屋台ラーメン
コマーシャルで宣伝している中華スープの缶。いかにも調味料的な商品だし、『あれって、美味しいの?』という印象だった。
幾人かの料理関係者に質問しても、『自分で使ってみれば…』あるいは『味の素で足りる』、『素人向けだね』など今一つの回答であったが、あるラーメン屋の女将さんから『私が説明するよりも、料理好きなら使ってみれば、色々と発見があるよ』というアドバイスを頂いた。
実家に戻り、食事環境の変化もあり…初めて使ってみた。
『男は新しいのを選ぶのよ…』まだ若いのに、妙に脂ぎって年増の色気を発する早見あかりが脳裏に浮かぶが、まずは『お得なカンカン』を買う。
生ラーメンを茹でて、大さじ一杯のスープペースト、同二杯分の醤油を沸かした湯で溶いてスープを作り、茹で上げた麺を入れる。
刻みネギを乗せて完成…試食。
不味くはない。むしろ、美味い。
まさしく、高速のサービスエリアや場末の大衆食堂のラーメン、都内の屋台ラーメンに近い味わい。
『あの屋台ラーメン、こんな味だったよ。』
確かに別売りのラーメンスープより格安で、これほどとは思わなかった。『宅飲み』ならぬ自炊で『宅麺』という事か…。
そう言えば、以前は都内で見掛けた屋台ラーメン屋、近年見掛けなくなったように思う。何か規制でもあるのだろうか。屋台ラーメンって、けっして美味くはないんだけど、深夜の屋台には雰囲気があって独特の世界観だった。
Everydayカチューシャ
砂浜は♪
部屋に引きこもり相変わらず小仕事。
夕方、近所のゲオ(レンタル&中古屋)で『Every day カチューシャ』を僅かな金額で入手。※以下、エビカツと称す。
『エビカツ』に限らずグループのシングルは大量に買われて、保管に窮したファンに処分される作品群だけに、現在は中古価格はないに等しい。しかし、それは今の間だけに違いないと私は思っている。
ぇえ、良い曲ですよ…『エビカツ』
♪カチューシャしてる君に、僕は長い恋愛中。同じクラス出会った日から、きれいになった今日まで、ずっと…季節、何度巡っても…♪
『Every day カチューシャ』作詞秋元康・作曲井上ヨシマサ
こういうの、記憶の彼岸に流してしまったが、たまには悪くはない。
昨夜、フジテレビの深夜報道番組『ユアタイム』で、珍しく桑田佳祐のインタビュー特番が組まれていて、『愛という言葉、中高年になって口にすると、そこで愛が終わる』…と述べていて、少し紙ヤスリで撫でられたような痛みが走った。
自分で言葉にせず、誰かに語ってもらう以外に、老いの身には『愛』に触れる行為の選択がない。
秋元康が描いた『エビカツ』の少年の独白は、ふと大人の顔(価値観)を見せている。
いつか…青春は閉じられる。会いたくても会えなくなるし、その記憶さえ忘却してゆく。何が最後に残るのだろう。
…秋元の詞は『恋は、きっと、いつか気づくものさ♪』と自らと相手の想いに託して終わる。ここに、私は作者による諦観の一つを見る。
『エビカツ』は、楽曲としても某曲をリスペクト(パクリとは言わないよ)していて、アレンジの伏線があって聞いていて楽しいよ。


