メキシコシティ初日の恐怖 | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

憧れの街ハバナを後にして、中南米屈指の大都市メキシコシティに来ています。
ベニー・モレーに、「ハバナとはまるで姉妹の様だ」と歌われたメキシコシティです。 ●ここ

着陸しようとする飛行機の窓から観るメキシコシティ。でかかったな。どこまでも街が続いていて、上空から見るハバナの姿とは全く違っていた。
そしてこの街の空気なんだけど、ほんと空港を出てタクシーに乗った時に空気が驚くほど不味いって感じたよ。

「うわぁ。ここに比べたら、渋滞だらけのバンコクの空気なんてまるで高原の空気のようだよ」

まぁ最初はそんな風にも思ったけどね。
実際に高原にあるのはメキシコシティの方。
標高2200メートルを超えるこの街に慣れるまで、いつもの調子で街をガシガシと歩いていると、いつもよりも少し疲労が早いってのに気がついた。

でも、この街には大都会の居心地の良さがある。慣れてしまえば空気の臭いなんて全然気にならないしね。高地のせいか朝の空気なんて意外とすがすがしいしね。気に入ったよ。この街。

だ・け・ど……
メキシコシティに到着した日、ボクはとんだ目にあった。

それは、おそろしくプアーな宿。もちろん、予約したのはボク。誰のせいでもないけれど。


 1 空港からのタクシーがホテルの前に着いた時に、思わず「本当にここ?」って聞いちゃったよ。
   おそろしく寂れた建物で、予約サイトに乗ってるホテル正面の写真と違う。
   ロビーなんてホテルのロビーじゃないよ。田舎のレンタカー屋の事務所かっつーの。

 2 予約部屋の名前が「ガーデン・スイート」って言うんだ。すごく豪華な感じでしょ。
   でもスイートじゃない。スイートってのは寝室とリビングが別々に付いてることだよね。
   でも、ただだだっぴろい部屋があるだけ。その部屋に、ベッドが1台と椅子が1脚置いてある。
   そして部屋の窓の前には、隣のビルとの隙間の土地があった。これがガーデンなのか?

 3 部屋がなんか臭いんだ。タバコの臭いともちょっと違う気がするんだけど。
   これはしばらく居る内に慣れちゃったんだけど、慣れた自分が悔しいよ。

 4 部屋がとにかく暗い。日本のホテルが明るすぎるって説もあるけど、それにしても暗い。

 5 わぁ、こんなホテルで参ったな。どうしようかな。って考えている内に3ヵ所も虫に食われた。
   部屋に入ったとたんに3ヶ所も虫に食われる宿って、インドの山奥かっつーの。
   モロッコで南京虫食われた思い出がよみがえっちゃって、怖くてベッドに入れないよ。 ●ここ

 6 クーラーが付いているんだけど、コントローラーがない。
   ガンガン冷えるか、クーラー無しか、選択可能です。

 7 コンセントがあるのに電気が来てないところばかりでね。
   いちばんメインのところもそうだから、イラっときたな。

 8 全館無線LANってことなのに、ネットはつながったり切れたり。ボクはからかわれているのか?

 9 便器にのせてある便座が、後から取り付けた小さくてフニャフニャのプラスチックなんだよね。
   座っている内に何度も、便座ごと便器のなかに尻が落ちそうになる。

10 そして、いきなり詰まった。

そして決め手になったのは、「絶対に明日は違う宿にしてやる!」って思って目星をつけた宿まで夜の街を探検に行った時のこと。

帰ってきたらホテルの玄関の扉の鍵がかかっていて入れない。フロント24時間対応をうたっているのにだよ。フロントに兄ちゃんが戻ってくるまで5分くらい、暗い通りで待たされたよ。これじゃ怖くて夜コンビニにも行けないよ。

もちろんすぐに、翌日からの別の宿を探して予約しましたよ~

それにしてもびっくりなのは、このホテルにもペントハウスがあって1泊百数十ドルするってこと。どんな部屋だかしらないけれど、このプアーなフロントで、中がいくら豪華だって興ざめだよな。

*****

そしてその翌日、アジア飯がどうしても食べたくなって入った中華料理屋で、なつむぎ史上最低の中華料理を食べることになる。

ま、それはまたいずれ。

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