HOODのブログ -102ページ目

初期メン&初期型

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一応の調整をしたミノルタSR1を無茶振りして街頭スナップに連れ出した。使うレンズは標準の55ミリ、f1.8。ピントも微妙だが、還暦間近のカメラ&レンズのコンビは、当世の街や風俗を写し出してくれた…。

だが…やはり、初期型SR1には酷なミッションであったようで
調子は上がらない。

何とか撮影出来たのはカメラとしての根性、責任感であったようだ。いずれ、遠くない機会を作って
修理業者に調整をして貰おう。

私には、それだけの価値があるカメラなのだ。修理代金より新しい台を探すのも手だが、初期型に関しては無二の一台だけで良い。


ところで、私の撮影した街角には点景として必ず女性がいるショットが多い。主人公は家族や男性でも、風景を探すと写り込んでいる。それは一つのスパイスであり、今の時代性や未来を女性に見ているから…と下手な理屈を付ける。

写真一枚目、例えばスナップ写真的構成や絵柄を考えると、親子、子供の姿は大きい。何しろ、この幼子が私の年代になる頃には、彼を写したカメラもレンズ、撮影者もいないのだ。

…その時、君が見ている日本は、君が足を踏みしめて歩ける社会なのか。ずっと、どこまでも歩いて行ける道がある事を祈る…私の写真に、そういう希望や家族の幸せが少しだけ記録されていれば、それで満足。

初期型の整備




初期型SR1(以下、初期型と表記)は思い付きながら注油、シャッターギア調整など無謀なカメラ弄りの結果、現状から動態、さらに限定使用可能まで状態を取り戻した。

メッキ仕上げの美しさ、作動の滑らかさなど思いの外に凝ったカメラと言える。
しかし、使えるようになれば別の問題が生まれてきた。


『不変のロッコールマウント?』…初期型は後期型と異なり、半自動絞という過渡期的なレンズ構造である。その使用レンズの一つが55ミリ・f2だ。レンズには半絞に対応した絞りレバーがあり、カメラ側のカプラーと連繋で作動する。

この初期型対応のレンズレバーは後期型とカメラカプラー位置が微妙に合わず作動不良を起こす。そのため、このレバーを外して絞込み測光で使用せざるを得ない。内部構造が違う以上に、初期型・後期型はシステム的な同一の使用が不可能だったのではないか…という疑問が浮かぶ。

私の初期型は調整未完成な箇所があり万全とは言えない。加えて、初期メン対応のレンズは絞込むとピント位置が移動するという…近所のカメラ屋主人が教えてくれた話だ。

それは古いミノルタのレンズにある欠点の一つなのだとか。
写真一枚目はレンズの絞レバーのピンを外した穴。こうして絞込みで使うのだが、確かに撮影したプリントでもピント位置の移動は実感していた。

2枚目はミラー作動を伝える箇所。ペンタックスは、この辺りの部品を大きく構成していて素人目にも解りやすいが、ミノルタは『いわゆる小骨が多い』のだ。細いスプリングで各部品に作動を伝達や連繋をする辺りに、設計者たちが考え抜いた末の真面目さがある。

初期メン推し

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昨日は早朝より忙殺。朝方、ようやく疲れが取れてきて…毛布の中で漠然と考える。もちろん、仕事の反省ではない。

あの初期型SR1、何とか使えるように整備出来ないものか。業者に依頼すれば終わる話だが…

問題1、巻き上げ軸のカニ目が固く外れない。

問題2、へたれ気味のシャッター後幕が遅い。軸調整をすべきなのか。

問題3、ファインダー&プリズムが汚れている。しかし、問題1が解決せねば作業は不可能。


まずは2だけでも解決を探るか。
上カバーが外せれば、必要な箇所に注油が可能だが、他に手段はないのか。そこで、ひとまずカバー内部品に注油を企てる。

それが、上カバーとボディを結ぶネジ穴。このネジ穴から、当たりを付けて針を通じて、部品付近に注油を敢行…した。


『無謀な注油は、カメラを大切にする人は真似しないで下さい』

注油は一見、巧く行ったようにも思える。しかし、やはり動きは甘い。後期型の作動音とは比べ物にならない。

やはり…やるか。


まず下カバーを外し、下段の軸ギア、後幕のテンションギアを止めているストッパー軸を緩める。当然ながら、ここは逆ネジになっている。
ヌルリとした感触があってストッパーが緩み、ギア軸のテンションが外れた。ここで試しに巻き上げてもスコッと抜けるだけになり、後幕は開かない。

再び、少し加減を加えながらテンションをあげてゆくが、上げすぎると間違いなく幕は軸から破れて切れるに違いない。

カチカチカチ、クリック振動をドライバーの先に感じながら軸を巻き上げる。

欲を上げれば、もう少しテンションを上げたかったが…切らせては意味がないから深追いはしない。

作業前より若干強くなった辺りで作業を終えた。

初期型はメッキ仕上げの美しさがひときわに光る。そういう魅力も手伝って、何とか再実用化まで到達したい。


近いうちに精密工作のカニ目買おう。ファインダーが綺麗になれば気分も良くなるはず。