HOODのブログ -83ページ目

猫の扱い


じっくりと猫を見る。猫は人間の女のよりも、気まぐれで天性のツンデレだ。

そっと手を差し出してみた。片方の猫が興味を示し、ペロリと指先を舐めた。


ゾロリとした皮膚感覚が走る。猫は私の指を甘噛みしながら、舐めたり噛んだりする。どうやら私を気に入ったようだ。
首筋や肩を撫でてやると嬉しそうに目を細めた。

『できるだけ、長生きしろよ』と猫に話かける。

野良猫の寿命は地域にもよるが、餌の確保があれば五年くらいは生きる。病気や事故、苛めに会わなければ寿命を伸ばす事もある。

飼い猫で十数年だと聞いた事があって、十八年生きた猫は飼い主の話を理解していたと云う。


猫を見かけると話しかけてみると良い。
犬と違い、こちらの声が聞こえない振りを見せたりする。
しかし、耳はこちらに向けているので、逃さず聞いているのだ。

以前、猫と暮らしていた頃に『お前、雀ばっかり捕らないで、たまには家に巣食うネズミも持ってきたら、どうなんだ…』と嫌味を言ったら、翌朝、私の枕元に子ネズミの死骸が二つ置いてあった。

女の扱い


撮影泣かせの被写体。それは白い犬、黒い猫だ。露出が決めにくく、しかも気まぐれに動く。こんな夕暮れに招き猫宜しく、仲良く並んでいるのは結構だが…やはり気まぐれな猫の撮影は一瞬が勝負だ。それは、ある意味で女の撮影と似ている。女って裏表側が変化するからね。そうは言っても、私は女の扱いは一生解らないままで終わるだろう。

昔、『お前に女の扱い方を教えてやる!』と私に豪語した方がいたが、結局は教えて貰わないままあった。


せめて、中世絵画のように写真の上で『絶世の美女』を一枚くらいは残しておこうか。そうして、数百年後に高額で取引される私の写真…。

私と私の間にある隙間


ニュース番組を見ながらチャチ入れて…それが我々オッサン達の飲み方。それは居酒屋で見慣れた風景だ。しかし、なぜに男は社会に対して世慣れたいのか。


最近、どうにも解せない。

たぶん、私が若い…というよりも『世間を知らない』からだろう。むしろ、あまり知りたくないというのが本音である。
私には自分の意見すら、ましてや他人の見識、周囲の空気…すべて『どうでも良い事だ』と思う。


下らない話で盛り上がるくらいならば、一人で舞台に上がって謡の稽古するとか、見知らぬ街でスナップ撮影する方が気楽である。ふらりと食堂に入りラーメンやカツ丼を食べる。

阿呆かも知れないが私の人生は、そんな旅で良い。