謡本
いわゆる『謡本』という書籍である。
時に楽譜となり、詞章を記した台本でもある。
観世流大成版謡本五番綴…とも云う。
謡曲を五番組にして
四十数冊あまり。私は、これを学生時代に古物市で五千円で入手した。
しかも…この版は昭和十八年五月とある。
そうだ、太平洋戦争最中に作成されたロットである
日米が南ソロモン海域で血みどろの戦いを繰り返していた時期だ。
。
まだ物資が尽きる前に職人が綴じた本であり、戦時の空襲や戦後の混乱にも廃棄されず、私の手元に来た。
和紙による製本の正しさ、経年変化に対応した強さは趣味の本とは思えないほどの『伝統工芸』である。たぶん、傍らで私の人生を看取るのは、この謡本達であろう。
しかし、一つだけ問題を抱えている。
能には天皇や皇子が主人公の作品が幾つかある。その代表が、能『蝉丸』であり『玄象』(上とも。げんじょう)という曲。
蝉丸は詞章が変更され、玄象は…曲自体がない。当局や軍部による統制で削られたのだ。
天皇家を役者が演ずる事は『不敬罪』である…そういう権威を具象した証として、当時は制約を受けていた。
その名残が、この謡本等にはある。
※玄象は優雅かつ不思議な曲で、村上天皇がシテ、竜神がツレ。主題は琵琶と音楽をテーマ。詳細はまた。いつか。
病み上がり…ハート・エレキ
ぐずぐずと風邪は抜けず、発熱やら鼻水、喘息性の発作…で乗り切れない毎日。
夕方には部屋へ戻り、早々に引きこもる。基本、テレビは見ないのでPV見ながら、納品や写真の作業をする。
拾ってきた写メは、私イチ推しの峯岸みなみ&岡田彩花。
岡田彩花は昨日の六日が誕生日だったとか…十五歳!
岡田彩花は、最近になり注目しているメンの一人。
まだアイドルタレントとしての自信というのか、自覚を持てない素人あがりの表情を見せるが、将来は超選抜に入る可能性を秘める。
清純な艶、真っ白な絹布を広げたような色気がある。ウェディングドレスの色気…だな。
その辺り、強い確信さえ所持すれば楽しみなメンバー。
この写真は、珍しく、こちらに向けた目に力がある。誕生日の感涙か…と見たが、どうも違うようだ。峯岸の背中に回している手が強く意志的だ。
こうして、言葉や表情に隙の無い凄みが付けば、面白いんだけどね…。


