けNYタイムズ電子版に「ニンジャ」レストランの批評が載っている。ここは赤坂が本店で世界中にチェーン店を展開予定中だとNYから帰った知人に聞いたばかり。


Ninja New York

25 Hudson Street (Duane Street), TriBeCa; (212) 274-8500


忍者がアメリカで話題になったのはかなり前になる。「ニンジャ・タートルズ」なんていう映画もあった。こうやってNYタイムズが取り上げるくらいだから話題性はあるのだろうが...


肝心の評価は


POOR 星なし


お粗末でした!




創業わずか20年で世界最大の小売業にのし上がった米ウォルマート・ストアーズがスーパー大手の西友を傘下におさめて経営再建に乗り出したが業績が芳しくないのはご存知の通り。ウォルマートは「エブリディ、ロープライセズ」をモットーに、徹底したコスト削減で安売りを実現し、アメリカの家庭に年間1000億ドルもの節約効果をもたらす消費者の味方と言われる一方、他の小売店を廃業に追い込むなど評価の分かれる企業である。

新聞記事とTVのドキュメンタリーでしか知らない企業ではあるが私はウォルマートは好きではない。えげつないからだ。どこよりも安く売れ、どんな返品にも応じるべき、というやり方にも共感できない。どんなに時間が経過していようとすぐに返金又は別の商品と取り替えると言うといいように聞こえるが、そこには無理が生じるし、顧客の質もどんどん悪くなっていく。

実際、アメリカの映画には、返品できるよう、タグを付けたままの洋服をパーティに着て行くずるい女性や、1日着ていたのに「店内でしか着ていない」と偽って返品に行くむしろ裕福な男性などが出てくる。米国は返品が当たり前の社会ではあるが、自由意志で行なった購買は一種の契約である。そうやすやすと破るべきではない。

ウォルマートで働く店員の待遇は同業店に比べて低い。世界中で労組を結成したことがなく、時給は7、8ドルで、業界平均の13ドルの6割程度という安さなのだ。だからなのか、同社の全米の従業員は約110万人の半分弱が毎年入れ替わるという。

そして納入業者には原価や正当な利益を度外視して1セントでも安く卸すように迫り、業者を廃業に追い込んだ事もある。優良企業だったラバーメイドもその一つ。品質など関係ないと言わんばかりに中国から輸入した安かろう悪かろうの目玉商品を叩き売る。

いずれは誰かが安さのツケを払わなければいけないだろう。実際、ウォルマートが出店したせいで閉店に追い込まれた店の元従業員などは、ウォルマート方式は長い目で見ればアメリカ人の生活のクオリティを引き下げると語っていた。

売り場の店員の約7割を占める女性たちが昇進差別などを理由に同社を訴えているから、和解したとしても相当額の損害賠償を支払わなければいけなくなる。ツケを払う日は間近いかもしれない。

日本の「カイシャ」は依然として個人主義、転職主義の外国人には不思議な場所と映るようだ。4月27日号のニューズウィーク誌の書評に載っていた、外国人による2冊の本からもそれがうかがえる。


 『青い目のサラリーマン』の著者ニアル・ムルタ氏は三菱電機に14年間勤務。揃いの青い上着を来た工場の従業員が昼休みに食堂へ急ぐ姿は囚人のよう、など、職場の様子が詳細に描かれている。

私はアメリカから帰国した当時、電車の中の乗客の無表情さがロボットのようで薄気味悪かったのをはっきりと覚えている。均一さ、生気のなさ、これが4年ぶりに見る故国の第一印象だった。当時は日本人としての「目」とアメリカナイズした「目」の2つが私の中に混在し、日本を「外国」として見ていた時期があるからムルタ氏の気持ちはよくわかる。

『畏(おそ)れ慄(おのの)いて』のアメリー・ノートン氏は1年間OLとして働いた体験に基づいてこの小説を書いた。彼女は大手商社で語学力を生かして働くつもりだったが、最初はお茶くみ、そして一日中トイレの掃除。小説の主人公は日本語は達者だが、日本企業の慣行を知らないせいでやることなすこと裏目に出る。そして退職。タイトルの意味は、天皇を畏怖するように、上司に接する日本人も畏れ慄いているように見えることから付けたという。

いつまでも異質であり続ける日本という構図はなかなか変わらない。このような本が書かれ続ける事は日本にとっては大きなロスである。


「菊と刀」は一読に値する本だったが、1975年に発表されたジェームズ・クラベルの大ベストセラー『将軍』も日本ではさほどブームにはならなかったし、日本企業が不動産を買いあさっていたバブルの絶頂期を背景にしたマイクル・クライトンの『ライジング・サン』にしてもあまり日本人の興味は惹かなかったように思う。
映画を見たがちっとも面白くなかった。 さすがにひところほど日本の描き方は目茶苦茶ではないが、「パールハーバー」にしても戦時中の日本できれいな着物を着た女性がのんびりと歩いているのには失笑した。戦時中はモンペに防空頭巾という姿だったはずだからだ。「ロスト・イン・トランスレーション」も表層をなぞっただけの映画で、これも日本人よりもアメリカ人に受けた映画である。日本人を感心させる外国人による日本映画はいつか作られるだろうか。

いや、それより世界をうならせる、日本人が作った外国映画が見たい。


香港ははるか昔に一度だけ行った事がある。アメリカからヨーロッパを回って行ったので東洋系の顔を見てなつかしかった。皆英語を話すし、結構フレンドリーだったのでいつか又来たいと思ったものだった。


ところが「転がる香港にコケは生えない」という本を読み、(え?香港の人達ってこんなにアグレッシブだった?)と認識を新たにし、(こういう人達とは私はうまくやっていけない)と思うに至った。その後香港には1度も行かず、アジアで行くのはもっぱらシンガポールである。


話変わって、うちの近所の中華料理店に香港からやって来たあまり日本語のうまくない、見るからにタフそうな目付きの女性がいる。もう1人の素朴なカンボジア女性に比べると全愛想が悪い。話しかけてみたりもしたが迷惑そうにして全く打ち解けない。日本にはここまで愛想の悪い店員はいない。ああ、こういう人って覚えがあると思ったら、ニューヨークの店員たちだった。NYでは愛想が悪くても通用するのだ。


こういう人がやがて日本にも次々と流れて来そうなイヤな予感がする。NYのJFK空港でも列に並ばず、野球で一塁からリードを奪うようにススーッと私の脇を通って先に行こうとしている中国女性がいて、「列には並ばないといけませんよ」と注意したら I know.(わかってます)なんてフザケた答えをした30代女性がいた。その女性に追い越された覚えはないのに入国の係官の前まで来たら、その女性が私の前にいたのにはびっくり仰天した。いつどうやって私の後ろにいたのが前に行けたのだろうか。


中国の人達にはどうも勝てそうもないと思っていたら、メールマガジンでこんな記述を見つけた。中国在住の日本女性の書いた物である。


それによると、スーパーのレジで並んでいると横から割り込んで来るなどは朝飯前、止めたタクシーを横取りされたなど、マナーもルールもない、あるのは自分の都合だけなのだそうだ。買い物しておつりをごまかされたら足りないじゃないか、と怒鳴るようでなければこの国では暮らして行けないそうだ。


私は一応は先進国で、マナーもあるアメリカでもサバイブできなかったくらいなのでそれ以上にタフでなければ勤まらない中国という国には金輪際足踏み入れたくないというのが正直なところだ。


しかし今や日本の貿易相手刻はアメリカではなく中国。この50年以内に中国のGDPはアメリカと同じに

なるという予想もある。


そしてインドの台頭。


日本も生き残る道を真剣に考えるべき時に来ている。それにはまず英語教育だと私は思う。




アメリカではマーガリンや植物油に含まれる「トランス脂肪酸」の摂取に注意する動きが強まっていると8月17日の朝日新聞にあった。

 バターの取りすぎは悪いからマーガリンにしましょうという考えが主流だったのが180度転換した訳だ。マーガリンが悪いとちらりと小耳に挟んだのが数年前。(ふーん、バターが悪いと言ってたのに今度はマーガリン、全くコロコロと変わるものだ、どっちが本当なのか?)と思っていたが、この脂肪酸を摂りすぎると悪玉コレステロールがたまって心筋梗塞などの心臓病の原因になるのだそうだ。NY市では8月から既に市内の飲食店にトランス脂肪酸の使用を控えるよう呼びかけ始めているそうだ。
これでもう私がマーガリンを買う事はなくなる。

この聞き慣れない脂肪酸はマーガリンの他、菓子やパン作りに使われるショートニングなどに含まれるそうだ。このショートニングというのも耳慣れないが、私は1度アメリカ人の友人にショートニングの大きな缶詰をもらった事がある。べったりした白く柔らかい半固体で、どういう風に使うかわからなかったが、どうも油らしいというのでとんかつを上げる時に使った。

このショートニング、記事によると賞味期限を延ばし、味を安定させるため、植物油に水素を添加して人工的に作った油(のような物)。オリーブオイルやバターに比べるとやたら安いらしい。

アメリカ人はこの不健康極まりないトランス脂肪酸を1日に平均5.8グラム摂っているといい、量は少ないものの、油も積もれば脂肪となる。日本のマーガリンには100グラムあたり7グラム程度、対するアメリカで最も多い物では20グラム程度含まれているそうだ。ケーキやポテトチップスなどトランス脂肪酸を含む食品は摂り過ぎないに越した事はない。

ニューヨークではいかにも体に悪そうな揚げ物を売る店の前を通ると安っぽい油の匂いが漂って来た。グランドセントラル駅の構内にもそんなグリーシー・フード(油っこい食べ物)を売る店があったが、いつの頃かきれいになってそんな店はなくなり、あの匂いもしなくなった。何でも記憶のフィルターを通すと美しく見えるもので、あのグリーシーフードの店が忽然と現れたらその前にしばらく佇んでみたいと思うのもそんな働きからであろうか。


註 タイトルは、パーケイというマージェリン(マーガリン)のCMのキャッチ

コピー。バターかパーケイかわからないほど、このマージェリンは美味しい

という意味。