●船車童子(せんしゃどうじ)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)
弁才天に近侍する「弁才十六童子」の中の一尊。
別名を「光明童子」。本地仏は薬上菩薩。
傍に車を置き、右手で河から船を曳いて、左手で
宝珠を捧ぐ。
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以上のような尊です。
「法眞山 妙昌寺」さんのHPには、弁財天十六童子
(HPでは十五童子)としての役割として、
「船車を持つ、交通安全の神」とありました。
船と車なので、自動車の交通安全に限らず、船舶の
航行に関しても守護頂ける尊かと。
ただまぁ真言が分からないので、
航海に限って言えば金毘羅権現(宮毘羅大将)さまを
崇敬する法もあるので、必ずしもこの童子に依らなくても
よかったりしますけどね・・・・。
印形は外獅子印とありました。
右の人差し指を左の人差し指で絡め、
左の中指を右の中指で絡め、他の指同士は合わせます。
ややこしい組み方ですが、
九字法をご存知の方には楽勝ですかね。