屋台ラーメン
コマーシャルで宣伝している中華スープの缶。いかにも調味料的な商品だし、『あれって、美味しいの?』という印象だった。
幾人かの料理関係者に質問しても、『自分で使ってみれば…』あるいは『味の素で足りる』、『素人向けだね』など今一つの回答であったが、あるラーメン屋の女将さんから『私が説明するよりも、料理好きなら使ってみれば、色々と発見があるよ』というアドバイスを頂いた。
実家に戻り、食事環境の変化もあり…初めて使ってみた。
『男は新しいのを選ぶのよ…』まだ若いのに、妙に脂ぎって年増の色気を発する早見あかりが脳裏に浮かぶが、まずは『お得なカンカン』を買う。
生ラーメンを茹でて、大さじ一杯のスープペースト、同二杯分の醤油を沸かした湯で溶いてスープを作り、茹で上げた麺を入れる。
刻みネギを乗せて完成…試食。
不味くはない。むしろ、美味い。
まさしく、高速のサービスエリアや場末の大衆食堂のラーメン、都内の屋台ラーメンに近い味わい。
『あの屋台ラーメン、こんな味だったよ。』
確かに別売りのラーメンスープより格安で、これほどとは思わなかった。『宅飲み』ならぬ自炊で『宅麺』という事か…。
そう言えば、以前は都内で見掛けた屋台ラーメン屋、近年見掛けなくなったように思う。何か規制でもあるのだろうか。屋台ラーメンって、けっして美味くはないんだけど、深夜の屋台には雰囲気があって独特の世界観だった。
