秋の味覚
仕事に向かう駅までの道すがら。
公園の森でキノコが生えていた。この黄色いキノコは何だ…?
切り株の方は野生のキクラゲに違いない。野生のキクラゲは意外と公園や路肩に自生している。
黄色いのが、黄金茸ならば美味いキノコなのだが…。
実は、私は『松茸』が体に合わない。この時期、幾度となく他人に説明をしている事か。ちょっとしたお席やお弁当、親戚同士の旅行先に、下手をすれば、『秋の味覚』として『松茸』尽くしだ。
体に合わないというより、救急車騒ぎとなるくらい辛い。
いわゆるアナフェラキシー症状、ショック症状となる。
十万人に一人の確率で、似たような人がいるのだとか。
子供の頃、父親が会社の課会で買ってきた国産の松茸を食べた時は絶妙に美味かった。松茸ご飯は美味しい…と記憶している。
だが、その後はいけない。二度中毒をしてからは、食べていない。今や、香りすら苦手である。
野生のキノコ食で、様々な種類の得体の知れないヤツを食べたが、一番美味かったのは『獅子茸』という種類。何とも表現のできない香りが本当にキノコの旨味だった。
しかし、松茸だけは…受け付けないようだ。
脳内旅行
先週週末から仕事や行事が立て込み、疲労、怒りなど心身ともに苦痛が重なり、ついに脳内フリーズ。ブログは全く何も書けなくなった。
疲労と腰痛は、まずは休めば取れるだろう。
怒りは、お互い様と思えば静まる時があるはずだ。
で…ちょっと気晴らしに意味もなく電車に乗っている。
本人さえ、行く先を知らない。
気が向いたら降りて泊まる宿を探す。
実は一つ行ってみたい場所がある。
福島県を走る磐越東線の駅に江田という場所がある。渓谷を控えた山あいの駅で、以前は信号所と呼ばれる施設であった。
特別、そこに縁があるわけではない。
しかし、何故か駅前にはひっそりと食堂があったように記憶する。人がいるのだから、どこかに泊まる宿くらいあるだろう。
可能ならば冬近い季節がいい。渓谷の紅葉も落ちて閑散とした冬景色を見たい。
そういう妄想をしながら、部屋で眠る。
引きこもり旅行…脳内旅行ならば無料。
しかし、苛つくばかりで疲れは取れない。
早く眠れ…と。
言い聞かせて、夜。
出撃前
夕方から撮影仕事が一つ。
今朝、本日付けのご依頼であったので、とりあえず準備してゆく。
部屋にゴロンと寝転がって、少し眠る。キッチンの水道が緩いのか水滴の音が規則正しく響く。
その水滴の拍に合わせて、舞台稽古で謡っている能『田村』をなぞる。ちょうど、拍子のキレがよく合う。
うん…いいぞ。
で…眠くなり、意識失う。意識が薄れながら、謡いを追う。
一種の睡眠学習。
写メは有名な日本海海戦の告示。
東郷平八郎による書。
一つは美術サイトで拾ったもの。
もう一つは、某所で撮影されたもの。
似たようで、似てないよね。
東郷という人は、丁寧な性格であろうと私は推測している。
豪放磊落な船乗りではあるまい。
その意味でサイトの軸は真筆と見る。
某所のは、別の人物が書いた書ではあるまいか…など。
この一戦…の『一』が、きれいに真っ直ぐであるか、ないか。
その辺りに、東郷という人を思ったりする。




