八幡山古郭(ハチマンヤマコカク)東曲輪(ヒガシクルワ) | (又)おだわらぐらし はじめました

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てくてく
小田原城址公園の南の濠渕を歩いています。(お茶壺橋まで歩いた散策の つづき、です)

↓道脇に立つ「小田原城址」の説明板。

↑「総構(ソウガマエ)」という 空堀と土塁で城下町ごと囲んだ戦国時代の小田原城(石垣をもっていなかった)と、 今も残る江戸時代の 石垣で囲まれた天守閣を中心とする近世の小田原城、について書かれています。

上の地図にもある お城の 線路を挟んだ向かい側、になる「東曲輪(ヒガシクルワ)」へ行ってみましょう。(実はまだ行った事がないんですよー)


報徳二宮神社(江戸末期に小田原藩の経済問題に立ち向かった二宮尊徳が祀られています)の鳥居。

↓道を挟んだ南側に「報徳博物館」。(社名や博物館の名にもなっている「報徳」は 二宮尊徳さんの思想に対し藩主・大久保忠真が評価してかけた言葉で 元は論語からきている、そうな。)

緩やかな坂道を 八幡山(現在の地名的には「城山」)の方へ。

車道と城址公園の境界には梅の木が並んでいます。


↓道の反対側_。以前 県立小田原城内高等学校(旧 小田原女子高等学校)があった場所、 今は「国際医療福祉大学 小田原キャンパス 城内校舎」になっています。


尚進むとー


前方に藤棚が見えてきた。ここは城址公園の西南角地。

土塁を上がります。

上がった場所は 県道73号線の トンネルの「上」になります。

南の小山には 国際医療福祉大学の北門があります。


北へ向かうと・・・

在来線のトンネルの上に出ます。

(左が「箱根登山鉄道」、右が「JR東海道線」/ 因みに新幹線のトンネルは80m程左、になります。)



車道に戻ったところー。

少し山側に小田原競輪場。

競輪場も 只今はコロナで閉鎖中ー・・・。

(↓搬入用ゲイト、ですかね?)

(↓あ、ゴミ収集車だ。/ 車輌幕によると小田原市指定回収事業者さん、とのこと。)


少し戻って、線路脇から小田原城を見たところー。


(↑天守閣の西のフェイスになります)

城山(地名)、に上がります。 戦国時代の小田原城はこの 城山 にあったんですって。 (現在小田原高校の建つあたりが「八幡山古郭跡」と呼ばれる 北条氏の時代の小田原城の中心となる建屋群があったと考えられている場所、だそう。/ 因みに今はありませんが かつてはこの山に 北条氏が鎌倉から勧請した八幡社があったと言います。「八幡山」はその社と それに因む「八幡曲輪」があった事からきているようですね。)



↑この城山の東の 曲輪が連なる斜面地には 「マンションが建・・・」ちかけていました。が遺構として保存すべき という声が上がり 建設計画は中止になったと聞きます。

階段をのぼり詰めたところには

小さな曲輪が。


どんな 眺め?

正面に 江戸時代のお城の天守閣。

↓説明板。

「東曲輪は八幡山古郭の東寄りに位置します。平成17年(2005)に行われた発掘調査では、16世紀代の半地下式の倉庫等と考えられる方形竪穴状遺構や掘立柱建物跡が発見されたことから、戦国時代にはこうした施設を伴う曲輪のひとつであったと考えられます。また縄文時代の土器や石鏃が出土したほか、古墳時代の方形周溝墓も発見されたことなどから、八幡山一帯では古くから人々の生活が行われていた事がわかりました。
 東曲輪からは、西方に天正18年(1590)の小田原合戦の時に豊臣秀吉が本陣をすえた石垣山一夜城を望む事ができます。
 さらに東には、天守閣を中心に周囲に広がる小田原城下を望むことができるなど、小田原合戦の歴史の舞台や城と城下町の様子を通して、戦国時代や江戸時代の小田原城の歴史を知る上で大変貴重な場所といえます。
 この土地は市民の熱意や関係者の理解と協力のもとに小田原市が取得し、国の史跡として将来にわたって保存されることとなりました。/ 平成18年1月26日」 / へ~。(マンションの建設計画がもちあがったから それに先立って発掘調査が行われた~、のかな?もしそうなら 曲輪跡が見つかったのは「マンション建設計画のおかげ」? 何にしても保存されてよかったですー)

(↑説明板の右の写真部分)

柵から見下ろすと、こんな感じ。




(↑左奥に 小田原駅の屋根がチラと)

南側はこんな感じ。(チラっと海)


さて 下りて参りましょう。


下からから見上げた 東曲輪。


下にあった説明板。

「八幡山古郭・総構(ソウガマエ)」について書かれています。

(いやー 未発掘の箇所 沢山あるんだろうなー・・・)))

_ とこんなのが 東曲輪跡とその周辺 なのでしたー。/ おしまい。