HOODのブログ -21ページ目

鴫野・八剱神社





撮影仕事を頂いて大阪某所。

私は大阪の街を散策するのは初めてであり、ちょっした感慨も含めて大阪を堪能できた。

今春に大阪行きが決定して、どうしても訪ねたかったのが鴫野・八剱神社だ。現在、放送中の大河ドラマ『真田丸』でも紹介されたが、『八剱神社』は大阪冬の陣において上杉景勝本陣が設けられたと伝えられる。とにかく、その地に行って大阪城方面を眺めたかった。この地にて、大阪方守備隊を攻める上杉・佐竹方の連合軍は川と湿地帯を挟んで堤沿いに、猛烈な銃撃戦を展開した…という。
鴫野は城北側に位置し京都方面の玄関口でもある拠点である。
この地を当時の地図で見ると、一つ戦略的展開として上杉・佐竹側、そして徳川方も危うい綱渡りをしている事が理解できる。

万が一にも鴫野・今福に展開する上杉・佐竹の部隊が大阪方に寝返れば、徳川方は京都方面の口を塞がれる。古来、戦場の北側を制する者が勝者となる…とされるくらいに要であるらしい。

今回、八剱神社の宮司・荒木氏より資料などの丁寧な説明を
頂いて、有意義な時間も過ごせた。旅先では、人との縁が何より貴重なのだと実感した。


そして、やはり…ここは一つ。先人の歩いた場所は子孫の一人として『意を決して、徒歩で大阪城へ向かえ!』である。歩かねば、実感は得られない…はずだ。

現在は建物で視界に入らない大阪城だが、当時は鴫野の川堤から望遠出来たと思われる。

ひとまず…戦場であった大和川を目指す。

百舌鳥が鳴く


サトウハチロー作詞『小さい秋みつけた』に、『…呼んでる口笛、百舌鳥の声』…鬼ごっこをする子供達、その歓声に百舌鳥の鳴き声を情景として織り込んでいる。
時刻は夕暮れ、詩には『…むかしの、むかしの風見の鳥の、ぼやけたとさかに、はぜの葉ひとつ、はぜの葉あかくて入日色…』とあるからだ。はぜの葉はウルシに似た葉で、秋に赤く色付く。


さて…小さな疑問がある。実家の庭に来る百舌鳥は早朝に鳴き声を発するが、夕方には近所の電線に止まっているのだけで、さっぱり鳴かない。

むしろ、百舌鳥の代わりに鳴くのはヒヨドリだ。

ハチローの詩を考えると、鬼ごっこをする子供の歓声を百舌鳥になぞらえた、とも考察出来る。

そのくらい早朝の百舌鳥は印象的な激しさで感情を主張する。
子供の遊ぶ声も、あの叫び声が嫌いな人には辛いものだろう。
百舌鳥、子供の歓声は共に感情は野生に近い。そういう爆発がある。

社会の殻を被い、すました顔で暮らす大人とは異なり、子供は無邪気であり、時に百舌鳥の早贄にも似て、子供の悪戯は胸が痛むくらいに残酷だ。

今年も百舌鳥が飛来した

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初冬。庭先のバラに百舌鳥の早贄を見つけた。一昨年はトカゲだったが、今年はトンボ。

早贄の位置、高さで冬の積雪が予想出来る…という俗説が東北地方にはある。


一昨年は関東地方も記録的大雪で、確かに早贄の位置まで積雪があった。今年は、さらに高い場所の梢に早贄だ。さらに大雪になるのか。どうなのだろう。


ともあれ、早贄の仕事をした百舌鳥は早朝に一度庭にやってきては、縄張りを主張するような叫び声やら鳴き声を上げる。

百舌鳥の鳴き声は、様々なバージョンがあるので一様ではない。大きさは小柄だがガッシリとした嘴や体型が特徴的で、枝に止まる姿は見ていて興味が尽きない鳥だ。


飛行機に例えるならば俊敏な運動性能を誇る戦闘機であり、間延びした雰囲気は皆無だ。あるいは『男子勝りのスポーツ美少女』と言った方がビジュアル的だろう。