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星恋…七夕

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かって江戸では七夕祭りには、軒先に笹に飾り付けをした竿を立てた…と伝えられる。それは、一服の夏風景、涼風であったろう。

写真は不忍池、七夕も過ぎた頃。晩夏の夕暮れに風が水面を凪ぐ。ただ眺めるようでもあり、佇むばかりの一羽の鷺。

波紋を描いてゆく波は、夏の終わりを教えてくれた。

キヤノンAE1・シグマ35~135ズーム…何ともジャンクな組み合わせ。2001・8/27

旅の終わりに。

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せっかくブログ更新で書いた文章、原因不明で更新が果たせず、写真を付けた場合ほとんどが更新されなくなった。

このブログ読んでいる人、たぶん知人・関係者を含めて数名くらいと思われるが…予め、お断りしておかねばなるまい。


諸君。我々の旅は終わりだ…と。

人は百代の過客と称したのは確か芭蕉であったが、この駄ブログも終焉が近いという事か。

スマホに更新して、新たに開始するか…そういう時期なのだろう。

星恋


水戸・銀杏坂にある古書店『とらや書店』にて昭和二十一年に出版された俳句と随筆本を見つけた。

山口誓子・野尻抱影著『星恋』鎌倉書房。
著者野尻抱影は星座研究者の一人であり、戦前からの天文を主題とした随筆家。
また作家大佛次郎の弟でもある。

野尻、山口ともに戦時下で息を潜めた文学者であり、この本も戦後いち早くに編集された。

天体に造詣の深い野尻が、エッセイに合わせて星にまつわる山口の俳句を収集。野尻による紀行文は戦前の日本風景、旅の様子を伝えている。汽車旅が主体であった当時、その旅の風景には必ず列車の汽笛が効果音として息づく。そういう響きが旅を演出しているのだ。

志賀直哉の『暗夜行路』、宮沢賢治の『銀河鉄道』も蒸気機関車の存在があって、初めて文体に詩情が生まれる。目的地に向かうまでの道中も、また旅のひとつであったに違いない。