“ユネスコ記憶遺産に登録申請した「通州事件」から“
“ユネスコ記憶遺産に登録申請した「通州事件」から“
その2、東京裁判:通州事件に関する日本軍人の証言(3人)
① 天津歩兵隊長・支那駐屯歩兵第二連隊長 萱島 高 陸軍中将
「通州事件」の資料として重要なものの一つに、東京裁判で通州救援にかけつけた部隊の責任者三人の宣誓供述書があります。公式文書はカタカナ、旧カナですが、ひらがな、新かなに直してあります。なお、英文は、やはり東京裁判の公式資料となっているものを使っております。
今回は、天津歩兵隊長および支那駐屯歩兵第二連隊長で、7月27日南苑戦闘に参加したのち、30日午後通州に急行して法人救援に当たった萱島高証人の宣誓供述書(弁護士が読み上げ)です。
日本語原文:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Kayajima.pdf
英訳文:URL: http://www.sdh-fact.com/essay-article/786/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Kayajima-Affidavit.pdf
海外には、下記の通り英文で発信しました。
平成28年8月26日「史実を世界に発信する会」会長代行 茂木弘道拝
http://hassin.org
“Tongzhou Massacre” Series 2
Tokyo Trial’s Official Record
① Affidavit prepared by Lieutenant-General KAYAJIMA Takashi
This is the second of a series of articles pertaining to the Tongzhou Massacre, which has been submitted for inclusion in UNESCO’s Memory of the World Register; affidavits were obtained from official records of the “Tokyo Trials,” the International Military Tribunals for the Far East.
Affidavit number one was prepared by Lieutenant-General Kayajima, who was Commander of the Tientsin Infantry Unit and Commander of the 2nd Infantry Regiment, which was stationed in China.
On July 28, 1937, he engaged hostile forces in Nanyan, south of Peking, as regimental commander. He was ordered, at 3:00 a.m. on the 30th, to rescue Japanese residents in Tongzhou, where a disturbance had broken out. He hurried to Tongzhou at 3:30 a.m., at the head of the main regiment. His affidavit detailed what he saw at Tongzhou. (Translation into English was done by Defense Language Branch of the Court).
English translation: URL: http://www.sdh-fact.com/essay-article/786/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Kayajima-Affidavit.pdf
Questions are welcome.
MOTEKI Hiromichi, Acting Chairman
for KASE Hideaki, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact
Phone: +81-3-3519-4366
Fax: +81-3-3519-4367
Email moteki@sdh-fact.com
URL http://www.sdh-fact.com
Note: Japanese names are rendered surname first in accordance with Japanese custom.
白髪は予防できるですと~!?
中国による尖閣「サラミ」戦術。日本はもう戦争を仕掛けられている
中国による尖閣「サラミ」戦術。日本はもう戦争を仕掛けられている
2016.08.16
8月に入り尖閣諸島周辺に突如大挙して現れた中国船団。ギリシャ船籍の貨物船との衝突事故後も周辺海域から立ち去る様子は見られません。メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは「第2次日中戦争が起こる可能性が出てきた」とし、中国経済の崩壊を仕掛けない限り、日本が中国を屈服させることは難しいのではという私論を展開しています。
第2次日中戦争への準備
中国が漁船250隻と公船を送り込んできたことで、第2次日中戦争が起こる可能性が出てきた。その検討と対応策。
中国の「サラミ・スライス」戦略
2012年頃から、中国は国境や海洋での対立を軍事的・政治的に有利に進めるため、「サラミスライス戦略」、つまり「その一つずつは戦争原因にならないが、時間をかけることで大きな戦略的変化になる小さな行動のゆっくりした積み重ね」を繰り返すことで、初期の目標を達成する戦略であるが、このサラミスライス戦略を南シナ海と東シナ海の両戦線で実行している。
もう1つがキャベツ戦術であり、キャベツが何枚もの皮でできているように、中国の利益を守るために、幾層もの守りで固めるということである。中国の軍艦や法執行船、そして漁民を海洋民兵として使い、中国の様々な組織が緊密な統制の下で行動することである。
このような戦略・戦術の延長上に、今回の漁船250隻の尖閣諸島への派遣があるので、単なる漁船が漁のために尖閣諸島に来たわけではない。この漁船は、海洋民兵である。このため、誰かの命令で派遣されたのであり、普通に考えると習近平ということになるが、G20の開催前に、南シナ海問題を起こしている上に、東シナ海問題も起こして、中国で開催するG20で紛糾するのは、いかにも不味いはずである。
現時点、中国の三戦思想「法律戦」「情報戦」「軍事戦」であるが、法律戦では、バーク国際仲裁裁判所での判決が出て、南シナ海での中国の主張に根拠なしとなって負けている。
南シナ海での判決を無視したことで、中国は国際社会で無法者という判断になっている。この影響が国際的な経済連携に出てきている。
英豪両国は中国国有企業が資金提供する投資案件の承認を拒み、長期的な電力関連事業計画が相当進展した段階で待ったをかけた。法律事務所デッカートは「中国の外交政策がますます強引になる中で、英豪は徐々に中国からの投資に関する審査を強化している。姿勢の変化だ」と指摘する。
経済的な面は、政府組織であり、李克強首相がトップであるが、経済面で不利益なことになっている。
経済政策でも、習近平は、太子党が占める国営企業中心に経済を変えて、一帯一路(現代のシルクロード)の構築をしたいようであるが、李克強は民間企業の自由な経済活動を活発化して、経済を発展させようとしている。この経済政策でも習近平と李克強は対立している。
このため、中国の民間企業は中国から逃げるために、世界的なM&Aや不動産に資金を投資して、これにより中国国内の投資が激減している。
このため、習近平は、現に江沢民派を潰したが、今度は団派潰しを行い始めている。このような国内政治闘争が裏にあり、誰かが漁船の民兵に命令したのである。江沢民派か太子党か団派かの誰かでしょうね。
日本はどう尖閣を守ればいいのか
中国の夢
習近平は、中国の夢という構想を掲げて総書記になり、その実現を目指しているが、この中国の夢は、周辺諸国にとっては悪夢になっている。巨大国家が自国の領土を拡大するということであるから、周辺諸国は、中国に従うか敵対するかになる。
中国に敵対する国家は、米国や日本に助けを求めるし、中国に隷属する国は、中国の駒として働くことになる。現時点、中国の駒は、ラオス、カンボジアであり、中国の駒から離れたのがミャンマーである。
敵対しているのは、フィリピンとベトナム、インドネシアなどであるが、米国でトランプ大統領候補が、アジアなど諸外国での同盟関係を見直して、金を払わない国の安全保障はしないと宣言したので、中国敵対国家は、保険を掛ける必要になってしまった。日本も中国敵対国家であるが、日本は保険を掛けることをしていない。
このため、米国の大統領がトランプ氏になったら、大変なことになりそうであったが、トランプ候補の舌禍事件が立て続けに出たことで、すこし安心できる状態になったようである。
しかし、クリントン候補が大統領になっても、米国の軍事費を社会福祉に回し削減されることになる。このため、中国の軍事増強が続き、サラミスライス戦略+キャベツ戦術で尖閣諸島を巡る攻防が続き、徐々に中国はその強度を増してくることになる。
これに、日本はどう対応するのかが今後の大きな課題になる。
日本の対抗手段
奥山真司さんは、日本も漁船を尖閣諸島に送り、中国と同じようなことをすればよいと提案している。
● 中国船団を尖閣から追い出す、「テーラード抑止」作戦の可能性
これは、日本の漁民を民兵に仕立てることでもあるが、漁民の数が絶対的に減少して、かつ危険な仕事を希望する人は、いないはず。日本の平和主義と漁業が割に合わない仕事になって長く時間が経ったことで、そうなっている。
米艦載機の爆撃演習地に尖閣諸島を使い、米軍も一役買うようにしたらという提案もあるが、米国は領土紛争には関わらないということであり、現時点では米国は、この案を拒否するはず。
尖閣諸島の領有権を国際仲裁裁判所に持ち込むという案は、日本政府が言っている紛争がない領土ということを撤回する必要がある。それと中国は、その提案に乗ってはこないし、若干の疑念がある可能性もあるのかと思う。
このため、当分、日本は尖閣諸島を軍事的に守るしかない。
他国の悪夢となる「中国の夢」を砕く方法とは?
日本の軍事的な対中国戦略
しかし、通常兵器では、経済格差が大きく出る分野である。日本と中国では、経済規模が2倍から3倍も違う。このため、多くの国と合従連合することであるが、フィリピン、ベトナムなどと一緒に闘っても、経済規模が日本の数分の1であり、合従連合しても中国には、かなわない。ということで、米国との同盟しか対抗できる方法がない。
また、いくら、質で勝っていても量で負けると、戦えない。民兵の分野でも同じである。
このため、日本が行うべきことは、米国と対等な同盟を結び、中国に日本と戦争しても米国は出てこないと思わせないことである。トランプ候補の論理が通じないように米国の世論対策が必要である。このためには、現状の憲法や法律を変える必要もあるだろう。戦時法も必要になる。
また、日本の平和主義を払拭することが必要である。戦争を体験した人たちがいなくなり、徐々に日本も変化しているが、日本一国平和主義ではなく、中国から戦争を仕掛けられることを想定した戦争準備をしての平和を守る思想を構築することである。
しかし、通常戦争で中国が劣勢になったら、核兵器が日本に襲いかかることになる。日本人皆殺し作戦になる。これに対応して、核兵器を持つか、それ以上に強力な兵器を開発して、抑止力を持つことである。私は、既に決戦兵器を提案した。この開発を進めるべきである。
しかし、サラミスライスで戦争になる前に、日本は、中国への経済制裁を欧米諸国に提案することである。なぜ、南シナ海での問題でも中国への経済制裁が出ないかというと、中国の世界からの輸入額が大きいからだが、世界の無法者を世界経済から分離することも必要である。
軍事作戦だけを米国も豪州も行おうとしているが、中国経済を崩壊させないと軍事費が積み上がり、戦争でも中国が優位になることは明らかである。経済的な崩壊を仕掛けないと、中国を屈服させるのは難しいと思う。
よって、どの段階で経済制裁をするか、G7で欧米日は合意しておくことである。中国の夢をこのままにしておくことはできない。
さあ、どうなりますか?
『国際戦略コラム有料版』より一部抜粋
著者/津田慶治
国際的、国内的な動向をリアリスト(現実主義)の観点から、予測したり、評論したりする。読者の疑問点にもお答えする。日本文化を掘り下げて解析して、今後企業が海外に出て行くときの助けになることができればと思う。
http://www.mag2.com/p/news/215930
【ポケモンGO しながら運転、女性が死亡】
新しい課の上司には高校生の娘がいて、
一緒にポケモンGOをしてくれと頼まれて
夜に一緒に歩いているそうだ。
それを聞いてから、少し、嫌いな気持ちが薄まった。
家では良いお父さんをしているんだ~と思った。
~~~~~~
【ポケモンGO しながら運転、女性が死亡】#4058
2016_8_25 発行部数 112,644部
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Pokemon GO-playing Driver Kills Woman in Japan
A woman died and another was severely injured after
being run over by a car driven by a man playing Pokemon
GO in Tokushima Prefecture, the first known death incident
in Japan linked to the popular smartphone game.
■チェック
be severely injured 重傷を負う
be run over by a car 車にひかれる
(be) linked to ~と関連している
■対訳
「日本:ポケモンGO しながら運転、女性が死亡」
徳島県で、人気のスマートフォン用ゲームのポケモンGO をしながら
運転していた男の車にはねられ、女性1人が死亡し、もう1人が重症を負った。
日本でポケモンGOに関連する初の死亡事故となった。
文末の
the first known death incident in Japan linked to the
popular smartphone game
の部分は
「人気のスマートフォン用ゲーム(=ポケモンGO)に関連する、
知られている限り日本で初めての死亡事故(である)」 →
「日本でポケモン GO に関連する初の死亡事故となった」
としています。
流行のスマホゲーム、ポケモンGOに関連する事故やトラブルは
日本でも多発していますが、今回全国初の死亡事故が発生した
ニュースです。
徳島市でポケモンGOをしながら運転していた男の車が、
女性歩行者2人をはね、そのうち1人が死亡したということです。
警視庁によると、国内配信開始の7月22日から8月21日までの
1ヶ月間で、ポケモンGOに関連する交通事故は29都道府県で79件。
その大半は脇見運転で、人身事故は22件(うち1件で1人が重体)。
また、交通違反の摘発は全都道府県で1140件に上ったということです。
■編集後記
ポケモンGOは多少下火になってきたのでしょうか?
結局私は一度もやらずに終わりそうです。
それにしてもゲームをやりながら車を運転するというのは言語道断であり、
二度と運転免許を持たせてはいけません。
★毎日1分!英字新聞を音声で聴こう!!ヤバイくらい大好評!!-----------
毎日1分!英字新聞プレミアム http://eiji-paper.com/
発行者 石田 健 編集協力 Sakie Gantz
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか?
会社を退職する準備が忙しくて
ブログを書く時間も無いので、ごぶさたしております。
落ち着いたら、ちゃんと続けますのでヨロシク
お願いいたします。会社を辞める前に、市役所や税務署や
ハローワークやらに行かないといけないし、
歯医者にもいかないといけない。会社の過去の仕事もまとめて
おかないといけないし、パソコンの中身も保存したり
削除したり、忙しく暮らしております。
なぜか、お風呂でシャンプーをすると、頭皮がパンパン。
どうしよう。はげたり、白髪が増えたりしそう!
新しい部署の上司らと、元部下は来年のカタログ制作に
とりかかりました。会社っていうものは、一人が抜けても
ちゃんとやっていけるようになっているんだよ。
退職金は、会社が積立をしている機関からわたしの銀行口座に
直接振り込まれるのだけど、会社の規定の退職金より多いらしく、
会長(社長のお父さん)に差額を返せと言われている。
え~、、、。そんなのアリっすか?返したくないよ。
そんなの寂しすぎる。なんか、嫌だ。会社が積立をしている機関から
振り込まれる金はもはや、会社の金じゃないやん。
~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)8月25日(木曜日)
通算第5005号
中国杭州のG20で、何が発表されるか
世界銀行がSDRボンドを発行し、人民元が加わる
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IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか?
8月31日に世銀はSDRボンドを発行する予定で、人民元が最初に加わるボンドになる。IMFの歴史上、初めてのことになる。
金利は0・5%から0・6%が予定されているという。
このすっぱ抜き情報はサウスチャイナモーニングポスト(8月25日)で、IMF当局者の確認が取れていないが、もしそうだとすれば大ニユースである。
IMFが認めたのは10月からの人民元SDR参入であり、その起源より早くボンドを発行するとなれば、計画の前倒しとなるばかりか、IMF世銀が中国の求めてきた「金融制度改革」「情報の透明瀬」が何一つ達成されていない。にもかかわらず中国通貨がSDRにくわわるかたちでのSDRボンド起債というのは、IMF自らが約束を破ることを意味し、国際金融関係者の間に大きな論議を呼ぶことになる。
中国側の思惑は、この発表を9月3日から浙江省杭州で開催されるG20の席上で派手に発表することだ。
そのために中国は外相らを各国に派遣して根回しをしており、G20では、南シナ海問題を議題に載せないという中国の工作が進捗している。
書評 しょひょう BOOKREVIEW
日本精神を理解できない評論家とかテツガクシャ、歴史作家が多すぎないか
司馬遼太郎って、日本文学のゴミでしかない
♪
西尾幹二『GHQ禁書図書開封12 日本人の生と死』(徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
このシリーズも12冊目。凄いことである。
戦後のGHQ占領政策の根幹にあったのは日本的思想を消滅させ、武士道精神を忘却させ、アメリカの思い通りの日本人をつくることだったわけだから、戦前の日本の正しい歴史、哲学、思想書などはまっさきにリストアップされ、没収され、この世から葬られた。
これらの焚書図書を探し出し、的確な解題解説を加えるとともに復刻再現、そして再復活させる作業は並大抵のことではない。
この巻では和辻哲朗、山中峰太郎、真山青果、そして司馬遼太郎を批判した名書の数々を取り上げている。
司馬遼太郎に関しては、評者(宮崎)もさんざん過去に批判してきたので繰り返さないが、本巻の後半は司馬の乃木大将を誹謗した『殉死』の批判、認識の間違いに触れている。多くの賛同を得られると思うが、評者のみるところ、司馬の傑作は二冊しかない。『燃えよ、剣』と『台湾紀行』である。
ほかの作品は駄作、通俗、身勝手な解釈。そもそも「乱世史観」というのは史観ではない。そのことを見抜けずに司馬作品を愛読していると吹聴する人に会うと、やっぱり、識見を疑わざるを得ないが、司馬作品の批判は本書で存分になされているので、評者の批判は別の機会に譲る。
要するに司馬遼太郎なる作家は『歴史の講釈師』以外の何者でもない。
さて西尾氏はまず和辻哲郎の埋もれていた作品を二冊取り上げている。ひとつが『日本の臣道』、そして『アメリカの国民性』である。
これらの作品を読みながら西尾氏はときどき立ち止まり、現代との比較に思考をめぐらして発言を挿入される。
和辻は日本人の高貴な精神を説いた。「日本人の強さは常に生死を超越する精神を持っていることにあります」と解説されつつ、イスラムテロと特攻隊の比較をされてこう言われる。
「日本の特攻隊とイスラムの自爆テロとを関連づけ、両者を同じように扱う人がいました。評論家の立花隆がそうです。(中略)私は大いに疑問をもっていますので、反論した覚えがあります」
死ねば天国へ行くと煽動教唆されて自爆テロへ走るテロリストが、なぜ特攻隊の崇高な精神と同じなのか、評者にもわからない。オーストラリアの文学者がかつて三島由紀夫の自刃とイスラムのテロを同列に論じたときに立腹して評者も反論を書いたことがある(拙著『三島由紀夫の現場』、並木書房)。
大きな間違いだと断定する西尾氏はこういわれるのである。
「知花隆がいかに人間の精神を図式化して考えているか、すべてを割り切って考える単なる合理主義者」でしかなく「日本人の過去の行為を汚したくてウズウズしている人だとも言わざるを得ません」
「日本の特攻隊はいよいよ最後の土壇場で、自国の運命が完全に破局になりかかっているときに『お先に行ってまいります』と行って飛び立って行った」(中略)「自分の死は徒死に終わるかも知れないけれど、やがて戦争が終わり、講和条約が結ばれる時、自分たちの死が我が国の未来になにほどかの役に立つのではないかと思い定めた」
この文脈で愛する人や家族のためにのみ死んで行ったとする『永遠のゼロ』の作者も西を氏はさりげなく批判している。評者は『永遠のゼロ』を読んだことがないが、西尾氏の意見に賛成である。
以下、和辻の代表作とも言える二冊の要旨を纏められ、その歴史観の正しさを検証されている。
また山中峰太郎を評価されている箇所も、じつに面白く読んだ。
山中と言えば血湧き肉躍る冒険物語が多いが、戦前に日本主義的な立場からの随筆や評論を書かれていたことは知らなかった。それゆえ参考になった。
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『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(仮題、徳間書店、予価1080円)
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---EU分裂、テロ頻発、南シナ海緊迫。日本はどうなるのか!
――世界大乱で連鎖崩壊するのは中国 日米に迫る激変
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<内容紹介>英国のEU離脱決定で中国は瓦解する!
親中派のキャメロン首相は辞任、メイ首相誕生で対中政策は大転換。欧州の反中意識はドミノ倒しのように広がり、中国の欧州投資、AIIB、人民元の国際化も次々と破綻する。
国際裁判所で南シナ海の支配権が否定され四面楚歌の習近平は東シナ海で日本を挑発。その一方で、中国離れを加速させるロシアは欧州分断に動き、米国は大統領選後に混乱が
…激動の国際社会で、今後の中国、日本、世界の行方を予測する。
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宮崎正弘のロングセラー
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『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円)
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
♪♪
<宮崎正弘の対談、鼎談シリーズ>
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遭『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
【速報】尖閣沖で中国当局船が中国漁船の取り締まりを開始 管轄権行使か
【速報】尖閣沖で中国当局船が中国漁船の取り締まりを開始 管轄権行使か
引用元:【速報】尖閣沖で中国当局船が中国漁船の取り締まりを開始 管轄権行使か [無断転載禁止]c2ch.net
http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/news/1470791586/
1: マシンガンチョップ(東京都)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:13:06.64 ID:0TSuLfeY0● BE:583472408-PLT(14015) ポイント特典
中国当局船 尖閣沖で管轄権行使か
8月10日 6時16分
沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国当局の船の活動が活発化するなか、9日、久場島沖の日本の排他的経済水域などで中国当局の船5隻が乗組員を中国漁船に乗り込ませるなどしたことが確認され、
海上保安本部は、漁業に関する管轄権を行使したのであれば認められないとして警告しました。
第11管区海上保安本部によりますと、9日昼前から夜間にかけて、尖閣諸島の久場島沖の日本の排他的経済水域や領海のすぐ外側の接続水域で、
中国当局の船5隻が小型のボートを出して近くの中国漁船に数人の乗組員を乗り込ませたり、ボートを漁船に横づけしたりしている様子が確認されました。
「(中略)」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160810/k10010629441000.html
3: バックドロップ(家)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:14:46.48 ID:5IXsTN8W0
おい、さすがにこれは容認出来んぞ
4: 不知火(東日本)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:16:14.92 ID:xZLUmUHH0
だったら日本がやらんといかんわけで
149: リキラリアット(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 12:00:51.91 ID:04sX0SO50
>>4
>だったら日本がやらんといかんわけで
それに尽きるな
7: ヒップアタック(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:17:41.44 ID:Xvkl0PcG0
これがやりたくて漁船派遣してんのか
8: キン肉バスター(チベット自治区)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:17:46.59 ID:UfwV5ihJ0
いやすごい自作自演だな
9: ときめきメモリアル(やわらか銀行)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:17:58.81 ID:/HF8bo0F0
とんでもない茶番劇
呆れる
10: 稲妻レッグラリアット(茸)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:19:43.85 ID:wxozlTHR0
漁師と漁師のコスプレをした兵士と入れ替えしただけ。
11: 中年'sリフト(東京都)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:20:15.39 ID:o3tY0nQz0
なんという茶番
14: TEKKAMAKI(茸)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:22:52.11 ID:ZQ+ofFYg0
茶番だとか笑ってるやつわかってないな。
これを放置したら不味いぞ。
海保がなにもしなくて、中国が権力行使するってまさに実効支配だぞ。
さっさと漁船拿捕しろよ無能政府。
海自の護衛艦もつけろ。
35: ブラディサンデー(兵庫県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:34:28.81 ID:WFS8Ysfh0
>>14
後手後手やね
押し込まれて押し込まれて...
16: ストレッチプラム(愛媛県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:24:23.14 ID:kT+NYHV+0
管轄権の行使かもしれんが、ただの作戦会議かも知れんな
オープン回線の無線で海警と漁船が作戦をやりとりするわけにも行かんし、
暗号化通信は、なんで海警と漁船が秘匿通信してんだよってことになるし
そうなれば、乗り込んで直接話すのが一番秘匿性が高い方法だもんね
21: キン肉バスター(茸)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:26:09.05 ID:QruU4eEY0
ただの人員交代だろ
25: 閃光妖術(SB-iPhone)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:28:37.64 ID:hKWh6lMt0
日本が気になってしかたないんだね
26: ボ ラギノール(dion軍)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:28:56.93 ID:5+DHhZsf0
本来日本がやるべきことなんだよ、こういうの。
28: 32文ロケット砲(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:29:12.09 ID:GS1xyP0Q0
こういうのは白々しいほどの茶番で良いんだよ。
どの道国際社会が容認するか否か、だけだから。
中国が強気に出れる理由を考えてみれば笑ってられねえよ。
寒気さえする。
誰も日本の主権なんか守ってくれない。
日本は日本が守るしか無い。
30: クロスヒールホールド(catv?)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:31:58.05 ID:g7WXgKDh0
>>28
容認するか、と言うより容認させられるか、だな
今の中国は無理を通す実力がある
もう日本だけじゃ何しても止められないわ
51: ラダームーンサルト(宮城県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:39:32.18 ID:24kn0Uv50
>>30
そう、フィリピンとかベトナムとかの有象無象がやっても
なんともないが、国際的にゴリ押しできる中国がやってることに
意味がある。
32: シューティングスタープレス(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:32:39.37 ID:JPqMHTuH0
はじまったな
33: キン肉バスター(空)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:33:46.12 ID:FQwv56d10
本気で領海取りに来てるな
41: ファイヤーボールスプラッシュ(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:37:10.76 ID:lkgKMO2o0
これはさすがに海自出すしかないだろ
44: テキサスクローバーホールド(やわらか銀行)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:37:50.67 ID:isCCbp630
ちょw
まだ拿捕してないのか
47: エメラルドフロウジョン(dion軍)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:38:21.95 ID:uBi5pfn10
中国漁船「日本の反応が薄いな」
中国当局船「お前ら回収しにきたぞ帰ろうか」
69: シューティングスタープレス(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:47:24.62 ID:zJXyuwxz0
>>47
おいちょっと可愛いじゃねーか
公園で遊んでた子どもをお母さんが迎えにきたみたいで
50: テキサスクローバーホールド(やわらか銀行)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:39:25.61 ID:isCCbp630
漁船上陸→はい、取り締まりで当局も上陸しまあす
が、次か
54: ストレッチプラム(愛媛県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:40:31.93 ID:kT+NYHV+0
>>50
間違いなくそれだわ
56: ストマッククロー(北海道)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:41:39.65 ID:EYlpOX5a0
自演乙wwww
60: ラダームーンサルト(福岡県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:42:51.28 ID:HO8xB1rM0
分かってるくせに
61: (庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:43:02.15 ID:AiD3mWdA
こんな自作自演あるんか?w
感心するわ
67: ジャンピングパワーボム(空)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:46:29.41 ID:oj1RkAfM0
見てるだけしか出来ない海保の人達も悔しいだろうなぁ
73: 垂直落下式DDT(長屋)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:48:08.46 ID:NS3JFdaZ0
>>67
憲法改正まであともう少しだから、
それまでもう少しの辛抱だからさ
70: キャプチュード(栃木県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:47:38.16 ID:zf1J7MHL0
スケールの大きい自作自演ワロタ
72: ハーフネルソンスープレックス(茸)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:47:53.90 ID:IxtCfrvY0
なんだこの茶番は
74: ドラゴンスクリュー(福岡県)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:49:41.22 ID:NRzvJ9UK0
尖閣で軍事演習だな
75: マシンガンチョップ(家)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 10:49:49.62 ID:1If0mFMY0
もうあの海域に機雷を大量にばら撒けばいいんじゃないかな
103: グロリア(茸)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 11:15:19.08 ID:u6m0/C7B0
なにこれ、次は、漁船の自称漁民が尖閣上陸してするって言ってる様なもんじゃん。
これはあかんわ。
108: 腕ひしぎ十字固め(新疆ウイグル自治区)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 11:26:07.92 ID:JKBZnPwl0
現行憲法でも日本を守れると言ってた奴もいるが
全然守れてないやないか
152: リキラリアット(西日本)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 12:02:46.53 ID:JxtwsPX30
警告は今回までだ。
次回からは拿捕して、その船を海上で爆破しら。
日本もインドネシアを見習うべきだ。
179: ボマイェ(東日本)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 12:52:29.89 ID:1+ULltv+O
自作自演でも既成事実にされると立場ないかも
184: バックドロップ(庭)@無断転載は禁止 2016/08/10(水) 13:03:23.71 ID:8ofXk7IT0
で、何で今これなん?
アメリカ大統領戦の終盤だから?安倍改造内閣誕生したから試した?終戦記念日が近いから牽制?
http://military38.com/archives/48199547.html
【日本、体操男子団体と柔道で金メダル】#4047
最初は8位ぐらいだったのに、よくぞ1位にまでのぼりつめることができたなと思いました。
メンタル強いな!こんな優男(やさおとこ)顔やのに、やることやるな!みんな顔可愛いやん。
喜んでる姿はやっぱいいな!この一瞬にみんなかけてんやで。などなど、好きなことを言いながらそれでも、日本人が金メダルを取ったら、嬉しいなということで、楽しく過ごしました。
~~~~~~~~~
【日本、体操男子団体と柔道で金メダル】#4047
2016_8_10 発行部数 112,644部
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Rio 2016: Japan Scores Gold in Men's Team Gymnastic and Judo
Japan captured the men's team all-around gymnastic gold
medal by beating perennial rivals, China and Russia,
while reigning world champion Shohei Ono claimed the
country's first judo gold at the Rio Olympics in the
men's 73-kg division on Monday.
■チェック
・score (=capture) gold (medal) 金メダルを獲得する
・men's team (all-around) gymnastic 体操男子団体(総合)
・perennial rival 宿敵
・reigning world champion 現世界チャンピオン(世界選手権保持者)
・men's 73-kg division 男子73キロ級
■対訳
「リオ五輪:日本、体操男子団体と柔道で金メダル」
月曜日に日本チームが、体操男子団体総合で宿敵の中国とロシアを抑え、
金メダルを獲得した。また、柔道男子73キロ級では、現世界チャンピオンの
大野将平が、日本柔道勢に最初の金メダルをもたらした。
日本勢活躍のニュースが連日続く、リオ五輪関連のニュースを
お伝えしました。
体操男子団体の金メダルは、3大会(12年)ぶりの快挙です。
柔道勢も今大会初の金メダル獲得で、弾みがつくかと思われます。
ちなみに、8月9日午後の時点で各国のメダル獲得数を見てみると、
合計では米19個、中国13個、日本が10個と3位。
金メダル獲得数では、3個で米・中・オーストラリアについで、
イタリアとともに4位タイと、大健闘していますね。
■編集後記
http://www.reuters.com/subjects/rio-2016/medals
↑こちらのサイトでリアルタイムの国別メダル獲得数が見られます。
日本は現在4位T。地球の反対側でがんばってますね!
明日からはゴルフも始まります。ますますテレビから目が離せなくなりますね。
★毎日1分!英字新聞を音声で聴こう!!ヤバイくらい大好評!!-----------
毎日1分!英字新聞プレミアム http://eiji-paper.com/
彼らチュウゴク人は「井戸を掘った人」を 忘れるどころか血祭りにしたのである。
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平井 修一
産経8/4「日中『政冷経冷』時代へ 13億人市場に『魅力』も熾烈な競争 経済同友会が訪中」から。
<1日、北京の釣魚台迎賓館で訪中団と会談した中日友好協会会長の唐家 セン元国務委員は安倍政権について「言葉では友好と言いつつも行動が必 ずしも伴っていないのではないか」と批判。「政治が冷えていれば『経熱』になるのは不可能だ」と述べ、「友好的な政治環境の構築」を政権に 働きかけるよう要請した。
やや唐突な内容に日本側の出席者からは「意外な発言」との感想も漏れ た。東シナ海や南シナ海問題で中国側に妥協しない安倍政権へのいらだち とともに、日本から対中投資が大幅に減少していることへの懸念も背景にあるようだ。中国商務省の発表によると、2015年の中国への直接投資額は 25.2%減少した>(以上)
唐家センは日本から投資を呼び込むのが仕事で、それが上手くいっていな いので大いに面子を潰され、不愉快なのだ。
田中信彦氏の論考がこのところ冴えている。氏のプロフィールには「中国・上海在住。1983年早稲田大学政治経済学部卒。毎日新聞記者を経て、 90年代初頭から中国での人事マネジメント領域で執筆、コンサルティング 活動に従事」とある。人材活用のプロだ。
氏の論考『「先払い」の中国、「後払い」の日本~中国人と付き合う法』
(WISDOM7/29)から。
<最近、南シナ海や東シナ海における領有権問題の議論が激しくなってい る。政治的な議論をするつもりはないが、中国のあるウェブサイトを読ん でいたら、中国政府の幹部が大意において以下 のような発言をしたと報じ られていた。
「中国外交には以下のような特徴がある。もしあなたが私と良い関係にあ り、私のメンツを立ててくれれば、それにふさわしい配慮をして、譲歩することにやぶさかでない。しかし、仮にあなたが 私のことを尊重せず、強い態度に出るなら、こちらも強い姿勢で臨む」
この発言は中国人の思考の脈絡を考えるうえで、とても興味深い。
この発言の根底に流れている論理は「先に相手がこうしてくれれば、私は こうする」という考え方である。まず自分のメンツを立てるのは相手であ る。まず相手の行動を期待する。くだけた言い方 をすれば、相手に「先払い」を求めているのである。
政治の場だけでなく、同様の発想は中国の日常生活に根強く流れている。 今回はそんな話をしたい。
*他人に冷たい中国人
中国の社会で暮らすと実感することだが、中国の人々は見知らぬ人に対し て非常に冷淡である。例えば、マンションでエレベーターに乗る。途中の 階で誰かが乗ってきたとする。その人が顔見知りである場合を除き、ほとんど無反応である。日常生活で他人と挨拶を交わすという習慣はほぼない。
お店や飲食店などに行っても基本は同じである。お客が笑顔で歓迎される ことは少ない。最近でこそ従業員教育を施した店も増えてきて、客が来る と「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」などと声を かける店も増えてはきた が、それでも大方の従業員は義務的にやっている感じで、店主が目を離すとすぐに元に戻ってしまったりする。
だから初めて中国に来た外国人は「中国はサービスが悪い」「中国人は愛 想がない」「ぶっきらぼう」などといった印象を持つことが多い。
しかし、実はこの問題を解決する非常に簡単な方法がある。誰でもできる 即効性のある方法だ。それは、こちらから先に笑顔で挨拶をすることであ る。そうすると中国の人たちは多くの場合、途端 に花が咲いたような笑顔 になり、時には慌てたように挨拶を返し、以後、私に対してにこやかに接 してくれるようになる。これは高い確率で有効な方法なので、中国に行く機会があったらぜひ試してみていただきたい。
*「自尊心の維持」から出発する中国人
なぜそういうことになるのか、そのメカニズムを分解してみよう。
この行動には、中国社会の面子(メンツ)の問題が大きく影響している。 メンツとは「“自分が他人より優れている”ことを周囲に認めさせたい」と いう意識である――と第33回「面子とは何か~ 中国社会を動かすエネルギー 源」で書いた。なぜ中国人が、一般に他人に対して愛想がよくないのかと いえば、それは中国人の心理の根底に「自分を低く見られたくない」と
い う意識があるからである。
中国社会では「自尊心」が非常に重く考えられており、「自分の本心を覆 い隠して他人に迎合する」とか「プライドを省みずに他人に媚びる」と いった行為を強く否定する。そしてそういう行動をする人を嫌うし、信用 できないと考える。もちろん、自分はそういうことを絶対にやりたくない と思っている。
やや極端に言うと、日常の行動がすべて「自尊心の維持」という観点から 出発している。ふだん街を歩いている時でも、「私は私だ。なぜ他人に媚 びへつらわなければいけないのだ」と思っている。中国人を見たら「自尊心のかたまり」が歩いていると考えてちょうどいいくらいである。
というようなことだから、中国社会では「自分のほうから他人に笑顔でア プローチしていく」という行動が起きにくい。むしろ、見境なく周囲に愛 想を振りまくような人間を低く見る傾向すらあ る。「あいつは右顧左眄し ている。確固たる自分というものがないのか」というわけだ。
多かれ少なかれ、誰にもこういう意識があるから、自分から率先して相手 に好意を示そうとする人が少ない。日本人がなんとなく常に曖昧な微笑み を浮かべているのに対し、中国人はあまり人前で 笑顔を見せない。常にし かめっ面をして歩いているような印象がある。要するにそれは、自分が見くびられるのが嫌だからである。
*「あなたがそうしてくれるなら…」
ところがこういう自尊心の強さは、相手から先に自分に対する好意が示さ れた途端、一瞬にして満足される。自分は自分のままなのに、相手から先 に笑顔で挨拶されたということは、自分の存在が
相手から認められた、相 手から自分が尊重されたことに他ならない(と中国人は受け止める)。こ うなると嬉しくて仕方がない。そして突然、満面の笑顔になって、自分を
尊重してくれたその相手に、自分も最大限の好意で向き合おうとするので ある。
要するに誰もが相手に好意の「先払い」を求めている。これが中国社会の 共有されたルールというか、行動のスタンダードになっている。
*「後払い」の日本社会
こうした考え方は社会の隅々にまで及んでいる。例えば、中国人の働き方 がそうである。中国の人たちは会社から評価を先払いしてもらわないと働 かない。「賃金の前払い」ではない。「自分に対 する評価」の先払いであ る。
どういうことか。日本社会の考え方と比較しながら説明してみよう。
日本社会の働き方はすべからく「後払い」である。「まずとにかく頑張 れ。悪いようにはしないから」とか「入社○年ぐらいは修行だと思って文 句を言わずに働け。まず自分の力をつけるのが先 だ」といった類の考え方 は、建前上はともかく、本音では現在も根強くある。こうした考え方に反 発し、経験が乏しいうちから自分の力を認めてほしいと主張すると、「生
意気だ」「10年早い」などと言われる。
働く側の個人も、なんとなくそういうものだと思っていて、とにかくまず 実力をつけることが先で、要求を表に出すのはそれからだと考える傾向が 強い。まず良い仕事をする。報酬は自ずとついてくる――といった話が日本 人は好きだし、実際にそう考えてコツコツと努力をする人が少なくない。 これは明らかに日本人の美徳だろう。
終身雇用的な考え方は崩れてきてはいるものの、日本の大きな組織の人事 体系は新卒採用が軸で、長期間かけて組織内で能力形成していくのが普通 だ。そこでは今でも、若いうちは比較的低い賃金に甘んじて経験を積み、 10~20年といった長い年数をかけて帳尻を合わせる。これも一種の後払い 的な発想ということができる。
*評価を「先払い」する中国社会
ところが中国社会はそうなっていない。先に述べたように、中国人はさな がら「歩く自尊心」だから、まず自分の能力が認められなければ、そもそ も働こうという気にならない。まず自分のことを高く評価してほしい。当 然それには、評価に見合った報酬が附属するはずである。そうすれば自分は一生懸命働きます――というのが普通の感覚である。
だから、中国人の経営者やマネジャーは、人を採用する時はもちろん、日 常業務の中で部下を動かそうとする時、常に評価の先払いを心がける。誰 かにある仕事を任せたいと考えた時、心中では 「こいつに任せて大丈夫か なあ」と思っても、「キミは素晴らしい力がある。キミならできる」と持ち上げて、働かせる。その一方で、現実の能力は疑わしいのだから、進捗 のプロセスをチェックする仕組みを確実に構築しておく。
当然、その人材に能力があることを認めたのだから、それに見合った報酬 を先に約束する。ただその場合でも、報酬の一部を目標達成後に支給する 成果報酬としたり、もし達成できなかった場合には、降格や最悪の場合、 契約を延長しないといったペナルティが待っているのが普通である。
このように働き方の面でも、中国社会には先払い的感覚が存在している。 もちろんこれは、全体としてそのような傾向があるという話であって、個 別には当然そうでない個人も企業もあるし、どちらが良くてどちらが間 違っているという話ではない。具体的に検証してはいないが、世界を見渡 せば、こういう先払い的感覚のほうが世界の多数派かもしれない。
*優秀な人が寄ってこない日本企業
その結果、何が起きるかというと、日本企業に優秀な人材が集まりにくく なるのである。日本企業は人に対する評価も、それに伴う報酬も「後払 い」なので、中国人的感覚からすると、「自分は認められていない。自分 の価値が正当に評価されていない」という思いがつきまとう。その結果、 強い意欲が湧いてこない。また賃金体系も後払い的色彩が強いので、本当にそのお金がもらえるのか、心もとない。「実力が伸びたら払うよ」と日本人は言うのだが、本当にそれが実現するか、確信が持てない。
そんなことがあって中国の日系企業では、なかなか高い実力を持った人を 引きつけにくいうえに、いったん入った人材であっても、働いているうち に自分に対する会社の評価に疑念を持ち始め、退社してしまうというケースは非常に多い。先払いか後払いかという感覚の差は、さまざまなところで影響しているのである。
*なぜ中国人は日本に来て気分が良くなるか
中国社会では先に述べたように、すべての人が相手から先に自分を立てて くれることを期待しているので、互いに牽制し合って、双方が「オレは偉 いんだぞ」と意地を張っているようなところがある。この「メンツのせめ ぎ合い」は傍から見ているとなかなか面白く、興味尽きないものがある が、もともとあまりメンツに深いこだわりがなく、実利を取ればいいと考 え
ている人間から見ると、効率悪いことこのうえない。
別に人に頭を下げても減るものではなし、こっちから先に挨拶したところ で自尊心に痛みがあるわけでもない。別にそれで相手の気分がよくなり、 その場の雰囲気が明るくなって仕事がスムーズに進めば、こちらにとって もメリットがある。さっさとそうしてしまえばいいのにと思うことは少な くない。
近年、中国から日本に旅行に来る人が激増し、そのほとんどの人が日本で の接客やサービスに大きな満足を得て帰っている。中には一種の「日本中 毒」になってしまい、「日本のサービスが忘れられない」と年に何度も日 本を訪れるようになってしまった知人もいる。
どうしてそういうことが起きるのかというと、中国ではたとえ商売であっ ても、そこに従事している人は、自尊心が邪魔をして自分から先に一段へ りくだってお客を尊重するという行動を取りたがらない。香港や台湾の社 会はまだしも、供給側に有利な、硬直した計画経済の時代が長く続いた大 陸中国ではなおそうである。
そこへいくと日本社会は、まずお客を尊重する。仮に少額しか買わないお 客であっても、お客はお客、丁重に応対する。そういう職業意識がある。 お客に頭を下げて自尊心が傷つけられるという人は日本には少ないだろ う。こういう態度に中国人は弱い。
「自分は尊重された、大事に扱われた」と感じると、相手にも好意を持た ずにいられなくなる。相手からの尊重に自分も応えなければならないと思 う。中国人とはそういう人たちである。これが中国人の日本旅行人気、日 本での旺盛な消費の一つの理由になっている。
*評価の戦略的な先払い
そういう習性があるので、中国社会でも、優れたリーダーや商売人になる ような人は、この中国人の感性を最大限に利用する。つまり率先して自分から相手を尊重して、それで相手を動かそうとい う戦略を取るのである。 要するに評価の戦略的な先払いである。
中国の優秀な人は、まず自分の周囲にいる人の能力を自分から率先して認 める。それを言葉や形にして、大仰なくらいに表現する。自分のほうから 部下や目下の人間に積極的に声をかける。
社会的、社内的に地味な仕事、目立たない業務、辛い仕事に就いている人 に積極的に目を配る。相手を尊重し、自尊心を満たす。その種の仕事に従 事している人からみれば、自分よりも優越的な地位にある人から声をかけ られれば嬉しくないわけがない。あの人は見ていてくれた、自分が尊重さ れたという証(あかし)だからである。
そうやってメンツをどんどん先払いして、人に「貸し」をたくさんつく る。それを貯めておいて、いざという時にドンと使う。
私はもういい歳だから(平井:55歳くらいか)、周囲の友人知人は年齢的 にも成熟して比較的裕福な層が多い。そういう人たちの行動を見ている と、何かにつけてプレゼントを贈ったり、旅行先で お土産を買ってきたり、こまめにWeChat(微信)などのSNSでコンタクトしたりしながら、周 囲の人間を褒め、相手の家族を褒め、「私はあなたを尊重していますよ」 というメッセージを送り続けている。これはすべて何かの時のための「先払い」なのである。
*「実を捨てて名を取る」社会
だから私もそういう優秀な中国人を見習って、できる限り先払いを心がけ ている。タクシーに乗ったら、まず自分から運転手さんに笑顔で「ニイハ オ」と言う。無反応なことも少なくないが、めげない。
マンションのガードマンさんには行き帰り、必ず笑顔で挨拶し、できる限り雑談して、さりげなく労をねぎらう。ホテルやレストランでトイレに 入って、中で掃除をしている人がいたら「謝謝」と お礼を言う。とにかく「先払い」する。
そうやってみると、中国の社会は格段に生きやすくなる。みんな私に好意を持ってくれるからだ。偉そうにしていても何もいいことはない。
さすがに国家間の関係となると、先払いばかりしている訳にはいかないか ら話は複雑だが、相手の心理を考えるヒントにはなる。
「名を捨てて実を取る」という言葉があるが、中国社会はある面、多くの人が自ら好んで「実を捨てて名を取っている」ようなところがある。この あたりに「中国」という巨大な存在とうまく付き合うカギがあるように思 う>(以上)
実に上手いね。支那流は「俺の面子をまず立てろ」なのだ。「さすがに国家間の関係となると、先払いばかりしている訳にはいかないから話は複雑 だが、相手の心理を考えるヒントにはなる」、なるほど、日本が習近平を たたえ、譲歩すれば、WINWINで13億市場にアクセスできるというわけだ。
ところが日本企業の現実は「もうウンザリ、中国とは市場欲しさに“耐え がたきを耐え、忍び難きを忍んで”付き合ってきたが、もうピークは終わった、中国ビジネスは今やお荷物、いかに撤収す かが課題だ」となっているだろう。
覆水盆に返らず、日本企業の中国進出を先導したパナソニックを2012年に 破壊した時点で、日中友好は終わったのだ。彼らは「井戸を掘った人」を 忘れるどころか血祭りにしたのである。我々は、少なくとも小生はこの暴挙を永遠に忘れない。血は血で贖われるべきである。
経営の神様を侮辱した報復として、小生は中共党員8000万人は必ず殺す。 天安門式に戦車で踏みつぶす。それが嫌なら離党せよ、離党して誠意を示 せよ、先払いで「俺の面子をまず立てろ」や、習近平の首を持って来い。 さすれば情状酌量で罪一等を減じ、死罪から永蟄居閉門にしてやろう。汚染大陸で自滅するがいい。
日本人の多くはそんな風に思っているのではないか。習近平が「平和的台 頭」「韜光養晦」をやめて「偉大なる支那民族の復興」へ舵を切ったとき に、中共は後戻りできない「面子迷路GO」にはまったのだ。間もなく穴に落ちるだろう。(2016/8/6)
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中共党員8000万人は必ず殺すとは、日本人は思っていないが、日本人が思っていた昔々の立派なチュウゴク人は今はひとりもいなくて、凶暴で恩知らずな動物みたいなのがチュウゴク人なんだなと認識はしたと思う。
チュウゴクが貧乏から脱失するためにかなり貢献したパナソニックの工場を破壊したり、トヨタの下請けの工場の新車を次々と焼き討ちした手口を見ると、チュウゴク人は、人間としてダメだね。話にならない。
誰が命令したのか知らないが、よくそんな恩知らずなことができるね。
それで、日本人はチュウゴクのことを大嫌いになったし、今でも軽蔑しているよ。
ただ、日本に旅行に来る個人は、別に犯人でもないし、お客様だから、普通に優しくするんだよ。チュウゴク人だろうが、西洋人だろうが、日本人は同様に優しくするんだよ。
ただ、コンビニで、支払いする前にアイスを食べるな。それぐらい、日本に来る前にしてはいけないとチュウゴク政府は国民に教えておけないのだろうか?
注意されたら、キレてコンビニ店員に殴り掛かるなんて、ヤクザのすることでしょう。
そんなヤツを外国に来さすな。わたしは日本人だけど、そんなニュースを読むと情けなくて脱力する。同じアジア人として恥ずかしいわ。
天皇陛下のお気持ちをくんで生前退位をさせてあげたいよ。
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【速報】天皇陛下お気持ち公開。「生前退位」の意向、強くにじむ《全文掲載》
2016.08.08
7月13日の「生前退位」報道を受け、宮内庁は8月8日午後3時、天皇陛下が国内外へ向けてお気持ちを述べたビデオメッセージを公表、この中で天皇陛下は「体力の衰え」を強く感じ「象徴の務めが困難に」なるとの主旨を述べられ、「生前退位」の意向が強くにじむものになった。
天皇陛下は「全身全霊をもって務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じている」との思いを明らかにした上で、高齢化の対処として公務を縮小していくことは「無理があろう」との考えを示した。
また、天皇が重篤となった場合、社会が停滞し、国民の暮らしに影響することや、天皇の生涯の「終焉」に当たっては葬儀に関する行事が1年間続くことを挙げ、「(それに関わる)行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行する」ことで関係する人々や家族が困難な状況に置かれることを「避けることは出来ないものだろうか」と述べられ、憲法上、直接的な表現は避けられながらも、7月に報道されたものと同じく「生前退位」の意向が強くにじむものとなった。
宮内庁は、海外にもお気持ちを伝えるため英訳をホームページで公表する。
お気持ちの全文は以下の通り。
戦後七十年という大きな節目を過ぎ、二年後には、平成三十年を迎えます。
私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。
本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。
即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。
そのような中、何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。
私が天皇の位についてから、ほぼ二十八年、この間(かん)私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行(おこな)って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井(しせい)の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。
天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。
始めにも述べましたように、憲法の下(もと)、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。
国民の理解を得られることを、切に願っています。
7月、天皇陛下は82歳となった現在も、憲法に規定された国事行為などの公務を続けられているが、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていると報道されていた。
天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているとし、今回のビデオメッセージによるお気持ち表明にいたった。
海外では、3年前、ローマ法王などが相次いで退位を表明して注目を集めていた。
また、今回のお気持ちを受けて、安倍総理大臣は会見を行い、「本日、天皇陛下より御言葉がありました。今回、天皇陛下が国民の皆様に向けてお気持ちを表明したことは重く受け止めている。天皇陛下のご心労に思いをいたし、どのようなことが出来るのかしっかり考えていかなければならない」と述べるにとどめた。
●【動画】象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(宮内庁)(Windows
Media Player)
●天皇陛下「お気持ち」表明 ビデオメッセージで公開(@Youtube: ANNnewsCH)
https://www.youtube.com/watch?v=PiglYL2WdvY
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「中国人が尖閣に上陸したら、必ず駆逐する」と伝えておくことも大事です。
2016.08.09
尖閣諸島に大挙して押し寄せる中国船のニュースがメディアを騒がせています。
習近平政権の狙いはどこにあるのでしょうか。
そしてこの状態がそのままエスカレートした先に待つ事態とは?
無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、このまま行けば日中戦争は避けられないとし、開戦を回避するために安倍総理が取るべき政策について記しています。
日中戦争の可能性、さらに高まる(中国船の大群が尖閣周辺に出現)
私が「アメリカは没落する」と本の中で断言したのは、今から11年前のことです。
05年に出版された『ボロボロになった覇権国家』。
当時、RPE読者さん以外の皆さんは、「そんなアホな!」という反応。ほぼ100%の人が、「アメリカの覇権は永遠である!」と信じていた。
ところが、出版からわずか3年後、アメリカ発「100年に1度の大不況」が起こり、アメリカ一極世界が崩壊した。
それで、「どうしてわかったのですか?」という問い合わせが殺到しました。
「日本は中国と戦争になる可能性がある。両国の対立は尖閣からはじまる」
こうはっきり書いたのは、08年9月、「リーマンショック直前」に出版された『隷属国家日本の岐路』です。副題は、「今度は中国の天領になるのか」。今となっては、「日中関係が悪化して尖閣から問題が起こるなんて、誰でも知ってるよね」と思うでしょう? しかし、当時その可能性を指摘していた人は、ほぼ皆無。「北野さん、今の時
代に中国が尖閣を侵略するなんて非現実的ですよ!」と、RPE読者さん以外の人は、本気にしてくれませんでした。
ところが、10年に「尖閣中国漁船衝突事件」が起こり、日中関係が悪化した。12年9月、日本政府が「尖閣国有化」すると、日中関係は「戦後最悪」になってしまいます。12年11月、中国はモスクワで「反日統一共同戦線戦略」を提案。
● 反日統一共同戦線を呼びかける中国
その骨子は、
中国、韓国、ロシアで「反日統一共同戦線」をつくるべし!
中国、韓国、ロシアで、日本の領土要求を断念させるべし!
●日本には、尖閣だけでなく、【沖縄】の領有権もない!!!
「反日統一共同戦線」には、【アメリカ】も参加させるべし!
私はこの戦略のことを知り、「嗚呼、日中戦争がはじまった!」と嘆き悲しみました。
私たち(国際関係の研究者)は、戦争を、武器を使ってドンパチやる「実戦」「戦闘」だけに限定していません。その前段階として、「情報戦」と「経済戦」がある(この二つは、実戦中も継続して行われます)。
中国が「反日統一共同戦線戦略」を提案したということは、「日本との戦争にこうやって勝ちますよ」ということでしょう? 「戦略」というのは、「戦争に勝つ方法」という意味なので
すから。しかし、「実戦」の前段階に、いろいろある。日本は、「戦争がはじまったこと」すら知りませんから、まさに「サンドバック状態」です。
海だけではない、中国の「ありえない空の挑発」
そして、2016年夏、中国の挑発は、ますます激化しています。まず、6月9日、中国とロシアの軍艦が尖閣周辺の接続水域に入った。6月15日には、尖閣どころか鹿児島県付近の領海に軍艦が侵入。
中国軍艦が一時領海侵入 口永良部島周辺海域 海警行動は発令せず
産経新聞6月15日(水)11時7分配信
防衛省は15日、中国海軍の艦艇が鹿児島県の口永良部島周辺の領海に入ったと発表した。同海域の領海に中国艦が入るのは初めて。
さらに、中国は「空の挑発」もありえない頻度で行っています。
対中緊急発進200回 4~6月 昨年同期比1.7倍、最多
産経新聞7月1日(金)7時55分配信
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は30日の記者会見で、今年4~6月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が、昨年の同時期に比べ80回以上増えたことを明らかにした。自衛隊は四半期ごとの緊急発進回数を定期的に公表しているが、統幕長が会見で発表するのは異例といえる。
昨年4~6月の中国機に対するスクランブルは114回で過去最多だった。今年はその1.7倍以上の約200回となる。
哀れ航空自衛隊。中国のせいで毎日平均2回以上「緊急発進」しなければならない。そして、極めて危険な状態になったこともあります。
中国軍機と追尾合戦か=空自機が一時、東シナ海で
時事通信6月29日(水)17時9分配信
萩生田光一官房副長官は29日の記者会見で、中国軍機が17日に日本に向けて南下し、航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)していたことを明らかにした。その際、「近距離のやりとりがあった」と説明。複数の政府関係者によると、両機は互いの背後に回ろうと追尾し合う「ドッグファイト」のような状態に一時、陥っていた。政府関係者によると、中国軍機が接近したのは東シナ海上空。
そして、8月6日には、こんなことが…。
<尖閣海域>中国船240隻 仲裁裁支持の日本に反発
毎日新聞8月6日(土)22時56分配信
沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に6日、中国海警局の公船7隻が相次いで進入し、日本政府は対応に追われた。
中国漁船約230隻の活動も確認され、これまでにない規模の活動に日本政府は「緊張を高める」として中国側に抗議し、警戒を強める。
中国側には、海警船が中国漁船を保護するポーズを見せることを通じ、尖閣周辺の領有権と施政権を中国側が持つと国際社会にアピールする思惑がありそうだ。
こう見ると、中国は、日本への挑発を段階的に強くしていることがわかります。
中国が挑発を強める「短期的理由」とは
「仲裁裁判所支持」が挑発激化の理由
長期的には「戦略的な動き」ですが、最近特に挑発を強めている短期的理由もあります。
中国が尖閣諸島での示威行動のレベルを高める背景として、日本が中国に対し、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決を受け入れるよう繰り返し求めていることへの反発がまず挙げられる。
(同上)
安倍総理は、「南シナ海における中国の領有権主張は、根拠がない」とする「仲裁裁判所」の判決を「受け入れるよう」、繰り返し繰り返し求めている。それで、中国側は激怒しているというのです。
南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決が示され、日本はアジア欧州会議(ASEM)首脳会議などの場で、中国に受け入れを迫り、「中国は外交舞台でコーナーに追い詰められ、強硬姿勢を取る必要に迫られた」(北京の外交関係者)。
(同上)>
そうなんです。安倍総理のいうことは、あまりにも「正論」ですから、誰も反対できない。中国が逆切れするほど、「なんという変な国だろう」という異質さが際立ってしまう。
中国人民大の時殷弘教授は「判決を支持する国の中で日本が最も積極的である。中国はこの点に強い憤りを抱いている。日本が南シナ海問題で中国に圧力をかけるなら、中国も東シナ海問題で日本に圧力をかける」と解説しながら「対立は非常に深刻であり、双方が取る措置も変わりつつある」と危惧する。
(同上)
安倍総理は、何度も何度も「判決を受け入れろ!」と正論をいうので、中国は怒っている。正直書きますが、戦争は、こういう問題が大きくなって起こるのです(たとえばウクライナ内戦=米ロ代理戦争の遠因は、2013年11月に起こった、「反政権デモ」=反ヤヌコビッチ大統領=親ロシア、だった)。
どんどんエスカレートし、もはや後戻りできなくなっていく。
日中双方がいまと同じことをつづけていれば、必ず「日中戦争」が起こるでしょう。
「平和ボケ」の日本に対し、中国習近平は、「ここで尖閣を奪えば、俺は歴史的英雄。政権は盤石になる。負ければ、軍のクーデターが起こり、俺は処刑される」という「背水の陣」でくる。日本は、勝てるはずがありません。
では、どうするのか?
中国外務省は6日、「情勢の緊張と複雑化を招く行為を取らないよう日本側に望む」との報道官談話を発表した。
日中間では、9月に中国・杭州で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議での日中首脳会談開催に向けた調整が進む。今月中旬から外交当局者の往来が活発化し、月末には日中韓外相会談で王毅外相が訪日する見通しだ。
(同上)>
親中派の二階さんを密使にして、「このままでは、本当に日中戦争になってしまう。それを喜ぶのは『二頭の虎の戦いを山の上で眺める』アメリカだけ。バカバカしいから、この辺でトーンを下げましょう」といってもらう(そうはいっても、「中国人が尖閣に上陸したら、必ず駆逐する」と伝えておくことも大事です。
そして、実際に上陸されたら、即座に駆逐しなければなりません。
ルトワックさんがいうように、「まずアメリカに相談」「まず国連に相談」などといったら、尖閣は永遠に中国領になってしまいます。
ウクライナは、そうやってクリミアを永遠に失いました。もちろん、相手は違いますが…)。
そして、安倍総理は、(前々から書いていますが)アメリカ以上の中国挑発をやめるべきです(でないと、アメリカ抜きの日中戦争になってしまう。アメリカより先走ってロシアと戦争したジョージアやウクライナの悲惨な運命を知るべし)。
『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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