鴫野・八剱神社 | HOODのブログ

鴫野・八剱神社





撮影仕事を頂いて大阪某所。

私は大阪の街を散策するのは初めてであり、ちょっした感慨も含めて大阪を堪能できた。

今春に大阪行きが決定して、どうしても訪ねたかったのが鴫野・八剱神社だ。現在、放送中の大河ドラマ『真田丸』でも紹介されたが、『八剱神社』は大阪冬の陣において上杉景勝本陣が設けられたと伝えられる。とにかく、その地に行って大阪城方面を眺めたかった。この地にて、大阪方守備隊を攻める上杉・佐竹方の連合軍は川と湿地帯を挟んで堤沿いに、猛烈な銃撃戦を展開した…という。
鴫野は城北側に位置し京都方面の玄関口でもある拠点である。
この地を当時の地図で見ると、一つ戦略的展開として上杉・佐竹側、そして徳川方も危うい綱渡りをしている事が理解できる。

万が一にも鴫野・今福に展開する上杉・佐竹の部隊が大阪方に寝返れば、徳川方は京都方面の口を塞がれる。古来、戦場の北側を制する者が勝者となる…とされるくらいに要であるらしい。

今回、八剱神社の宮司・荒木氏より資料などの丁寧な説明を
頂いて、有意義な時間も過ごせた。旅先では、人との縁が何より貴重なのだと実感した。


そして、やはり…ここは一つ。先人の歩いた場所は子孫の一人として『意を決して、徒歩で大阪城へ向かえ!』である。歩かねば、実感は得られない…はずだ。

現在は建物で視界に入らない大阪城だが、当時は鴫野の川堤から望遠出来たと思われる。

ひとまず…戦場であった大和川を目指す。