三日の甘柑荘(カンカンソウ)で_ | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

小田原市の「文化財建造物秋の観覧会」(12/2~3)の会場の一つ 甘柑荘に無持菴の先生がお茶席を掛けられる~ と伺い、行って参りました。

用水路のそばを歩きながら見た霊寿院方向。銀杏の木の下あたりに見えているのが甘柑荘ですね?


(↑差し掛け屋根の下の 白い直角三角形が 目印?)

門が見えてきました。 



(↑目当てになっていた白い直角三角形を 近くで見たところ^^)

受付をして中へ。(↓来るたび撮っている 木を埋めた土間。(←現在は「床」として使われています))


来年の朝ドラ『虎に翼』の主人公のモデル 三淵嘉子さん(日本初の~ 女性弁護士 女性判事 女性家庭裁判所所長)が知られるようになってきてー
彼女の夫の実家、になる 小田原の三淵邸=現・甘柑荘の認知度も上がってきたのでしょう、「見学者さんが増えてきてます」と伺いました。

(↑壁に来年の 講演会や写真展の 告知ポスターが貼られていました。)

館内の展示物も増えてました。

↑お写真、↓家系図、、、

(↑なるほど、お軸になっているお手紙の送り主「石渡鉚子」さんは 「忠彦さんの娘 多摩さん」の「お姑さん」なんですね)

時に_
毎回拝見している お軸になっているお手紙ですが・・・

↑これまでは「大好物」位しか読めておりませんでした^^;) が
↓今回は 印字した文(読み下し文?)を見せて頂けました。

<抜粋>
「御地名産ささ梅 送り給わり有難く御受け申し上げます 私事 大好物の事とて 楽しみに頂きます」

↑そうか「石渡鉚子さん」が 忠彦さんの妻「静さん」から贈られたのは小田原の ささ梅 だったんですねー。(最後の「御もとに」という結びが 古めかしくもあたたかく 良いですね^^)

時に_
「御地名産ささ梅」_ 私 昔 松坂屋本店さんのものを・・・ 食べております。
https://blog.goo.ne.jp/numabe3/s/%E7%AC%B9%E6%A2%85


(↑「登録商標 笹梅 / 神奈川県指定銘菓」だったんですね!)


↑思い出せませんが(自分のブログによると) 「懐かしい味」 だったようです^^;)

なんだか お手紙に登場するおばあ様と ちょっぴり仲良くなれたような? 不思議な気持ちがしております。


お茶を頂きましょう。

白木の棚の上には ツワブキ。


目の前で先生が点てて下さったお茶を 半東さんがお菓子と一緒に 一人分ずつ お盆で出して下さいます。

お菓子は「ちん里う(チンリュウ)本店の梅しぐれ」だそうです。(へーっ ちん里うさんが お菓子を出されていたとは! 小田原市民なのに知りませんでしたー。  又このお菓子、お軸のお手紙にあった「ささ梅」を思い出させますね。 _そういえば... ここ甘柑荘に初めて伺った時のお茶のお席のお菓子は 右京さんの「のし梅」でしたっけ。 今頃「先生は お菓子に お手紙(←お軸)にふさわしいものを 選ばれていたのだわ」でした。

お菓子もお茶も 大変おいしゅうございました。/ (先生 半東さん ありがとうございました。)



最後に館内を一回り_。(展示物が並べられている 掘りごたつの間は 人が多く 写真は自粛 しております_)

(↑畳に映っているのは簾戸(スド)の陰。)


お庭も拝見。


(↑あれ? 蜜柑を撮ったつもりが・・・ 黄色が全然目立ってませんね 失敗ー^^;)

おしまい。