人は去ってゆく
花散る憂い。
趣味は読書…それ自体は悪くはない。
だが、本には容易く読める本、脳内をフル回転させながら読む本の二つに大別される。後者、頂上が安易には見えない本を読了する作業が一つの経験となる。脳内の知識を総動員して言語と文章を積み上げて自分で解釈する。
最新の知識や情報を翻訳で読めるという事が日本に育った恩恵であったと思う。
しかし、その恩恵が危うい。近年、英語教育の推進事業によって大学の授業やゼミ、課外学習が英語で進められる時代が幕を開けようとしている。理系文系を問わず、いずれ最先端の学問の英語化は避けられようもないらしい。
これは杞憂だろうか。
その危うい気持ちを書き述べるには冷静さを欠くが、古典芸能の末端に身を置く一人として、しばらく考察してみたい…そんな心情さえある。






