「非暴力防衛」に言及された方々
「非暴力防衛」に言及された方々
・・・週刊金指編「人はなぜ戦争をしたがるのか 脱・解釈改憲」2007年(金曜社)
木村朗(鹿児島大学教授、)
「(ベトナム戦争について)犠牲を最小限にしながらド繰ゆを目指すという、非武装の抵抗も選択肢としてあり得たかもしれません。300万人もの死者がでたベトナム戦争び場合、どんなに大きな犠牲を払っても最後の一人まで戦うというのが無条件に正しい選択であったと言えるのか」
山室信一(京都大学教授、1951年)
「民間人が戦争で殺される悲劇を繰り返してはならないー。」そこで、民間人が武装して対抗するのではなく、武装しないことによって抵抗していこうという思想が二十世紀に生まれました。憲法九条の底流には、非暴力の抵抗の思想があります。」
「「非暴力とは何もしないことではない。軍隊や軍事力に替えて、国民自身を守る手段を模索するのが非暴力防衛という抵抗運動です。」
「イギリスでは、一九五〇年代から、軍事学の一科目として「脱武装」を教えています。軍備だけを拡大すれば戦争に勝てるというのは、十九世紀の思想でしかない。」
「ともすれば憲法九条によりかかって安心し、「意思の弱さから発する自己満足や怠惰(キング牧師)」にひたってしまう面はなかったでしょうか。非暴力を貫くために、意思の強さをもたなければならない。」
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E8%84%B1%E3%83%BB%E8%A7%A3%E9%87%88%E6%94%B9%E6%86%B2-%E3%80%8E%E9%80%B1%E5%88%8A%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5%E3%80%8F/dp/4906605303/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B&qid=1576629034&s=books&sr=1-3&fbclid=IwAR0QqswX5fOGlMeqjZm0WgEuttNomMKyEHubeAysz_SGdrK4x-tUbn5rCXY
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第4回
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第4回
2019年12月2日 2時~ いわき市総合図書館・グループ閲覧室
参加者4名
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の最後の4つの節を交代で読みながら 話し合いました。
核兵器
脱軍備「トランス・アーマメント」
市民防衛の成果
選択肢を創る
・・・・以下 』は シャープの文章です
核兵器 への対応については
『いまだに適切な検討が加えられたことはない。』としながらも、『市民防衛は・・・一方的・自主的核兵器削減、核兵器な完全な一方的撤去を・・・実施する。』と述べています。
この文章が書かれた1979年の後、最近米国による一方的破棄通告がなされたちはいえ、いったんは「米ソ中距離核兵器全廃条約」が締結され、核兵器保有国の参加がないものの「核兵器禁止条約」が採択されるなど 核兵器は〈外交上の手段〉であっても〈使用は困難〉であるという認識は、共有されつつあるのではないでしょうか。
脱軍備「トランス・アーマメント」 の道筋については
『強力な防衛政策として完成した市民防衛が採用されるのは、これが効果を発揮できると判断された時だけであるから、まず最初に一国ないし二,三国だけでもこの政策を採用してみる。』とし、『正確な予測を下すのはきわめて困難だが、・・・2005年までには、最初の脱軍備が行われ』ることを期待していたのです。
また、『新政策の採用は必らず強固な抵抗に会うと予想されるし、軍事大国が短期間のうちに脱軍備を実現するとは考えられ』としながらも、『防衛政策の一環に加えることになる』ことも期待していました。
そして、『有効性と有益性について納得させられ』『準備と訓練が着々と進む』ことによって、『軍事力に依存する部分は漸減し、ついには、廃棄へと向かうことも予想される。』としています。
市民防衛の成果 としては
『国際緊張が緩和』し、『中小国に自力本願の防衛力を得させ』、『国内資源や工業生産力や、財源やエネルギー源・・・軍事防衛ほど浪費』せず、『国の外交政策や国連の活動への政策を 軍事統制から解放』する。
さらに、『防衛に値する社会の原理や制度・・を考える気運が生まれ』『国を守ることを口実にして軍事力増強を「正当化」すること』をできなくすることを期待しています。
選択肢を創る
『大多数の政府や国民は、攻撃の抑止と攻撃からの防衛にあたり、・・・・戦争にひたすら依存する。彼らには、実は、選択肢がないのである。』
残念ながら、現在の日本も そのとうりと言わざるを得なません。このような状況を変えるためには、『予備的基礎研究、問題解決研究、政策学、実行可能性の研究、下準備、緊急計画作成、訓練等がきわめて重要になってくる。』
そして、『それに劣らず重要なのが、国民の防衛意志、レジスタンス中の非国家機関の反発力、賢明な戦略を立案実行する市民防衛者の力量である。』という。そのとうりでしょう。
日本は 「日本国憲法」制定と同時に このような努力を始めているべきだったとおもいます。
それでも、憲法第9条は 政府~国民がこの〈選択肢〉に気づいた時、貴重な足がかりになりましょう。
その間に、市民防衛における市民と国家との関係、香港の市民運動の一部の暴徒化などが話題となりました。
又、宮田光雄「非武装国民抵抗の構想」1971年(岩波新書)や小林直樹「憲法第9条」1982年(岩波新書)、などで 半世紀も前に 日本の防衛政策として 〈非暴力防衛〉が提唱されているのに、これがなぜ「護憲派」の政治家や市民運動で取り上げられてこなかったのか
そのような状況のなかで どのようにして 非暴力防衛を国民的合意にまで持ってゆくか
本来であれば 防衛省が 一つの選択肢として検討してしかるべきではなかったのだろうか
潜在しているはずの賛同者へ どのようにしてよびかけるか
まずは いわき市民に 読書会がはじめられていることを知ってもらうため、「日々の新聞」に何らかの文書を折込んでみてはどうだろうか ということになり 具体案を検討することになりました。
次回は 2020年2月3日(第1月曜日)2時、いわき市総合図書館5階・グループ閲覧室(予定)です。
テキストとしては、数冊の候補のうち、
寺島俊穂「戦争をなくすための平和学」の10章『非暴力防衛の可能性』2015年(法律文化社)
を読むことになりました。 (文責・鞍田)
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第3回
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第3回
2019年10月7日 1時半~ いわき市総合図書館・グループ閲覧室
木村、B,M,鞍田
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の6頁~9頁(前半)の 次の3つの節を 交代で読みながら 話し合いました。
市民を基盤とする防衛
さまざまな防衛責任
その他の市民防衛作戦
主な点は ・・・・『 』は シャープの文章です
市民を基盤とする防衛 とは
『兵器や軍事力ではなく』『市民や社会的機関など社会的勢力に基盤を置』いた防衛政策である。
すなわち、『市民や諸機関が大挙して選択的に実行する非暴力的非協力と反抗行動でもって、占領支配や統制を不能に』しようとするのです。
これによって、『民衆が侵略者のいいなりになることを防ぎ、敵の意図をくじく』わけです。
やや具体的には、『イデオロギーの教化や洗脳』、『経済的搾取』、『権力の奪取』など さまざまな面で闘うことができます。
「これで 侵略を防ぎ、撃退できるだろうか?」、「今の日本人に そのような抵抗ができるのだろうか?」などの意見は 先まで読んでということにしました。
さまざまな防衛責任 では
『市民や公共機関はともに、差し迫った問題に応じた、特定の防衛責任を担う責任がある』として、いくつかの具体例が挙げられています。
『警察』、『新聞記者や編集者』、『聖職者』、『政治家や公務員や裁判官』、『教師』、『労働者や経営者』、『専門職集団や労働組合』が分担する行動が 歴史を引用しながら 述べられています。
『これらの防衛策は、・・・全人民の全機構がこぞって防衛闘争に参加する』ので、『自発的であ必要』があり、『本質的に民主的である。』
『武力衝突と同様に、死傷者が出ることも予想される』が、『意気阻喪するとか、投稿するなどの理由がないのは、武力衝突の時と同様である。』
では、「どのようにして そのような準備をととのえるのか?」 これも 今後 話し合うことにしました。
その他の市民防衛作戦 の節では
『攻撃者の軍隊や行政担当者たちのもくろみと忠誠心と服従をくつがえす』こと
『敵を支持する国々や敵国民に向けて、敵陣営の内部告発や分裂や抗議をひき起こす』こと
『国際的反対運動や市民防衛者への国際的支援』などについて 触れられている。
最後に防衛というと「〈自衛隊の強化〉か、〈日米同盟依存〉か」という日本の世論に対して、詳細な検討に先立って、小さくとも、「〈非武装・非暴力・不服従抵抗〉という〈選択肢〉の〈旗を掲げる〉こと」も必要ではないかということについても 話し合われました。
その他、このテキストを翻訳された岡本珠代氏の逝去、香港の運動、米軍軍政下沖縄伊江島の農民の非暴力抵抗などについての発言もありました。
又、「憲法第9条」(小林直樹)の「結び」の一部、〈今の日本をどのように変えてゆくか〉を論じた部分のコピーが配布されました。
次回は 12月2日(第1月曜日)2時、いわき市総合図書館5階・グループ閲覧室(予定)です。
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の「核兵器」(9頁)から話し合うことになりましょう。 (文責・鞍田)
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第1回
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第1回
2019年6月3日 1時半~ いわき市総合図書館・グループ閲覧室
木村、鞍田
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の1頁~2頁(前半)までを 交代の読みながら 話し合いました。
話し合われた 主な点は
・・・・『 』は シャープの文章です
『大半の政府が、国民の支持のもとに、軍事力の増強に最大限の努力を払い続けている。』
日本でも 現在 防衛予算の増大に 反対の声は 殆どあがっていないのが 現実だ。
政府の防衛力強化・・・たとえば1兆円をこえるというF35の大量購入・・・を 国民は 支持していないのでは ないか。
しかし、政府予算の使徒という面からの不平はあっても 正面から 防衛予算の削減を唱えている政党~団体~世論は ない・・・聞こえてこない。
中国、北朝鮮~最近では韓国を意識して 日米安保堅持・強化、自衛力維持・強化そのものには 反対しにくくなっている。
政府・与党だけでなく 野党も メディアも 米中派遣争いの中で 日米同盟強化か 自主防衛力強化のいずれかしか選択肢がないと思い込んでしまっている。
日本の憲法9条改定反対世論は 根が浅いと考えられる。 すでに、事実上の軍隊である自衛隊・軍事同盟である日米安保条約を支持しており、〈危機的状況〉を演出させられると ひとたまりもないのではないか。
『戦争の問題に対する新しい対応策が、確固とした基盤を得るためには・・・事実の数々を考慮しておく必要がある。
-
ある種の紛争は・・・・常に存在し、ある種の力の行使を必要とする。
-
「人間の本性」を変える必要はなく、変えることもできない。
-
平和主義への集団的転向は起こりえない。 等々』
日米軍事同盟強化でも自主防衛力強化でもない 防衛の第3の選択肢である筈の〈非暴力・非武装・不服従抵抗による〉防衛は 心情的なものにとどまっていては 力にならない。
もしかすると 日本の防衛を真剣に考えているなら 自衛隊幹部、与党の政治家などの中にも、ひそかに〈非暴力・非武装・不服従抵抗による〉防衛に関心を持ち 考えている人が いるかもしれない?
このような人たちをも巻き込むような 現実的な〈防衛策〉を 現実化すべき~できるはずだというのが ジーン・シャープのテーマであるようだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に この会は 偶数月の第1月曜日・1時半から 総合図書館。グループ閲覧室(ラトブ5階)で 開催することにしました。・・・・次回は 8月5日
又 次回は、テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の「無気力・無抵抗よりは戦争を」(2頁~3頁)について話し合うことになりましょう。
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第2回
「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」読書会 第2回
2019年8月5日 1時半~ いわき市総合図書館・グループ閲覧室
木村、武田、鞍田
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の2頁~6頁(前半)までの 次の4つの節を 段落ごとに交代で読みながら 話し合いました。
無気力・無抵抗よりは戦争を
戦争に代わる防衛策はあるか
新防衛政策の原動力
独裁制の泣き所をつく
話し合われた 主な点は
・・・・『 』は シャープの文章です
無気力・無抵抗よりは戦争を で
ジーン・シャープは 戦争は『生活様式・信仰・独立・社会制度を、抑圧者や攻撃者から守り推進するために、危急存亡の時に役立ってきた』のであり、『ミサイルと水爆の時代となった今』では『紛争が戦争に発展するのを抑え』てくれると信ずるようになる。
『戦争によらずに紛争を解決する道が発見されない限り、戦争は決して廃絶されることはない。』という。
しからば 戦争に代わる防衛策はあるか では
『従来の平和への提言や運動は、戦争の代わりに実行できる確実な防衛政策を提起できなかった。それゆえ、いくら交渉や・・・会議や・・・反戦抵抗運動が起こされようと、すべてうまくいかないことは最初から予想できた。』
『戦争・・・に依存するやり方を思い切ってやめ・・たいと望むなら、〈暴力なき戦争〉を採用する必要がある。』
その新防衛政策の原動力は
われわれが『政治権力の本質を洞察している』ことにある。すなわち『権力の源泉』は『当事者が被当事者から受け取ることのできる協力や服従や援助』にある。
『もし権力の承認と服従と援助が中止され・・・たとすれば、政権の終焉は目に見えている。』
『これhさ・・・外国からの侵略と占領にも当てはまる。』
『勝利は暴力をより強く震える側にわたる、という節は間違いなのである。』
独裁制の泣き所をつく では、
『暴力の代わりに、公然と拒絶し抵抗する意思』の例を挙げて説明している。
『1940-45年のオランダ人・・・デンマーク人・・・ノルウエーのレジスタンス
1968-69年のソ連による侵略と占領に対するチェコロバキア人、
1978-79年のシャーに対するイラン革命
1963年の南ベトナムにおけるゴ・ジン・ジェム政権に対する仏教徒運動』などなど。
日本でよく耳にする平和論とは異質な議論の進め方ですので 論旨を消化しようとすることに追われ、議論を深めるには至りませんでした。
ただ、この間、「今までの〈護憲政党〉の説得力の無さ」、「表に現れた戦争よりも真の和解を目指したい」、「キリスト教の終末観と仏教の末法論」などについても話し合われました。
次回は 10月7日(第1月曜日)1時半、いわき市総合図書館5階・グループ閲覧室(予定)です。
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の「市民を基盤とする防衛」(6頁)から話し合うことになりましょう。 (文責・鞍田)
「憲法第9条」小林直樹(岩波新書 1982)について
先月 日本平和学会・研究大会(於・福島大学)でご挨拶させていただいた寺島俊穂先生とのお話のなかでこの本がでてきたので借りてきました。
「憲法第9条」小林直樹(岩波新書 1982)
第8章:平和のための積極的構想 に
3:非武装防衛の方法、
4:非武装抵抗の問題点 という2つの節があり
3:には〈非武装=非暴力の抵抗は、必要かつ有効である〉〈非暴力抵抗の諸形態と方法〉〈非暴力抵抗のメリットと有効性〉
4:には〈市民による非暴力防衛の難点の検討〉〈市民的防衛の民主的要件〉
なお 参考文献欄には 宮田光雄「非武装国民抵抗の思想」 などがあげられていました。
さっそくAMAZONで発注したのですが 価格は なんと 1円!
読書会「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」へのお誘い 2019年6月
読書会「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」へのお誘い
「非暴力防衛」について 学んでみようとお考えになりませんか?
第1回は 6月3日 1時半~ いわき市総合図書館・グループ閲覧室で行いました。
参加者は 2名でした。
テキスト、ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の1頁~2頁(前半)までを 交代の読みながら 話し合いました。
この読書会は 偶数月の第1月曜日・1時半から 総合図書館・グループ閲覧室(ラトブ5階)で 開催することにしました。
次回は 8月5日 の予定です
テキスト・ジーンシャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」の「無気力・無抵抗よりは戦争を」(2頁~3頁)について話し合うことになりましょう。
興味をお持ちの方は お気軽にどうぞ。
お問い合わせ先:鞍田東(いわき市泉が丘2-3-4 ak3501@hotmail.co.jp 070-6655-1319
「読書会・戦争を終わらせるために」へのご案内 2019,4,27
「読書会・戦争を終わらせるために」へのご案内
かねてから願っておりました「非武装・非暴力防衛の研究会の発足」について、4月23日、有志2名で 打ち合わせを行いました。
従来、しかるべき方にお声をかけていただき 全国レベルの会として発足することを期待しておりましたが、その兆しが見つかりませんので、たまたま ほぼ志を同じくする者・2名 ささやかでも 会を立ち上げようということになりました。
その第1歩は 基本的で ヴォリュームの小さいテキストの読書会としてはじめようということになり、テキスト、日時、会場、名称について 下記のように決めました。
この課題に関心・・・反対、疑問をお持ちの方を含む・・をお持ちの方のご参加を 願っております。
日時:5月中旬に会場が予約できましたら ご案内いたします。
場所:いわき市総合図書館・グループ閲覧室
テキスト:ジーン・シャープ「戦争の廃絶を実現可能な目標とするために」
鞍田東 木村啓子
パレスチナ人の非暴力抵抗運動への参加の経験から
龍田光司「『歴史認識と東アジアの平和フォーラム』広島から 考える」より
・・・ 「戦争と勿来」第34号 2019、3・・・・
「日本からは北海道大学の先生(*)から、自身のイスラエル占領下のパレスチナ人の非暴力抵抗運動への参加の経験から、日本国憲法の自衛のための戦争も武力も放棄した文字通りの読み方に賛成した。
自衛、国防、「対テロ」の発想が敵への武力の残虐化へ駆り立てるとした。
そして自衛隊の9条記載が全面的な集団的自衛権の行使に連なることを説明した。
中国からの代表もその重要性を理解して共感をしました。」 (23ページ)
「市民力による防衛」ジーン・シャープ 再読(1)序文 から
「本書は・・・一つの実践的導入となることが意図されている。」
「軍事武器の代わりに社会それ自体の力を用いて・・・抑止・防御する。」
「その武器は心理的・社会的・経済的・政治的なもの」
「大規模な非協力と公然たる拒否とによって、守りについている社会を攻撃者が効果的に支配できないようにすること、」
「私の目標は・・・安全保障問題の専門家・官僚・陸軍将校・非暴力闘争の戦略家・・・社会の任意団体の人々・・・の注目に値するような・・・」
非暴力防衛というと、〈悲壮な〉〈人間の盾〉のような行動を連想しがちですが、シャープが提案しているのは そうではないのです。
私は いわき市立図書館で借りて読み、熟読の必要を感じて購入、読み始めたところです。
お読みになった方の コメントがいただけますと幸甚です。